『ヒプマイ』ヨコハマの“男の美学”に惚れる…!次元を超えてMAD TRIGGER CREWが愛される理由

ガチオタク兼音楽ライターとしても活動している筆者がアニソンコンテンツを紹介・分析する本シリーズ。今回ピックアップするのは、6月15日に発売される2ndフルアルバム『CROSS A LINE』も期待大の『ヒプノシスマイク』から、ヨコハマ・ディビジョンMAD TRIGGER CREWの魅力をご紹介!

ヤクザの碧棺左馬刻、悪徳警官の入間銃兎、違法軍人の毒島メイソン理鶯の三人から成るMAD TRIGGER CREW。アウトローな世界に生きる彼らの人気の理由は、ずばりハマの「男の美学」にあり? 次元を超えて大勢から「憧れ」を集める、彼らの魅力の秘密に迫ります。

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ヒプノシスマイク「MAD TRIGGER CREW -Before The 2nd D.R.B-」ヨコハマ・ディビジョン

via ヒプノシスマイク「MAD TRIGGER CREW -Before The 2nd D.R.B-」ヨコハマ・ディビジョン

次元の壁を越えて愛されているMAD TRIGGER CREW

武力が世界中から根絶され、言葉が絶大な力を持つ世の中となった『ヒプノシスマイク』の世界。男たちが自らのディビジョンの誇りをかけて戦うこの物語で、ヨコハマ・ディビジョンMAD TRIGGER CREWもまた、多くの支持を集めるチームのひとつとなっています。

メンバー三人全員が、それぞれにかなりアウトローな職業でもあるヨコハマ・ディビジョン。
いわゆる「危険な奴ら」が揃うチームでもありますが、そんな危なげな雰囲気の半面、実はMAD TRIGGER CREWはヒプマイの各ディビジョンの中でも、特に次元の壁を超えて大勢に愛されているディビジョンでもあると言えるでしょう。

ヒプノシスマイク「BAYSIDE M.T.C」 ヨコハ...

ヒプノシスマイク「BAYSIDE M.T.C」 ヨコハマ・ディビジョン

via ヒプノシスマイク「BAYSIDE M.T.C」 ヨコハマ・ディビジョン
その現象のひとつでもあるのが、様々な三次元の実在の場所・人とのコラボがよく話題に上がりやすい点です。
中でも長年のヒプマイファン、そしてMAD TRIGGER CREW…通称“マットリ”ファンが語る上で欠かせないのは、やはり2020年のシングル発売に当たっての横浜中華街コラボですよね。

これまでにも様々なコンテンツと、実に多彩なコラボレーションを繰り広げてきた『ヒプノシスマイク』。そんな『ヒプマイ』のコラボの中でも、ひとつのディビジョンが一ヵ所の人気観光地とここまでがっちりコラボレーションを行ったのは当時これが初めてでした。

実際のコラボ時には、横浜中華街に店を構える約20店舗のお店が“MAD TRIGGER CREW”応援店舗に名乗りを上げ、限定フライヤーやポスターを掲示。
(公財)横浜観光コンベンション・ビューロープレスリリースより

(公財)横浜観光コンベンション・ビューロープレスリリースより

via 「(公財)横浜観光コンベンション・ビューロー」プレスリリースより
飲食店だけでなく水族館や占いのお店も参画していたり、各店舗が3人のおすすめメニューを設定していたりしました。
まるで本当にMAD TRIGGER CREWの三人が、この横浜の街のどこかに“生きている”のではないか。多くのファンにそう思わせる徹底したコラボの様子が、多くのハマ女の心を掴み一躍話題となっていましたね。

HIPHOPユニット“サ上とロ吉”からの熱いラブコール

またMAD TRIGGER CREWがいかに次元を超えて愛されているか、という話をする上で、音楽好きとしてはやはりサイプレス上野とロベルト吉野の話は欠かせません。

ヒップホップ好きの間では通称・サ上とロ吉として親しまれているユニット、サイプレス上野とロベルト吉野。MCのサイプレス上野さんが碧棺左馬刻のソロ曲『G anthem of Y-CITY』の作詞を手掛けたことから、両者の関わりは始まることとなりました。

ヒプノシスマイク「BAYSIDE M.T.C」 / ヨコハマ・ディビジョン MAD TRIGGER CREW Trailer

元々レペゼン横浜として、ヒップホップの世界を第一線で走り続けていたサ上とロ吉。
そんな彼らから見ても、左馬刻や彼が率いるチーム・MAD TRIGGER CREWはとても魅力的な存在だったようです。

2018年のヒプマイ3rdライブでもゲストとして登場し、当日やむなく欠席となった左馬刻役・浅沼晋太郎さんの分も、ヨコハマの優勝へと激励を飛ばしてくれた二人。そんな彼らへ浅沼さんが「左馬刻」らしいメッセージを送ったことも、両者の絆を深めたエピソードとして知られていますね。

そんな数々の交流を経た結果、2020年にサイプレス上野とロベルト吉野結成20周年記念のEP『サ上とロ吉と』に、なんとフィーチャリングゲストとして碧棺左馬刻が参戦することに!

ももいろクローバーZやYOUR SONG IS GOOD、奇妙礼太郎など、名だたるミュージシャンがコラボゲストとして迎えられたこの作品。これらの現実に存在するアーティストと同等に左馬刻の名前がクレジットされたことが、とても嬉しかったファンも多かったことでしょう。

Uptown Anthem feat. 碧棺左馬刻 (from「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」)


左馬刻のことを「次元を超えた兄弟」と呼び、まさしくマイメンとして大きなリスペクトを持って接するサイプレス上野さん。
その熱烈な左馬刻愛、そしてヨコハマ・ディビジョンへの愛は、多くのヒプマイファンの間でも非常に有名なエピソードともなっていますね。

3人が貫く「男の美学」に誰もが憧れる

このように、大勢の人々から次元を超えるほどの熱烈な支持を受ける碧棺左馬刻率いるヨコハマ・ディビジョンMAD TRIGGER CREW。

彼らがそこまで多くの人を熱狂させるその理由は、なによりも「憧れ」を持ってついていきたくなる「男の美学」を貫くチームだからではないかと思います。

ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”「HUNTING CHARM」Trailer

様々なカラーや仲間としてのスタイルを持つ、ヒプノシスマイクの各ディビジョン。その中でもヨコハマディビジョンは突出して、「馴れ合い」を良しとしないチームでもあると言えます。
利害の一致やいろんなタイミングが重なり、チームメイトとして戦うこととなったMAD TRIGGER CREW。ともすればビジネスライクにも見える彼らの関係ですが、その根底には確かなお互いへの信頼とリスペクトが時折顔を見せることも。
チームメイトは味方であり同志である一方、けっしてなかよしこよしのお友達ではない。
けれどお互いの信念や目標に向かう姿勢はきちんと評価し認め合い、必要であれば手を貸し、背中を預け合う。

感情ではなく、確かな理性で三人三様に仲間を信頼する彼ら。一見クールに見えるその姿の裏に血生臭く泥臭い裏の顔があることが、彼らの魅力をより引き立てる一面のようにも思えます。

ヒプノシスマイク MAD TRIGGER CREW「Yokohama Walker」

様々な苦労や努力を普段は一切表に見せず、粛々と淡々と、けれど仲間を信じて突き進む。彼らが体現するその「男の美学」こそ、きっとMAD TRIGGER CREWの最たる魅力なのです。

そんなハマの男である彼らに、次元を超えて大勢の人々が持つ「憧れ」。それこそが彼らの地位を現在の人気ディビジョンへと押し上げた、最大最強のエネルギーなのでしょう。

(執筆:曽我美なつめ)
■ ヒプマイ楽曲「Glory or Dust」に漂う"ガチ感"の正体は。2ndD.R.Bに相応しい壮大さ
https://numan.tokyo/column/Ry9AX
■試練を乗り越えた先に…『ヒプノシスマイク』イケブクロ、山田三兄弟それぞれの成長とは
https://numan.tokyo/column/1hO4K
■「ヒプマイ」ナゴヤ・波羅夷空却役 葉山翔太 独占インタビュー! “悪ガキ僧侶”のレコーディングでの苦労や聴きどころは?
https://numan.tokyo/interview/XUSx4

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-4th LIVE@オオサカ《Welcome to our Hood》ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”ダイジェスト

ヒプノシスマイク –Division Rap Battle- 5th LIVE@AbemaTV《SIX SHOTS UNTIL THE DOME》Blu-ray&DVD

発売日:8月19日(水)
価格: Blu-ray:8,000円+税 DVD 7,000円+税
品番:Blu-ray KIXM-437/DVD KIBM-855~6

【収録楽曲】(Blu-ray、DVD共通)
01.ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-+ / Division All Stars
02.IKEBUKURO WEST GAME PARK / Buster Bros!!!
03.Break the wall / 山田一郎(CV.木村昴)
04.School of IKB / 山田二郎(CV.石谷春貴)
05.レクイエム / 山田三郎(CV.天﨑滉平)
06.シノギ(Dead Pools) / MAD TRIGGER CREW
07.Gangsta's Paradise / 碧棺左馬刻(CV.浅沼晋太郎)
08.Uncrushable / 入間銃兎(CV.駒田航)
09.2DIE4 / 毒島メイソン理鶯(CV.神尾晋一郎)
10.あゝオオサカdreamin'night / どついたれ本舗
11.Tragic Transistor / 白膠木簓(CV.岩崎諒太)
12.Own Stage / 躑躅森盧笙(CV.河西健吾)
13.FACES / 天谷奴零(CV.黒田崇矢)
Dance&DJパフォーマンス
14.Bad Ass Temple Funky Sounds / Bad Ass Temple
15.そうぎゃらんBAM / 波羅夷空却(CV.葉山翔太)
16.月光陰 -Moonlight Shadow- / 四十物十四(CV.榊原優希)
17.One and Two,and Law / 天国獄(CV.竹内栄治)
18.Stella / Fling Posse
19.ピンク色の愛 / 飴村乱数(CV.白井悠介)
20.蕚 / 夢野幻太郎(CV.斉藤壮馬)
21.SCRAMBLE GAMBLE / 有栖川帝統(CV.野津山幸宏)
22.Shinjuku Style ~笑わすな~ / 麻天狼
23.君あり故に我あり / 神宮寺寂雷(CV.速水奨)
24.パーティーを止めないで / 伊弉冉一二三(CV.木島隆一)
25.BLACK OR WHITE / 観音坂独歩(CV. 伊東健人)
26.Survival of the Illest / 4Division
27.ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-+ / Division All Stars

【映像特典】
Hoodstar/4Division
ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-/4Division

●店舗別購入特典
・アニメイト:5thLIVEロゴチケットホルダー
・ゲーマーズ:トールサイズステッカー Buster Bros!!! ver.
・Amazon.co.jp:トールサイズステッカー MAD TRIGGER CREW ver.
・HMV全店.全国のローソン・ミニストップ店頭Loppi端末:トールサイズステッカー Fling Posse ver.
・タワーレコード:トールサイズステッカー 麻天狼 ver.
・楽天ブックス:トールサイズステッカー どついたれ本舗 ver.
・TSUTAYA RECORDS:トールサイズステッカー Bad Ass Temple ver.
(※一部店舗除く、オンラインショッピングはご予約分のみ対象)
・ELR Store:5th LIVE キービジュアルステッカー
・メーカー特典:5th LIVE ロゴステッカー

※メーカー特典配布店舗は公式サイト参照

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numan編集部

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