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「砂糖対応」(さとうたいおう)とは、砂糖のように甘い対応を表す言葉。「神対応」の類義語。
口語でもしばしば使われるが、基本的にはインターネットスラングのひとつ。
・厳しい指摘をせずに甘やかす
・相手が望む言葉や態度で接する
・親切な振る舞いをする
など。
味覚の「甘い」と、厳しさに欠ける「甘い」をかけて、甘い調味料である「砂糖」を形容詞・形容動詞的に使用した言い回し。とくに多く使用されるのは、アイドルやタレントのイベント系である。握手会のような会話が生じるシーンから、ステージ上からのファンサービスなど幅広く使われる。
そのため日常生活用語というよりは、オタク用語として使われやすい。
そっけない対応を表す「塩対応」の対義語として生まれた。
ただし、塩対応ほどメジャーな言い回しではないため、通じにくい場面もあるかもしれない。
そっけない対応を表す「塩対応」から派生した表現。
「塩対応」の方は、元々アイドルやタレントの接触イベントにおいて「しょっぱい対応をされる」ことを、調味料の「塩(=しょっぱい)のような対応」と表現したもの。その対義語として「しょっぱくない=甘い」という連想から「砂糖対応」というフレーズが生まれた。
「推しの握手会行ってきたけど、激甘砂糖対応されてメロメロになっちゃった」
「あのイケメンに砂糖されたら速攻で好きになっちゃう……」
「◯◯くんって自分のファンだと分かった瞬間に砂糖対応に切り替えるからプロだ」
「推しの態度を塩対応と取るか砂糖対応と取るかはオタク次第」
「あのカフェの店員さん、いつも砂糖対応だから嬉しいんだよね」
「最近疲れてたけど友達が1日砂糖対応してくれたから回復した」
▼英語でも「塩対応」「砂糖対応」って言う?
英語では類義語の「神対応」を「perfect reaction」と表現する。
「砂糖対応」が持つ「素晴らしい対応」というニュアンスを英語圏に伝えるのには向いているだろう。対義語である「塩対応」は「icy treatment」「cold response」などのニュアンスが近いとされる。「冷たい」から派生した言い回しが目立つ。
日本語の「しょっぱい=物足りない」というニュアンスが英語圏にはないため、言葉遊び的に生まれた「塩対応」の最適な翻訳はまだ難しいかもしれない。
一方で、英語の「sugar(=砂糖)」は、「ハニー」のような恋人や友人への呼びかけや、キスやハグのスラングとして使用されることもある。日本のオタク用語がグローバル化が進んでいくうち、「砂糖対応」にピッタリの英語表現も生まれるかもしれない。
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