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グルチャ(ぐるちゃ)

「グルチャ」の意味

「グルチャ」(ぐるちゃ)とは、グループチャットの略称。
「グループチャット」はLINEなどのSNSで、特定のメンバーのみが参加できるチャットのこと。

「グルチャ」の由来・語源

グループチャットの歴史は古く、ネットワークを通して文字情報を交換するチャットツール誕生とほぼ同時期に産まれている。掲示板のようにオープンな環境で不特定多数と交流するのではなく、特定のメンバーだけのクローズドな環境でコミュニケーションをとりたい、というユーザーは昔から多く存在していたからだ。

グループチャット機能のあるSNSツールも数多く存在する。
個人間でのメッセージ交換を目的としたLINE。ボイスチャット機能との連携によりリモート環境のゲーム協力プレイに役立つDiscord。音声だけでなくカメラとの連携も充実しているSkype。高機能な会議ツールのZoom、GoogleMeet。ファイル共有機能が充実しており、プロジェクトメンバーごとにグループを使い分けることのできる、ビジネス向けチャットツールのChatworkやSlackなど。ビジネスにおいては、プロジェクトだけでなく、会社単位、部署単位、さらに極秘関係者単位など、共有する情報に細かい制限や条件があるため、発信対象をより細かく管理できるツールがよく使われている。

MixiやFacebookのように個人の情報発信ページにグループチャット機能をもたせたサービスもよく使われている。元々全世界に向けてメッセージを発信する目的で作られたTwitterでも、近年の開発により特定のメンバーに向けてだけメッセージを送れる『グループメッセージ』機能が付け加えられている。

チャットツールで伝える情報は、ただの文字列ではなく受けてを想定したメッセージである。だから、手紙と同様に内容ごとに伝える相手をコントロールしたいと思うのは当然のなりゆきだろう。
だがしかし、グループで分けているからといって安心してはいけない。

グループメンバーしか見ていないからと油断してうかつな発言をしていたら、グループメンバーの誰かがこっそり外部に暴露していた、という事件は枚挙にいとまがない。意図的な流出でなくても、うっかりメッセージの送り先を間違えて誤爆したり、公開範囲を間違っていることもある。
グルチャを使用する際には、グループの確認とメッセージ内容をよくよく確認して投下すべきだろう。

「グルチャ」の活用例

「ぐるちゃ」の使い方は以下の通り。

「合同本の相談用にグルチャ作ったから、招待していい?」
「うん、招待メッセ送っておいて」
「は~い。地方舞台遠征計画用のグルチャも作ろうかと思うんだけど」
「それはもう、個チャでよくない? どうせ私とあんただけなんだから」
「いやそれが同クラの子が、原作読んで興味もっててさ……」
「ほほう。それはぜひグルチャで布教して沼らせないと」
「だよね~! こっちもあとで招待する」

「ぐるちゃ」に関連した言葉には以下のものがある。

▼オープンチャット
全世界に向けて通信内容が公開されているチャット。グループやIDによらず、誰でもコメントが可能で、閲覧も自由に行うことができる。

▼個チャ
個別チャットの略称。複数人が参加するグループ単位ではなく、一対一の個人間のチャットのことを指す。ある意味最も小さな単位のグループチャット。
完全にクローズドなチャットであり、内容を他者に公開することを意図していない。

▼クローズドチャット
グルチャ、個チャの類義語。特定の範囲のユーザー間でチャット通信を行うことの総称。ちなみに、クローズドチャットサービスは電話と同じ電気通信事業となるので、個人開発であってもチャットサービスアプリなどを作って公開する場合は、『電気通信事業者』としての届け出をしなくてはならない。逆に掲示板のようなオープンな環境のチャットサービスは条件にあてはまらないので、届け出は不要になる。

numan編集部

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