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物語のオチの一種。これまで展開していた物語は、すべて夢の中の出来事だった、という結末を明かして終了する。
古典の名作としては、蝶として飛んでいた夢を見た『胡蝶の夢』、不思議の世界がすべて夢の中の出来事だった『不思議の国のアリス』などがあげられる。
作中に現実ではありえない不思議な出来事や伏線を使い、最後に“夢だった”と種明かしをするという“どんでん返し”の手法として使われることが多い。
物語を一方的に“夢だった”の一言で強引に終わらせることができるため、物語の収集がつかなくなった場合や奇をてらう目的で使われることもある。この場合、今まで推理していた伏線や世界観がすべて台無しになってしまうので創作者としては、ほぼ禁じ手である。
近年では、夢オチとみせかけて、実は現実だった。夢と現実が交互に逆転する、といった様々なメタフィクションとしてのアプローチがされている。
夢オチとして有名なマンガ作品は、
最終回で、第一話からの全てがヒロインの夢であったことが明かされた『ハイスクール奇面組』。
解釈によっては、夢オチとなる結末がある『さよなら絶望先生』。
もともと何重にも妄想が折り重なるストーリーだったが、最終回ですべてがヒロインの妄想であったことが明かされた『東京大学物語』、等がある
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