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numan用語集「推しの死」

推しの死(おしのし)

「推しの死」の意味

「推しの死」(おしのし)とは、アニメやマンガなどにおける「推し」キャラクターが亡くなること。また亡くなったことで主にインターネット上で使用されるオタク用語のひとつ。

一般社団法人ウェブ解析士協会による「SNS流行語ランキング」では、第10位にランクインした。

「推しの死」の由来・語源

以前から「“推しが亡くなる”深刻な悲しみ」という概念は存在していたが、このタイミングで注目を浴びることになったのは、2023年9月にX(旧Twitter)でトレンド入りしたため。
某人気マンガの最新話において、作中の重要キャラクターが亡くなり、ショックを受けた読者たちの投稿があふれたことに由来する。

またこのワードのトレンド入りを受けて、当該キャラクターのファン以外も「自分もかつて推しを亡くしたことがある」といった旨を投稿。共通の概念が言語化される流れとなった。

 

「推しの死」の活用

「この作品で初めて推しの死を経験しました。こんなに辛いものだったとは……」

「推しの死に耐性がない知り合いが、某キャラが死ぬ劇場版を観たとき、映画館でぼろぼろに泣いていた」

「私は推しの死に慣れている。シリアス系の作品にハマりがちだし、途中退場しそうなキャラを愛しがちだから」

「何回経験しても慣れないな、推しの死って……」

「推しの死はすごく辛かったけど、死に様は本当に格好良かった。永遠に推すと決めた」

「推しの死をどうやって乗り越えるのか考えたけど無理だった。死ぬこともまた、推しを構成する要素のひとつだから」

▼「推し活の基本バッドエンド」という分析も
お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気は、出演したラジオで「推しの死」のトレンド入りについて触れ「推し活における基本のバッドエンド」と自論を語っている(※1)

▼「推しが死にがち」「推しの死には慣れた」という声も
好きになる作品やキャラクターの傾向によっては、「推しの死」を何度も味わっている人は多い。「推しの死」がトレンド入りした際には、「推しの死には慣れている」という声も多く投稿されていた。
一方で好きなキャラクターが死ぬ経験が多いと、周囲から「あなたが好きになったキャラということは、今後死ぬ展開があるかもしれない」と予想されるケースもあるという。

▼「推しの死」から回復するためにすべきことは?
「推しの死」のトレンド化を受けて、インターネット上には悲しみを乗り越えるための様々なアイディアが上がっている。

・オタク仲間に話を聞いてもらう
・ファンアート制作に思いをぶつける
・思い切り泣く
・何もしないでとことん落ち込んで喪に服す
・推しを連想するものから一旦距離を置き、気分転換をする
・他の推しのことを考える
・復活を信じる(生き返る、生まれ変わるなど)

▼再登場はありえる? 嬉しい?
一度は死んだとしても、その後様々な形で再登場するキャラクターは珍しくない。
「実は死んでいなかった」「何らかの方法で生き返った」「生まれ変わった」などの復活系から、回想シーンでの再登場まで、パターンは多岐に渡る。そして再登場に関して抱く感想も、キャラクターや死のパターン、ファン個人の感覚などによってさまざま。
「どんな形でも推しに復活してほしい」という人もいれば、「死に様が美しかったからこのままで」「回想シーンは”推しの死”を改めて見せつけられるようで辛い」など……。
それぞれの感覚を尊重し合えるのが理想だろう。

※1
2023年10月5日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』より。

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