用語集

ぬい服（ぬいふく）

INDEX

「ぬい服」の意味

「ぬい服」（ぬいふく）とは、ぬいぐるみ用の服のこと。
特に推し活における「ぬいぐるみ（＝ぬい）」に着せる服や小物などをまとめて指すことが多い。

ぬい服のバリエーションは幅広く、汎用性の高いものから、それぞれのぬいぐるみに特化した制服や衣装など多岐に渡る。公式から着せ替え用のぬい服が発売されることもある。

また近年は、推し活ブームにおける需要の高まりから、ぬい服を専門に取り扱うブランドも登場。100均をはじめとした格安ショップでも、様々なテイストのぬい服が取り扱われている。

さらに自分の理想とするぬい服を求めて、手作りをする人も増えている。

「ぬい服」の由来・語源

「ぬいぐるみ」が着用する「服」であることから。
特に推し活界隈においては、ぬいぐるみを「ぬい」と略すのが一般的であるため、自然な略称として定着した。

「ぬい服」の活用

「手芸屋さんで可愛い布を買ったから、早く新作のぬい服作りたい」

「ダイソーでめちゃくちゃ可愛いぬい服売ってた！」

「寒くなってきたから、そろそろぬい服も衣替えしたいな」

「好きなハンドメイド作家さんに、ぬい服のオーダーメイドしちゃった」

「◯◯ちゃんにプレゼントしてもらったぬい服を見てください」

「洋裁上手な母が、私の推しのぬい服を手縫いしてくれている……」

▼サンリオが提供するぬい服も
サンリオは様々な推し活グッズを発売しており、ぬい服も豊富に取り扱われている。
ハローキティやポムポムプリンなど、サンリオの人気キャラクターになりきれる気ぐるみ系のぬい服や、バッグや帽子などの小物なども発売されており、サンリオ以外のジャンルに推しがいる人からも人気を博している。

▼専門店では試着や記念撮影も可能
ぬい服の専門店の中には、試着ができる店舗もある。
実物を手に取って確認できるのはもちろん、サイズ違いによる失敗を防げるという魅力がある。また撮影ブースを用意している店舗も。その場で着替えて、すぐにぬい撮りをしたい人からも人気を集めている。

▼ぬい服が作れる指南本も大ヒット
様々なぬい服の作り方をレクチャーしてくれる指南本も多数登場している。
初心者向けから上級所向けまで、幅広いレベル向けが販売されているため、「これまであまり裁縫に馴染がなかったけれど、ぬい活のために針を取った」という人も増加している。中には型紙つきの本も。どの本を選ぶか迷っている人は、型紙のバリエーションを参考にするのも良いだろう。

▼ハンドメイド販売はガイドラインに注意
自作のぬい服を、イベントやオンラインショップで販売する人も増えている。
ただし、参加するイベントや、ぬいぐるみの大元の作品やジャンルによっては、販売の方法について規約が定められている場合がある。「作中に登場する衣装のぬい服を作成し、販売する」「衣装時代はオリジナルだが、モデルに既製品のぬいぐるみを使用する」「特定の作品の同人イベントで販売する」など、諸条件によってルールが異なることもあるため、事前注意や確認を怠らないようにしよう。

▼海外にもぬい服はある？
日本の「ぬい活」と同じような文化は、中国や韓国をはじめとした海外にも存在する。
そのため日本のぬい服にも需要があり、日本観光のついでに購入していく人も珍しくない。また他国限定で販売されるぬいぐるみやぬい服もあるため、旅行や通販などのチャンスで、どうにか手に入れる熱心な日本のファンもいる。