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音楽×二次元両方の側面からアニソンを解剖する本連載、第6回の今回は、今まさに開催中のバトルからも目が離せない『ヒプノシスマイク』(以下『ヒプマイ』)関連の楽曲を数回に渡りご紹介。
まず本回では、『ヒプマイ』のメインキャラクター18人の魅力が濃縮されたDivision All Stars歌唱楽曲を解説致します!
INDEX
現在、ヒップホップ・ラップとは切っても切り離せないバトルシーズンに突入しているヒプマイ。
2回目のバトルとなる今回のテーマソング楽曲。それがDivision All Starsによる「Glory or Dust」です。
本曲の最も大きな特徴は、なんといってもサウンド面におけるその“ガチ感”。
これまでのDivision All Starsリリース曲とは明らかに一線を画したその雰囲気から、第2回バトルへの各ディビジョンの本気をそこに垣間見たファンも多いはず。
しかし今回の「Glory or Dust」に関しては、これまでのヒプマイ曲と比較してもかなり異色なクラシカル・マーチングテイストのサウンドで構成されています。
元々のヒップホップ・ラップという音楽ジャンルを鑑みても、このサウンドとの組み合わせは非常に珍しいでしょう。
今回の楽曲はリズム音がドラムやシンセではなく、ほぼ終始このスネアドラムのみの構成なのも大きなポイント。
この音をよく聞いてみると、実は全く同じ動きの音を複数重ねたサウンド作りがなされているんです。
(直近の話題曲としては、映画『竜とそばかすの姫』メインテーマ、millennium parade 「U」の冒頭のスネアドラムもこれに近い作りです。よく耳を澄ましてみると、音が2つ重なっているように聞こえませんか?)
『ヒプマイ』というコンテンツのいわゆるメインストーリー(CDドラマトラック)とは、別軸の世界線で物語を展開するアプリゲーム「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」。
今回ストーリーにオオサカ、ナゴヤを加え、さらにアプリオリジナルキャラも参戦しての新章突入。それをきっかけとして新主題歌となったのが本楽曲ですね。
先述の「Glory of dust」の魅力が“ガチ感”ならば、対するこちらの曲の魅力はどこまでも真反対の“ユル感”。
タイトルの「Hang Out!」=「遊ぼうぜ!」という言葉通り、肩の力を抜いてラップを楽しむキャラの魅力が満載の楽曲ともなっています。
だからこそ本気で戦う彼らを楽しみつつ、争いを一旦横に置いた和気藹々としたムードの彼らも同時に楽しめる。それが『ヒプマイ』の大きな特徴でもあり、ここまで多くのファンが様々な形でコンテンツを応援できる良さでもあるのでしょう。
各ディビジョンごとの色や、メンバーの関係性もよく見える歌詞。様々な見どころはありますが、敢えて一番を推すのであればオオサカディビジョン・白膠木簓のパートでしょうか。
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中でも彼の歌唱パートの一番最後、「よぎる脳裏」の韻の踏み方はお見事の一言。
普通であれば音を詰めてそのまま歌い切る箇所に変則的な休符拍を入れることで「フローリング」との韻を踏み、同時にリスナーの耳を惹きつけるリズム感を成立させています。
だからこそ実現した正反対の“ガチ感”と“ユル感”が楽しめる、Division All Starsによる2曲。さてあなたのお好みは、どちらの楽曲ですか?
(執筆:曽我美なつめ)
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