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夜明けの腐女子(よあけのふじょし)

「夜明けの腐女子」の意味

「夜明けの腐女子」(よあけのふじょし)とは、BL作品を好む人々の通称「腐女子」を4つに分類した場合の1つの分類である。
他に「光の腐女子」「闇の腐女子」「黄昏の腐女子」が存在している。

「夜明けの腐女子」は一般的に、「光の腐女子」同様ハッピーエンドで終わる作品を好むが、出会いから(作品の)エンディングに至るまでが紆余曲折を経て、幸せを迎えるような作品を好むとされている。例えば、愛する人との別れを経た上でつかんだ新たな幸せ、こじれにこじれながらも、最後は結ばれる……など、過程においては少々ハードな表現でもOKという場合もある。

「夜明けの腐女子」の由来・語源

以前からSNS上や投稿サイトなどで、明るい話を好む腐女子を「光の腐女子」暗い話を好む腐女子を「闇の腐女子」とするムーブメントはあった。

そんな中、BLコミック、小説レビューサイトの「ちるちる」が2018年に掲載した「BLオタク属性チャート診断」がTwitterで瞬く間に話題となり、新たに「夜明けの腐女子」という概念が誕生した。「光の腐女子」とされる人々が好む作品はなんだかハッピーすぎるし、「闇の腐女子」がおすすめする作品はしんどすぎて読めない。そんな狭間にいた人々に「夜明けの腐女子」という表現は絶妙にマッチしたのではないだろうか。

同サイトではそれぞれの属性に合わせたおすすめ作品も紹介しており、「夜明けの腐女子」のおすすめ作品は、恋人の桐生に別れを切り出した尽とそれでも「眠れない」と気軽に尽を呼び出す桐生の関係を描いた「ロスタイムに餞を」や、気軽なセフレだったはずの松根が、職場に見合い相手と訪れているのを目撃したことから、本気になっていることに気づいてしまった倉橋のもどかしさを描いた「チキンハートセレナーデ」など、「ビター」や「ほろ苦い」といった表現がぴったりの作品が多くラインナップされている。

「夜明けの腐女子」の活用例

・「夜明けの腐女子だから、落ちるとこまで落ち切ったあとに救われるBLが好き」
・「最終的には幸せになってほしいと思ってるよ、夜明けの腐女子だから。ただ、受けの歪んだ顔は見たいよね(ゲンドウポーズ)」
→ゲンドウポーズとは、エヴァンゲリオンに出てくる碇ゲンドウがする、机に両肘をつき、顔の前で両手を組むポーズのこと。

・「闇の腐女子じゃなくて、夜明けの腐女子なんで救いがないと死にます」
・「え?受けのトラウマ描写ってみんな好きじゃないの?(by夜明けの腐女子)」
・「その性癖は完全に夜明けの腐女子だよ。ようこそこちらの世界へ」

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numan編集部

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