○○かわ（かわ）

「○○かわ」の意味

「○○かわ」（かわ）とは、「○○かわいい」の略。
○○に入る言葉によって、その後に続く「かわいい」のニュアンスが変わる。

▼強調系
「めっかわ」めっちゃかわいい
「おにかわ」とてもかわいい
「ぎゃんかわ」とてもかわいい
「ぐうかわ」ぐうの音も出ないくらいかわいい
「むりかわ」もう無理ってくらいかわいい
「ばちかわ」ものすごくかわいい
「ばりかわ」とてもかわいい
「げろかわ」思わず吐いてしまうくらいかわいい
「げきかわ」激烈にかわいい
「ずるかわ」（主に異性から見て）ずるいと思うくらいかわいい

▼追加系
「つよかわ」強い＋かわいい
「きれかわ」綺麗＋かわいい
「かっこかわ（いい）」格好いい＋かわいい

▼対義系
「キモかわ」気持ち悪いけどかわいい、気持ち悪いところが逆にかわいい
「グロかわ」グロテスクだけどかわいい、グロテスクなところが逆にかわいい
「ブサかわ」ブサイクだけどかわいい、ブサイクなところが逆にかわいい
「ブスかわ」ブスだけどかわいい、ブスなところが逆にかわいい

▼ジャンル系
「ゆめかわ」夢のようにかわいい
「病みかわ」病みっぽくてかわいい
「だるかわ」だるいけどかわいい性格

▼ファッション用語
「ばちかわ」ファッションがバッチリきまっててかわいい
「ゆめかわ」パステルカラーやメルヘンチックなファッション
「病みかわ」物憂げなモチーフ（眼帯や注射器、刃物など）を取り入れたファッション＆キャラクターなど
「ダルかわ」ラフなファッション、ルーズなファッション
「ずるかわ」フェミニンで愛されやすいファッション、ずるっとオーバーサイズのファッション

「○○かわ」の由来・語源

▼強調系
「めっかわ」関西の方言で、強調の意味を持つ“めっちゃ”から
「おにかわ」空想上の『鬼』がとても強い存在であることから、超強調のスラングとして使われているため
「ぎゃんかわ」ぎゃん＝西日本方言で強調の意味があるから
「ぐうかわ」インターネット掲示板・2ちゃんねるにおいて、プロ野球選手のチーム移籍について“ぐうの音も出ないほど畜生”＝“ぐう畜”と略され始めたことから、“ぐう＝強調”というインターネットスラングが生まれたため
「むりかわ」オタクがあまりに素晴らしいものに直面した際、まず「無理（＝受け止めきれないほど）」と言いがちなことから
「ばちかわ」ばちくそ＝ばちorくそ＝強調の意から
「ばりかわ」ばり＝博多弁の「とても」から
「ずるかわ」元々はファッション用語。2013年にファッション誌『AneCan』の特集で使用されたのが初出と思われる

▼対義系
「キモかわ」2000年代半ばごろから若者言葉として流行。お笑いコンビ・アンガールズを表す言葉として、世間でも広く認知されるようになった
「ブサかわ」ブサイクだが愛嬌のあるペットを表現したことから、ペット以外にも使われるようになった
「ブスかわ」ブサかわの派生と思われる

▼ジャンル系
「ゆめかわ」モデル・AMOが2013年ごろ書いたブログが初出という説と、2012年のファッション雑誌『LARME』が初出という説がある
「病みかわ」ゆめかわの派生。ゆめかわの世界観に、ダーク要素が加わったものであるため