劇場版『名探偵コナン』10年前の名言がいま刺さる。ネット社会に通じる言葉とは

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劇場版『名探偵コナン』10年前の名言がいま刺さる。ネット社会に通じる言葉とは
1994年から連載がスタートして以来、劇場版・TVシリーズともに絶大な人気を誇る『名探偵コナン』。2011年に公開された映画の『沈黙の15分(クォーター)』に登場するある言葉が、ネット社会にも通じるものがあるのです。小川満鈴さんに響いた名言とは?
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幼いころから大人なるになるまで、ずっと私たちの身近にある漫画やアニメ。
キャラクターが発した台詞が心から離れない、という経験をした人は多いのではないでしょうか。

作品の“名言”を振り返る本シリーズ。
今回は1994年から連載がスタートして以来、絶大な人気を誇る人気作品『名探偵コナン』の名言をご紹介します。
セーラームーンを筆頭に、90年代コンテンツを愛する小川満鈴さんに影響を与えた言葉とは?

なお、本記事は性質上、作品の内容を含みます。
※編集部の手違いにより初出の記事タイトルに誤りがありました。訂正しお詫びいたします(5/13)

『名探偵コナン 沈黙の15分』上巻 (小学館)画像

『名探偵コナン 沈黙の15分』上巻 (小学館)

『名探偵コナン』には数々の名言がありますが、私にすごく、コナンの事件ではないですが本当に胸の奥までナイフのように突き刺さった言葉があるのです。

それは劇場版『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』の中で江戸川コナンが発した言葉、
「1度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せねーんだぞ… 言葉は刃物なんだ。使い方を間違えると、やっかいな凶器になる… 言葉のすれ違いで一生の友達を失うこともあるんだ…。」というものです。

この言葉、今のネット時代に当てはめて考えていきたいと思います。

この名言はネット社会にも突き刺さる

「言葉」を「ネットでの書き込み」や「画像アップ」に変えてみますと、言葉も書き込みも画像のアップも同じ意味を持つことが見えてくるのです。

最近はネット上での芸能人への誹謗中傷が絶えず、それがネタのようになっていたり、みんなが集団でそれをすることによって「赤信号みんなで渡れば怖くない」のような恐ろしい集団心理のようなものに変化してしまっていますよね。

でも考えてみてください。ネット上で誹謗中傷や殺害予告のような書き込みをして、相手に訴えられてしまった場合、焦ってその書き込みを消してももう遅いんです。
プロバイダーには確実にその行為が記録されていますし、相手がその書き込みのスクショなどを撮っている場合もあります。つまり、目の前に相手がいて、その人への言葉も同じですが、ネット上で相手が目に見えない状態であっても結果は同じで、絶対に取り返せない、取り消せないものだと理解しておく必要があります。

また、高速インターネットになり、様々なセルフ動画アップのサービスも増えてきました。子供たちは軽いノリで自分の踊っている姿や、日常の様子、そして場合によっては水着やきわどい姿までもアップしてしまいます。だけど、それが命取り……。

これも言葉やコメントの書き込みと同じように、一度アップしてしまえば確実に保存している人間がいて、次第に拡散されてしまうのです。

冒頭の言葉は劇中でひどい口喧嘩を始めてしまった元太光彦に対し、コナン君が発したもの。
元太のミスを光彦が責め、それに元太が反論。言い争う二人をみて「1度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せねーんだぞ」となだめます。
このコナン君の仲裁によるセリフがなければ2人は「絶交」の二文字まで進んでしまっていたでしょう。
しかし、ネットの世界では基本的にこの「仲裁」をしてくれる人はいませんよね。全ては発言する前の「自制心」がより大事になってくるということです。

ノリでやってしまって、親に怒られて、ヤバい!と思って消してももう遅い……。と、そんな風に怒ったり、子供の様子を発見したりする親自身が同じような過ちを犯してしまっている場合も多々あります。

もちろんこういった投稿もコナンの言葉と同じく「絶対に取り消せない」ものの一つですね。

コナン君の言葉を深く考えていきたい

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