BLアニメ『ギヴン』と『海辺のエトランゼ』が胸に刺さるワケ。"葛藤"がリアルとリンクする

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また、『ギヴン』が片思いや嫉妬、執着など、複雑な感情が交錯して読者の胸を揺さぶるのに対し、『エトランゼ』は駿と実央の間に流れる空気感を緻密に描写し、より密な「想い、想われ」を読むことができ、読者は惹かれ合う2人の様子を至近距離で追いかけているような気持ちになれるのです。

群像劇と、2人の物語。ドラマチックと日常。
人物相関における描写の違いは、それぞれの作品が持つ異なる世界観を象徴しているともいえるでしょう。

キーワードは"葛藤"。ファンタジーからリアル路線へ

そしてどちらにも共通しているのは、心情に重きを置いた描写によって感情の深い部分に訴えかけてくるということ。切ない・愛おしい、といった感想を抱く作品として、2作品は現代BLの中でも特に大きな存在なのではないかと感じます。

特に2作品において重要な要素となるのが「葛藤」というワード。

『ギヴン』1巻 (新書館)

『ギヴン』1巻 (新書館)

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