numan編集部
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どちらの意味の場合でも、対象の実在・架空は問わないが、キャラクターやアイドル、俳優や声優、配信者などを対象に使用されることが多い。
「バブみ」の度合いは、「深い」「強い」「高い」などで言い表す。
やがて女性が男性に対し使用することも増えてきたが、当初は母性がくすぐられるような「可愛らしさ」「子どもっぽさ」などを表現するために使われていた。男性向けから派生し、別の意味を持つようになった表現である。ただし近年は、本来の男性向け表現に近い「男性から母性を感じた」というニュアンスで使用されるケースも増えている。
使用者によって意味が変わるが、どれかが誤用というわけではない。
いずれもインターネットスラングだったが、SNSで流行したことから、やがて若者を中心に広く使用されるようになった。
▼男性→女性のインターネットスラング
「バブみが深いキャラが好み」
「ロリなのにしっかり者の○○ちゃんはバブみが強い」
「推しにバブみを感じるのでオギャりたい」=「推しに母性を感じているので、幼児退行してお世話してもらいたい」
▼女性→男性のインターネットスラング
「○○くんの笑顔にバブみを感じた」=「○○くんの笑顔に子どもっぽさを感じた」
「普段クールなキャラの、甘えた顔はバブみが深い」
「○○くんがオカンキャラ過ぎる……バブみある……」
▼若者言葉
「石原さとみが美人過ぎてバブみを感じた!自分のお母さんになってほしい!」
「バブみが出るメイク術を研究してる」=幼い雰囲気が出る、若々しく見えるメイクを研究している
「これ1年前の飼い猫の写真。まだ顔にバブみがあるよね」
▼使い分けに注意
「バブみ」の意味は、男性と女性、また対象やシチュエーションによって変わりやすい。
特に男性向け・女性向けの意味の違いについては、長らく深い溝があった。2017年にテレビ番組で「アニメ女子の流行語」として紹介された際には、男性視聴者が「正しい意味で使ってほしい」「女性に言葉を取られてしまった」と嘆く事態となった。現在は一般層の若者にも広がっている言葉であるため、文脈をよく読み、的確に受け止めるのが望ましい。
▼「バブい」との違いは?
「バブい」は「赤ちゃんみたい(で、可愛い)」という意味の表現。
「バブみ」にあるような、母性にまつわるニュアンスは含まれていない。
「バブい」の使用例はこちら。
「うちのねこちゃん世界一バブい」
「好きなアイドルが童顔でバブい」
「あんなにバブいのに口悪いのギャップで最高」
「バブい顔になりたくて髪型とメイクを変えました」
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