電ファミ編集部
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株式会社MBSメディアホールディングスが2月29日に発表したプレスリリース「
株式会社闇の増資と資本業務提携、および当社による闇の子会社化について」が、SNSなどで話題になっている。
今回発表されたプレスリリースは、MBSメディアホールディングスのグループ会社である、ホラーコンテンツの企画・製作・開発などを手掛ける株式会社闇が、株式会社UNITED PRODUCTIONS(以下UP社)を引受先として第三者割当増資を行う資本業務提携契約を締結したこと、およびMBSメディアホールディングスによる闇の子会社化を報告したものだ。
プレスリリース内では、「闇の増資と資本業務提携」「当社による闇の子会社化」「闇への継続的な支援体制」「闇の事業拡大」など不穏な文章が並ぶが、けっしてMBSメディアホールディングスやUP社が何らかの闇の組織に属しているわけではなく、「闇」はれっきとした会社名である。
ただ、正式なプレスリリース文に掲載された「闇」にまつわる様々なパワーワードはSNSなどでも反響を呼び、Xでは「何事かと思った」「字面が怖い」「ジワジワくる」など、「闇」に対するツッコミが相次いだ。
弊社の社名のせいで変なプレスリリースとして受け止められてる件については、弊社に反省の余地があると思いつつも、本文の字面めちゃ面白いなと思っております https://t.co/8PeSSvGfTC
— 頓花聖太郎💀株式会社闇 (@tonka1981jp) March 4, 2024
また、闇の代表取締役副社長を務める頓花聖太郎氏も、本件についてXで反応。「(社名について)弊社に反省の余地があると思いつつも、本文の字面めちゃ面白いなと思っております」とコメントを寄せている。
あらためて株式会社闇について説明しておくと、同社はホラーとテクノロジーを掛け合わせた「ホラテク」を基軸に据え、新しいホラーエンタメを体験できる先鋭的なコンテンツを数多く制作してきた会社だ。
2023年に開催された、ホラー作家の梨氏とコラボした考察型展覧会「その怪文書を読みましたか」はSNSでも大きな話題を呼び、チケットは販売開始後即完売するなど、好評を博した。
そんな株式会社闇には公式サイトも存在しているが、これ自体もホラーコンテンツとして作り込まれており、かなりクオリティが高い。ホラー好きの方は一見の価値ありだ。なお、サイトのURLは“https://death.co.jp/”となっており、ドメイン名まで怖い。
また、弊誌では本件について株式会社闇に取材を実施。いただいたコメントを以下に掲載する。
<プレスの発表について>
昨日、UNITED PRODUCTIONSとの資本業務提携、またMBSホールディングスの子会社化という発表がありました。私たち闇は、これまでホラー専門のクリエイティブカンパニーとして、単に恐怖を提供するだけではなく、深い物語と最新テクノロジーの融合を追求してきました。この長年の取り組みに、新たな提携と関係性の強化が加わることで、私たちの夢である、世界を震え上がらせるホラー作品を生み出す準備が、いよいよ整ったと考えています。<盛り上がりを受けての感想>
正直、まさかこんな形で話題化するとは思っていませんでした。
確かにプレスリリースを確認した際に「表現が面白いな」と一人ほくそ笑んでいたのは事実ですが…。
とはいえ、やはり自社の社名ですから見慣れている部分もありました。
今、改めて読み直すと確かに違和感しか無いです。個人的には「闇の事業拡大」が好きです。
この機会に闇についてもっと知ってほしいので、闇のウェブサイトも見ていただけると幸いです。<今後の闇についての感想>
これから闇は世界を狙っていきたいと思います。
ホラーコンテンツは「日本発だからこそ」生み出せる価値がまだまだあると考えています。
またAI時代が到来し、より個人にカスタマイズされた形で、よりリアルタイムを活かして没入させる、今までにないホラーエンターテインメントが生み出せる土壌が整ってきました。
今回のチャンスを活かして、闇が世界中を震え上がらせる、そんな未来を実現させていきます。
これからの闇の挑戦にぜひご期待ください!
電ファミ編集部
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