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「血のハロウィン」を経て明らかになった、二人それぞれが大事にしていた思いと信念。一言では語り尽くせない二人の関係性や強い絆と信頼を、今回は語りたいと思います。
※記事の性質上、アニメ放送内容程度のネタバレを含みます。
INDEX
チーム創設時から総長として多くのメンバーを率いてきたのは、喧嘩も強くカリスマ性もあるマイキーでした。
しかしそんなマイキー曰く、そもそもこの東京卍會の旗揚げのきっかけとなったのは、誰あろう場地圭介その人だったのだそうです。
「“誰かが傷ついたらみんなで守る”
“一人一人がみんなを守るチームにしたい”
そうやってできたチームだったな」
(『東京卍リベンジャーズ』8巻より引用)
創設メンバーの1人であった羽宮一虎が売られている喧嘩を買う為に、チームを作って対抗し友である彼を守ろうとした場地。
東卍というチームは、結成時からその場地の思いを支柱として、今日まで大きくなってきたチームでもありました。
特に一虎とマイキーの決別に関しては、彼自身も渦中の人物のひとりでもありました。
だからこそ彼は、誰よりも人一倍、誰でもなく自分自身の手で大事な東京卍会を、大事な創設メンバーという仲間を一人残らず救うために、孤独に戦ったのではないでしょうか。
自分が蒔いた種だからこそ自分でケジメを付ける。自分以外の誰も自分と同じ辛い目にはあわせないし、危険な目にもあわせない。
マイキーを、仲間を、東京卍會を守るために。彼は誰の力を借りる事もなく、たった独りで全てを解決しようとしたのです。
数に押され圧倒的に不利な喧嘩を売られていた千冬を、「コイツは俺の仲間だ」と宣言し多勢相手にたちまち一人でノして彼を守った場地。
当時は互いにまだほんの少しの面識があっただけだというのに、自分を仲間と呼んでくれ、尚且つ圧倒的な喧嘩の強さを見せつけた場地に対し千冬は初めて、敬語を使うに値する心から尊敬できる人として憧れを抱いたのです。
その思いは場地が誰にも腹の内を明かさず東卍を裏切ったように見せ、自分の顔を力の限り殴りつけられている時でさえ変わるものではありませんでした。
どれだけ酷い言葉を吐かれても、どれだけ力いっぱい顔面を殴られ続けても、東卍創設メンバーでさえ見抜けなかった場地の本心を見抜いていたのは、彼をずっと傍らで見ていた千冬だけだったのです。
今日のらくがき
あの日のペヤング
千冬「最後、ソースでベチョベチョになったかやくが美味いんすよね!」
場地「テメっ、なに2口目いこーとしてんだよ!1口ずつって約束だろーが!」(和)#ペヤング#ペヤング半分コ pic.twitter.com/qBcVKhQyXr
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) September 5, 2021
そしてきっと、場地もまた自分がそうして自身の信念を貫き続けたからこそ、千冬が己を最期まで信じ慕い続けてくれていることに気付いていたのではないかと思います。
自分がどんな振る舞いをしようと、千冬だけはきっと自分を信じてくれる。その信頼故に場地もまたたった独りで仲間のために戦う選択肢を取る事ができ、最期まで仲間のための行動を貫けたのでした。
残した半分をもう一人が食べるのではなく、仲良く一口ずつ食べていた二人の本当の「半分コ」。笑い合い、ふざけ合いながら一緒にペヤングを食べていた日々は二人にはもう二度と、未来永劫訪れることはないのです。
(執筆:曽我美なつめ)
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