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『ヒプマイ』オオサカのココがすごい!岩崎諒太のラップにガチ勢も驚く理由は?

木村昴さんや浅沼晋太郎さんなどによる音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(以下、『ヒプマイ』)。2017年発表当初の4ディビジョン12名に加え、2019年にはオオサカ・ディビジョン、ナゴヤ・ディビジョンの6名が新たに登場しさらなる盛り上がりを見せています。
そこで今回はオオサカ・ディビジョン、ナゴヤ・ディビジョンの楽曲について、再び日本語ラップ紹介マンガ『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』著者・服部昇大さんにお話しを伺いました! 

こちらの記事ではオオサカ・ディビジョン”どついたれ本舗”についてお届けします♪​

ヒプノシスマイク「あゝオオサカdreamin' night 」/ オオサカ・ディビジョン どついたれ本舗 Trailer

現代ラップの高度なテクニックに驚く

――まずはオオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”のチーム曲『あゝオオサカdreamin' night』から伺います。大阪出身であるR-指定さんの手掛けた歌詞が“すごい”と話題になりました。

服部昇大さん(以下、服部) 作詞作曲がCreepyNutsという事で公開後すぐに話題になっていましたよね。
一口に「ラップが上手い」といっても色んな考え方がありますが、少なくともテクニック的な分野ではラッパー界でトップレベルなR-指定。複雑な押韻やダブルミーニング、トリプルミーニングな歌詞をバンバン入れてくるハイコンテクストなラップには驚きます。

オタク的にもとても読み解き甲斐のあるリリックで、R-指定はこういう仕事が本当に向いてるなと思いました(笑)。

――特に注目したいポイントはどこでしょうか?

服部 例えば「おんどれやおんどれ/ポッと出/素人芸/に刺すトドメ」という歌詞も文字だけで見ると「素人芸」の部分は全然韻を踏んでないようですが、フロウ(発音の仕方)を変化させる事によって韻を踏むという、現代ラップの高度なテクニックが各所に効いています。

あがり症という設定の躑躅森盧笙(CV:河西健吾さん)のバースでも、途中から白膠木簓(CV: 岩崎諒太さん)が出てくると乗せられて流暢にラップができる……。
「それを曲でどうやって表現すんの?」という複雑な設定も見事に曲中で表現しててびっくりしました(笑)。

「本人が段々バイブスあがってく感じ」とかもちゃんと入ってて、最後のサビでは白膠木簓が同じフレーズを笑いながらラップしてるのも一曲の中でドラマ性があって作り方が非常に上手いなと思います。

ヒプノシスマイク/ オオサカ・ディビジョン どついたれ本舗 ソロ曲 Trailer

岩崎諒太さんのラップはハイレベル!

――ではソロ曲についてはいかがでしょうか?

服部:個人的に“大阪”らしくて印象に残ったのが『Tragic Transistor』(白膠木 簓/CV:岩崎諒太さん)。大阪を代表するグループ・韻踏合組合のHIDADDYが作詞していたり、ちゃんと“大阪推し”なのもいいですね。

いわゆる「押韻主義」と呼ばれる「とにかく韻を踏みまくる」スタイル。同じ音でしつこいぐらい韻を踏んでくるのでこのしつこさは是非味わって欲しいです。

服部:白膠木簓役の岩崎諒太さんはオオサカ・ディビジョンだけでなく『ヒプマイ』全体の中でも特にハイレベルなラップを見事にこなしていて、とても驚きました。

作詞しているラッパーの声が浮かぶほどの再現度。すごいと思います。

ヒプノシスマイク

ヒプノシスマイク

どついたれ本舗「あゝオオサカdreamin’night」ジャケットより
服部:『Own Stages』(躑躅森盧笙/CV:河西健吾さん)はHIPHOPによくある、いわゆるバッキンザデイズ(back in the days)――過去を振り返った内容の曲ですね。こうやって改めて聞くと、過去への後悔というのもある意味HIPHOPの定番なんだなと思います。

『FACES』(天谷奴零/CV:黒田崇矢さん)は打って変わってゴージャスなトラップ曲。悪党映画「スーサイド・スクワッド」 の主題歌、Skrillex&Rick Ross『パープル・ランボルギーニ』を元ネタにしてそうですね(笑)。天谷奴零は詐欺師ということですし、イメージもばっちりあっていますね。

――ありがとうございました!

続いての【後編】ではナゴヤ・ディビジョンBad Ass Templeについて伺います。『ヒプマイ』の中でも独特の雰囲気を持つ彼らの楽曲をヒップホップ的に紐解くと…!? 近日公開予定です。お楽しみに♪

■服部昇大さんプロフィール■
『未来は俺等の手の中〜J.P. STYLE GRAFFITI〜』で、第67回手塚賞準入選。同作が「月刊少年ジャンプ」に掲載されデビュー。2017年、6代目日ペンの美子ちゃんに就任。代表作に『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』(宝島社)『邦キチ!映子さん』(集英社)など。

●ヒプノシスマイク公式サイト:https://hypnosismic.com/

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numan編集部

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