最高の改変…!『進撃の巨人』最終回、原作と異なる“セリフ”に感動の声。OPやEDに隠された意図は

『TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編(後編)』が2023年11月4日深夜に放送。10年にわたるTVアニメ『進撃の巨人』の歴史が、ついに幕を閉じました。

エレン、ミカサ、アルミンたちの長い戦いは、どのような結末を迎えたのか。原作ファンからも大絶賛だった「最高の改変」とは。SNSの反響をもとに、視聴者の感想とともに振り返ってみましょう。

※記事の性質上、内容の一部に触れています。

『TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編(後編)』キービジュアル

『TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編(後編)』キービジュアル

諫山創先生による改変が最高…!「誰も文句ないアニオリ」

原作ファンの間でとくに注目を集めたのは、アニメオリジナル要素。原作者の諫山創先生が「また今回僕の希望で少しだけラストのネームを描き直させていただきました。」とコメントを寄せたように、マンガとはまた違った展開になっていました。

なかでも印象的だったのは、エレンとアルミンが最後に交わした会話。
原作ではエレンの行いに対してアルミンが感謝を述べる内容でしたが、アニメ版ではアルミンがともに罪を背負うニュアンスに変更されています。

本誌版、単行本版、そしてアニメ版はそれぞれセリフが異なっており、ファンからは「完結後もずっと諫山先生が作品に向き合い続けて来たことがうかがえてすごく嬉しかった」などの感想が見られました。

ほかにも「こんな最高の改変あるかよ……」、「原作もとてもよかったけど、アニメのほうも素晴らしかった。このアニオリは誰も文句ない」、「よりエレンとアルミンの関係性が好きになった」など、絶賛の声が続出。

会話の量も原作より大幅に書き足されており、2人の想いがより強く伝わってくるシーンとなりました。

過去のメロディーも…EDがエモかった。パート分けの意味は

「紅蓮の弓矢」をはじめ、『進撃の巨人』の主題歌を数多く手がけてきたLinked Horizon。その集大成ともいえる「二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・」が、物語の完結を飾りました。

「13の冬」などLinked Horizonによる『進撃の巨人』イメージソングのメロディーも随所にちりばめられており、原曲と併せて聞くとさらに心に響く楽曲となっています。

歌い出しをミカサ役の石川由依さん、その後に加わるハモりをエレン役の梶裕貴さんが担当し、Revoさんに歌い継がれていくというパート分けも、ファンの涙腺を刺激した様子。

また、エンドロール内の映像や歌詞の内容などを手がかりに、パート分けの意味を考察したファンも。ミカサとエレンがともにいた時間軸を2人で、その後はミカサ1人で、さらにミカサがいなくなった遠い未来をRevoさんが歌っている、とも解釈できそうです。

そのため「時間の経過とともに歌っている人が変化しているの、本当に天才だと思いました」、「作品に寄り添いすぎていて最高すぎる。こんなん泣くしかない」などのコメントも見られました。

ちなみにフルサイズで聞くと、ラストにはエレンが曲名を読み上げるナレーションが。完結編各話版のOPに使用されたLinked Horizonの「最後の巨人」にはアルミンのナレーションが入っており、対になるような印象を抱かせます。ファンを感動させる、細部まで作り込まれた楽曲でした。

シリーズ完結に「ありがとう」の声が溢れる

2013年放送のTVアニメ『進撃の巨人 Season 1』から10年。満を持して完結を迎えたアニメ版に、感謝の声が集まっています。

「10年間本当に楽しかった。最高の物語をありがとう」、「名作の完結、拍手が止まらない」、「作画も演出もアニオリも何もかも最高すぎた。制作に関わったすべての人にありがとう」、「終わりまで見届けられたことが嬉しい」など、SNSには数え切れないほどの感想が。

「クライマックスなのにライナーが気持ち悪くて本当に嬉しいよ……」と、ブレないキャラクターへの称賛も寄せられています。

放送後、エレン役の梶さんは「ありがとう、エレン ありがとう、進撃の巨人 大切なみんなに、ありがとう いってきます」とポスト。

 

一方でミカサ役の石川さんは「ミカサ、よく頑張ったね。いってらっしゃい、エレン。そしてありがとう。大好き。」と、エレンを送り出すミカサの視点でポストしていました。

シリーズ完結の締めくくりにぴったりな、声優陣の投稿。ほかにも『進撃の巨人』関係者がX(旧Twitter)などで想いを綴っているので、検索してみてはいかがでしょうか。

(執筆:ハシビロコ)

関係者のX(旧Twitter)ポストの一部をご紹介!

 

■アニメ『進撃の巨人 The Final Season』Season4(4期)あらすじ・感想まとめ!【61話~最終話・74話】
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■『進撃の巨人』総集編、小野大輔と小林ゆうの声が響いた…梶裕貴も感謝ツイート。次回予告も神すぎる
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■名言が深い…『進撃の巨人』最終話の影で“オニャンコポン”に密かな注目が。ハンジと関係や名前の由来は?
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TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season Part 2 PV第2弾

TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season 作品情報

■放送情報
TVアニメ「進撃の巨人 The Final Season」第76話「断罪」NHK総合にて2022年1月9日(日)24時5分放送開始!

■イントロダクション
「その巨人はいついかなる時代においても、自由を求めて進み続けた。
自由のために戦った。名は――進撃の巨人」
ついに明かされた壁の外の真実と、巨人の正体。
ここに至るまで、人類はあまりにも大きすぎる犠牲を払っていた。
それでもなお、彼らは進み続けなければならない。
壁の外にある海を、自由の象徴を、まだその目で見ていないのだから。
――やがて時は流れ、一度目の「超大型巨人」襲来から6年。
調査兵団はウォール・マリア外への壁外調査を敢行する。
「壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある。ずっとそう信じてた……」
壁の中の人類が、初めて辿り着いた海。
果てしなく広がる水平線の先にあるのは自由か、それとも……?
エレン・イェーガーの物語は、新たな局面を迎える。

■スタッフ
原作:諫山 創(別冊少年マガジン/講談社)
監督:林祐一郎
シリーズ構成:瀬古浩司
キャラクターデザイン:岸 友洋
総作画監督:新沼大祐 / 秋田学
演出チーフ:宍戸淳
エフェクト作画監督:酒井智史、古俣太一
色彩設計:大西慈
美術監督:小倉一男
画面設計:淡輪雄介
3DCG監督:奥納基 / 池田昴
撮影監督:浅川茂輝
編集:吉武将人
音響監督:三間雅文
音楽:KOHTA YAMAMOTO / 澤野弘之
音響効果:山谷尚人(サウンドボックス)
音響制作:テクノサウンド
制作:MAPPA

■キャスト
エレン・イェーガー:梶 裕貴
ミカサ・アッカーマン:石川由依
アルミン・アルレルト:井上麻里奈
コニー・スプリンガー:下野 紘
ヒストリア・レイス:三上枝織
ジャン・キルシュタイン:谷山紀章
ライナー・ブラウン:細谷佳正
ハンジ・ゾエ:朴 璐美
リヴァイ・アッカーマン:神谷浩史
ジーク・イェーガー:子安武人
ファルコ・グライス:花江夏樹
ガビ・ブラウン:佐倉綾音
ピーク・フィンガー:沼倉愛美
ポルコ・ガリアード:増田俊樹
コルト・グライス:松風雅也

■■More Information■■
The Final Season公式サイト:https://shingeki.tv/final/
公式Twitter:@anime_shingeki

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

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ハシビロコ

毎クール20本程度のアニメを視聴しているマスター兼審神者兼コーチ。人生の大事なことはだいたいアニメに教えてもらった。ここ数年は特撮にもハマり、歴代スーパー戦隊やライダーやウルトラマンを履修中。

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