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「○○ドリュー」(○○どりゅー)とは、そのときの感情や状態に、「○○ドリュー」をつけたギャル用語。
「だるドリュー」は「だるい・しんどい」、「さむドリュー」は「さむい」という意味である。
“ドリュー”がついたことで、○○部分の意味が変わったり、強調の意味が追加されたりはしない。強いて言うなら、詠嘆の語尾である。
ギャル用語は「なんとなく響きがいいから」「つい口に出したくなるから」といった、深い理由がなく普及していくものは多く「○○ドリュー」もそのうちのひとつと考えられる。
ギャル系ファッション誌『egg』編集長の⼤熊芹奈が、2022年夏の時点で「2022年流行ると思うギャル用語」として挙げていた。ギャル界隈だけに留まらず、Z世代を中心に若年層に広まりつつある。
▼「○○ドリュー」の一例
「だるドリュー」⇒だるい、しんどい
「さむドリュー」⇒寒い
「くやドリュー」⇒悔しい
○○部分はひらがな、ドリューはカタカナで記載されることが多い。
ひらがなが用いられるのは、書き文字にした際のかわいらしさが優先されるためと思われる。
メンズモデル・アンドリューの名前が由来。
名前の響きが残っているだけで、その後のギャル語としての流行に、彼は特に関与していない。また彼自身が「○○ドリュー」という表現を使用している場面も、現時点では確認できていない。
「明日の出勤めちゃくちゃ早いんですよね……朝起きるのだるドリューですよ……」
「今日すごいさむドリュー」
「帰ってきて速攻お風呂入ったからえらドリュー」
「このお菓子ほんとうまドリュー」
「ねむドリューすぎて何にも集中できない」
「ギャルピ」「キャパい」「やりらふぃー」などの既にテレビやネットメディアに登場し、ギャルやZ世代以外からの認知度が上がっているギャル用語と比べると、まだ一部のギャル界隈のみで使われている状態である。
これから火がつくかもしれない、ポテンシャルを秘めたギャル用語だと言えるだろう。
スマートフォン向けゲーム『少女☆歌劇 レヴュースタァライト −Re LIVE−』の公式生放送『スタリライブ配信中』では、コーナーの罰ゲームとして「語尾を“ドリュー”にする」というお題が出た(2022年7月放送回)。
罰ゲームでは「ギャル風にしゃべる」というお題も出ていたため、出演した声優陣が「ギャルとドリュー」として振る舞う一場面があった。ただし、スタッフがギャル用語として「ドリュー」を出したのか否かは不明である。
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