ヒプマイ楽曲「Glory or Dust」に漂う"ガチ感"の正体は。2ndD.R.Bに相応しい壮大さ

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ヒプマイ楽曲「Glory or Dust」に漂う"ガチ感"の正体は。2ndD.R.Bに相応しい壮大さ
アニメソング(アニソン)を語る連載、第六回目は『ヒプノシスマイク』が登場です! 今回取り上げるのはDivision All Starsの「Glory or Dust」「Hang out!」。2曲の凄さや注目したいポイントは?
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ガチオタである一方、約10年のミュージシャン歴も持つ音楽ライターの私・曽我美なつめが紐解くアニソン連載。

音楽×二次元両方の側面からアニソンを解剖する本連載、第6回の今回は、今まさに開催中のバトルからも目が離せない『ヒプノシスマイク』(以下『ヒプマイ』)関連の楽曲を数回に渡りご紹介。

まず本回では、『ヒプマイ』のメインキャラクター18人の魅力が濃縮されたDivision All Stars歌唱楽曲を解説致します!

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 1st FULL ALBUM『Enter the Hypnosis Microphone』

ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- 1st FULL ALBUM『Enter the Hypnosis Microphone』

戦闘力高めのガチ感「Glory or Dust」

キャラによるラップ楽曲先行型コンテンツとして始まったプロジェクト・ヒプノシスマイク。
そのコンセプトに恥じないハイクオリティな楽曲で、二次元界隈だけでなく音楽界隈からも注目を集めるプロジェクトです。
様々な人気アーティストからの曲提供の話題も絶えず、最新曲ではついに邦楽界の重鎮・Dragon Ashからの曲提供も決定しましたね。

現在、ヒップホップ・ラップとは切っても切り離せないバトルシーズンに突入しているヒプマイ。
2回目のバトルとなる今回のテーマソング楽曲。それがDivision All Starsによる「Glory or Dust」です。
結果の如何によっては、今後の物語の展開すらも左右するこのバトル。各ディビジョンのファンにとっては、文字通り一瞬たりとも見逃せないものでしょう。
前回の雪辱を果たすチーム、初の戦いに挑むチーム、そして王座を死守するチーム。それぞれのディビジョンの威信をかけた戦いに相応しい、戦闘力高めの楽曲というところでしょうか。

本曲の最も大きな特徴は、なんといってもサウンド面におけるその“ガチ感”。
これまでのDivision All Starsリリース曲とは明らかに一線を画したその雰囲気から、第2回バトルへの各ディビジョンの本気をそこに垣間見たファンも多いはず。
ヒプノシスマイク Division All Stars「ヒプノシスマイク -Glory or Dust-」

楽曲の迫力や“ガチ感”を大きく演出している最たるポイントは、そのサウンド。
これまでの「Division Battle Anthem」「Alternative Rap Battle」「Hoodstar」などでは、いわゆる打ち込みらしさのある電子音や、バンドサウンドが主体で用いられていました。

しかし今回の「Glory or Dust」に関しては、これまでのヒプマイ曲と比較してもかなり異色なクラシカル・マーチングテイストのサウンドで構成されています。
元々のヒップホップ・ラップという音楽ジャンルを鑑みても、このサウンドとの組み合わせは非常に珍しいでしょう。
特に印象的なのは主に各メンバーのラップパートの力強さに拍車をかける、マーチングを彷彿とさせるスネアドラムのサウンドです。

今回の楽曲はリズム音がドラムやシンセではなく、ほぼ終始このスネアドラムのみの構成なのも大きなポイント。
この音をよく聞いてみると、実は全く同じ動きの音を複数重ねたサウンド作りがなされているんです。
これにより楽曲全体を通して、まるでRPGのラスボス戦や負けられない戦いに挑む時のような。そんな勇猛さや壮大な雰囲気を感じた方も多いのではないでしょうか。
いわゆる「重ね録り」と呼ばれるこの手法。これを用いることで、単体の音だけでもここまでの厚みや迫力を生み出すことができるんですね。

(直近の話題曲としては、映画『竜とそばかすの姫』メインテーマ、millennium parade 「U」の冒頭のスネアドラムもこれに近い作りです。よく耳を澄ましてみると、音が2つ重なっているように聞こえませんか?)

心地よいリリックの「Hang out!」白膠木簓パートに注目

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