numan編集部
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テレビやラジオをはじめとした、放送業界で使用されていた業界用語。
動画配信サイトの普及により、近年はYouTubeやTikTokなどの配信者界隈でも使用されるようになり、一般層にも認知されるようになった。
「撮れた」=撮影したものの中で、目的のクオリティに達している
「高」=量、割合
元々はテレビやラジオなどの放送業界や広告業界における業界用語だったが、現在は一般層にも広く認知されている。
番組内でタレントがよく口にすることや、番組テーマやタイトルとして使われやすくなったこと、動画配信などにより概念が身近になったことなどが、普及の理由として挙げられるだろう。
▽撮れ高の概念
撮れ高の概念は、人や場合によって大きく異なる。
構図、ピント、尺などの撮影技術から、出演者の見え方、企画意図とのバランスなど、撮影状況や目的によって求めるものが違うからである。そのため「撮れ高が足りない場合の処置」にも差がある。
「今日の撮れ高はいかがでしたか?」
「タレントが出演中に問題発言ばかりして、撮れ高不足になったらしい」
「撮れ高が足りないから、撮影時間が長押ししそう」
「どんな時でも撮れ高を狙うところに、配信者魂を見ました」
「折角遠出したのに撮れ高ゼロでした……」
「今日の撮影は撮れ高最高だった!オンエアをお楽しみに」
「撮れ高が良すぎて、編集でカットするのが大変でした」
「こちらが撮れ高最高の推しです」
▽撮れ高=動画映えするもの
「映えスポットで撮れ高を狙う」
「撮れ高を探して近所を散歩する」
「Vlog撮ってたら、息子が撮れ高協力してくれてありがたかった」
「このゲーム撮れ高パラダイス(=動画映えするところが多い)だから今度実況します」
「このゲームは地味だから撮れ高イマイチ」
「出演者が撮れ高を狙ってボケている(=出演者が目立とうとしてボケている)」
▽撮れ高モンスター
スタッフが放送に乗せたくなるような、高クオリティの撮れ高を作れる”腕の良い出演者”を「撮れ高モンスター」と呼ぶことがある。ジャニーズWEST・中間淳太や、ぼる塾・田辺智加らは、撮れ高モンスターとしてファンやスタッフの間でも有名。
「◯◯くん撮れ高モンスター過ぎる」
「うちの猫は撮れ高モンスターなので、いつどこで撮っても可愛い!」
「どんな弱点も見逃さずバラエティにできる、さすが撮れ高モンスター…」
「あの人撮れ高モンスターすぎて、いつも笑わせてくれる」
「◯◯ちゃんの撮れ高モンスターレベルが格段に上がっている…!」
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