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numan用語集「蛇化現象」

蛇化現象(へびかげんしょう)

「蛇化現象」の意味

「蛇化現象」(へびかげんしょう)とは、TikTokを中心に流行している用語。
パートナーに対して「恋は盲目」状態になっており、相手を全肯定している状態を指す。自分のパートナーが自分の味方であり続けてくれることは、何よりも嬉しいことであり、自分自身やパートナーが「蛇化」しているということは、幸せな状態であるという意味をもつ。

後述する「蛇化現象」が誕生する元用語となった「蛙化現象」に比べ、「蛇化現象」という状態は、パートナーがいる人にとっては好ましい状態である、といえそうだ。相手を全肯定し支持し続けることで、お互いの関係が強化され、より深い絆を築くことができるからである。

TikTokでは、このようなポジティブなメッセージを発信する動画がバイラル化しやすい傾向にある。実際に、Z世代を中心にメンタルヘルスやセルフケアを啓蒙するためのポジティブな動画も多く存在し、アメリカを中心に広まっている。

例えば、4月にはアメリカのアーティストである「corook」が、「人と違うことの喜びを忘れないために」というテーマで歌った動画が1300万回再生され、支持を受けた。このような動画はポジティブなメッセージを伝え、人々の共感を呼び起こすことで、広くシェアされたと見られる。

「蛇化現象」の由来・語源

前述のとおり、「蛇化現象」は「蛙化現象」から派生した用語である。
「蛙化現象」は主にZ世代を中心にSNSで広まり、しばしば議論を引き起こした。

「蛙化現象」の「蛙」は、グリム童話の『カエルの王子様』に由来している。物語には、魔法によって蛙の姿に変えられてしまった王子様に対して、女王が生理的な嫌悪感を抱く描写がある。「蛙化現象」とは、片思いの相手が自分にも好意を持っていることを知った瞬間に、気持ちが冷めてしまう現象を指す。つまり、相手が振り向いて両思いになった瞬間に生理的な嫌悪感が生じる、という現象である。

元々の意味は上記のとおりだが、昨今若者に使われる意味においては「ある行動をきっかけに、好意を抱いていた相手に対して気持ちが冷める」ことが一般的である。この現象はしばしば、パートナーと別れるきっかけとなる幻滅的な行動と関連付けられて語られることが多い。

一方、「蛇化現象」は、どんな行動でもパートナーであれば良いように見えてしまうというもの。この状態は「蛙化現象」とは真逆の状態である。

「蛇化現象」という言葉を生み出したのは、12万人のフォロワーを持つクリエイターの「こちゃもちゃ」。「こちゃ」と「もちゃ」のふたりはカップルとして動画を投稿しており、「俺の彼女は」とか「私の彼氏は」といった形で導入される動画もあり、お互いの視点から制作されている。

「こちゃもちゃ」が「蛇化現象」について初めて触れているのは、4月5日に投稿された「蛙化現象ではなくて蛇化現象ってものを作ってみた」というコメントとともに投稿している彼氏目線の動画。動画は360万再生(2023年5月1日時点)されており、視聴したユーザーからの「流行らせよう!」「君たち素敵すぎる」という肯定的なコメントがあふれている。

 

「蛇化現象」の活用例

▼会話例1
A「最近、彼氏との関係がすごく良くなってきたんだ。何か秘密の方法でも教えてくれたのかと思った?」
B「いや、特別なことはしてないけど、私は彼がどんなことをしても可愛く見えちゃうんだよね」
A「それってまさに“蛇化現象”ってやつだね。本当に幸せそうだよ」

▼会話例2
A「彼女がいる人って、彼女の欠点やダサい行動を見ても幸せなのかな?それって理解できないなぁ」
B「うん、それは“蛇化現象”って言うんだよ。俺たちの間では彼女のダサさも愛おしいものに見えるんだ。不思議だけど、幸せなんだよ」

▼セリフ例
「君の前でいつも素の自分でいられるから、君がどんな行動をしても可愛く見えるんだ。まるで“蛇化現象”みたいだよ」

「最近、彼の失敗を受け入れられるんだよね…これが“蛇化現象”なのかな?」

蛙化現象(かえるかげんしょう)

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