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「お気持ち表明」(おきもちひょうめい)とは、個人的な意見をネガティブなニュアンスで表明すること。
インターネットスラングのひとつ。
意見の内容は、偏った角度からの主張、批判、悪口など多岐に渡る。基本的には「求められていない内容」「本来必要な表明とは異なる内容」などを指す。第三者が揶揄のために使うこともあれば、自嘲のため自ら称する場合もある。また、多くの場合長文である。
「お気持ち」と略したり、長々と綴られたお気持ち表明を「お気持ち長文」と称したりする場合もある。またお気持ち表明を発端に騒動が広がった場合、その全体を含め「お気持ち案件」と表現することがある。
初出は2016年、当時の天皇陛下が「今後は体調面から、天皇の責務を果たすことが難しい」と生前退位の意を示した放送から。放送が「ここに私の気持ちをお話しいたしました。国民の理解を得られることを、切に願っています」と締めくくられたこともあり、各メディアが「天皇がお気持ちを表明」といった表現を多様した。
当然、こちらのニュースにネガティブなニュアンスはなかった。
その後主にインターネット上で意味が転じ、現在のような使われ方となっていく。現在では「まるで自分の発言が、(天皇陛下のお言葉のように)とても重要なものだと勘違いをしている」といった、嘲ったニュアンスを含め「“お”気持ち」と呼ばれがちである。
「【悲報】推し、炎上からのお気持ち表明」
「注意喚起っていうか、ただのお気持ち(表明)じゃん」
「これは私のお気持ち表明だから、話半分で聞いてほしいんだけど……」
「うちの界隈でお気持ち表明ツイートがバズっちゃって雰囲気が悪い~」
「◯◯くんのツイート、さすかにお気持ち表明が過ぎて引いちゃった」
「信用できないお気持ち表明をするんじゃない!」
「朝からお気持ち長文読まされてガン萎えした」
「お気持ち案件は鍵垢でやってほしい」
「今日のコンサート現場で色々問題起きてたし、後からSNSにお気持ち長文があふれそうだな」
▼基本的に褒め言葉ではない
初出こそ当時の天皇陛下のお言葉だったが、現在のインターネットスラングにおいて「お気持ち表明」「お気持ち」は、基本的にネガティブな表現。発言者と聴衆の温度差があり、意見表明が良い方向に働いていない場合に使われがちである。
例えば、とあるイベントの参加者が、以下のようにSNSに投稿したとする。
「あるイベントに参加したら、こんな行動をしている人がいた。(行動の説明~)これはルール違反ではないか? 他の人の気持ちも考えて、安心できるイベントにしよう」
これが公式からの発言であったり、事前に周知された共通ルールであれば、「お気持ち表明」とは呼ばれにくい。あくまで「一般ユーザー」が、「自分なりに解釈したマイルール」を、「それ以上に価値があるもののように発信」していることで、「お気持ち表明」となる。
インターネット上では、お気持ち表明同士がぶつかり合い、泥試合に発展するケースも珍しくない。これらはしばしば「◯◯界隈の学級会」と呼ばれることもある。完全な悪役が存在せず、それぞれの立場なりの意見がぶつかり合っているだけというケースも目立つ。
▼ジョークとして成立する場面も
インターネットスラングとしての成立背景を含め、自虐風のジョーク表現として使われることも珍しくはない。ただし相手によって伝わり方は異なるため、慎重に見定めて使った方が良いだろう。
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