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「F4」(エフ・フォー)とは、神尾葉子氏による少女漫画『花より男子』に登場する4人組男性グループの名称。「花の4人組 (Flower four)」の略である。
本作の流行と共に、特定の界隈における美男子4人グループを「○○のF4」と呼ぶ風潮が生まれた。
2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』視聴者の間では、青春時代を共に過ごす藤原道長、藤原公任、藤原斉信、藤原行成の4名が「平安貴族の(藤原)F4」とも呼ばれている。
本家『花より男子』では、当該の4名が「花の4人組 (Flower four)」という意味で「F4」と呼ばれている。
大河ドラマ『光る君へ』では、藤原斉信役の「はんにゃ.」金田哲が自身のSNSにおいて「平安貴族の(藤原)F4です。以後お見知りおきのほどよろしくお願いします」と役者4名の写真を掲載(※1)。視聴者からも「平安F4」「藤原F4」などと呼ばれる機会が増えた。
「花男のF4で誰派かって話で一晩語れる」
「私の推しは本当に格好良くて、花男だったら間違いなくF4なんだよね」
「うちの学校にもF4みたいなイケメンいるよ」
「今週の大河も安定の平安F4でしたわ」
「タイプ違いのイケメンが4人そろってると大体『F4だな』って思っちゃう」
▼おそ松さんには「F6」が登場
TVアニメ『おそ松さん』には、6つ子がリアル等身のイケメンとなったグループ「F6」が登場する。あくまで本編のパロディ的な別世界観のストーリーだが、各キャラの声優は同じ。こちらの「F」は「赤塚不二夫」のFである。
ファン人気が非常に高いグループであり、公式アンソロジーコミックが発売されたり、2.5次元舞台では本編軸の6つ子とは別の役者がキャスティングされ、独自のパフォーマンスを披露したりといった広がりを見せている。
▼黒執事には「P4」が登場
枢やな氏によるマンガ『黒執事』の寄宿学校編には、生徒たちの憧れの的である「P4」が登場する。こちらの名称は各寮の「監督生(=プリーフェクト・prefect)」の頭文字を取ったものである。
その後本編が進み、青の教団編では「S4(=スターライト・star light)」という4人組が登場。こちらはアイドルのようなパフォーマンスで壮絶な人気を博している。
▼韓国にも浸透している
『花より男子』は2009年に韓国でドラマ化されている。この影響もあり韓国人気が非常に高く、韓国の7人組アイドルグループ「BTS(防弾少年団)」メンバーがF4に扮するパロディ動画が公開されたこともある。
また文在寅政権が発足した初期には「青瓦台のF4」という表現が流行。これは文在寅大統領、その側近・チョグク氏、イムジョンソク秘書室長、チェヨンジェ警護員らを指していた。
▼台湾では社会現象に
同じく台湾では『花より男子』が2001年に『流星花園 -Meteor Garden-』のタイトルでドラマ化。世界的大ヒットを記録し、日本にも逆輸入されて好評を博した。台湾版ではF4は「エフ・スー」と呼称され、キャストたちはアイドルグループとして独立デビュー。ドラマの枠組みを越えて社会現象を巻き起こしている。
▼続編には「C5」が登場
『花より男子』の続編である『花のち晴れ~花男 Next Season~』には「C5」という5人組が登場する。
彼らはF4が卒業した2年後の英徳学園高等部に君臨。学内の品性を正す活動(=コレクト・correct)をおこなっている。
※1
はんにゃ.金田哲氏によるインスタグラムの投稿
https://www.instagram.com/p/C2ZwUnOyRtt/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
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