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もう観た?『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の感想を古参に聞いてみた。「25年間ありがとう…」「涙腺にきた」

『新世紀エヴァンゲリオン』は、1995年から放送されたオリジナルTVアニメ。少年少女を主人公としながらも決して子ども向けではないストーリーや、独特の演出などが子どもから大人まで虜にし、社会現象を巻き起こしました。

2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』に続き『破』『Q』が公開。そして今年3月8日、ついにシリーズ完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開されたのです。

毎回さまざまな考察や感想が入り乱れる『エヴァ』ですが、今回は完結編ということで、これまでと違った声も多いよう。
そこで、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観た筋金入りの『エヴァ』ファンに、驚いたところや見どころ、感想を聞いてみました。

※ネタバレは避けていますが気になる方はご注意ください。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ポスタービジュアル画像

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ポスタービジュアル画像

(C)カラー
via 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ポスタービジュアル

【1】演出、ストーリーは「さすが!」

「『Q』は正直‟なんでこうなった!?“鬱すぎる…”と混乱したけど、今回の劇場版は個人的にすごくスッキリ。
劇中でも言ってた‟おとしまえ”がちゃんとつけられたというか。さすがです」

バトルシーンの迫力は、今回が随一だったかも。
完結編だからこその、制作陣の気合が序盤から伝わってきました」

「アスカの眼帯とか、気になってた謎についてもちゃんと言及されていて満足。
あと地味にテンションあがったのが、旧作を彷彿とさせる演出がところどころあったこと。
初期の『エヴァ』からちゃんと振り返れるようになっていた」

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告・改【公式】

やはり完結編ということで、観ている間これまでの『エヴァ』に思いを馳せた人は多かったよう。
ほかに、『新世紀エヴァンゲリオン』というタイトルについて改めて考えさせられた、という声も。
その理由は、ぜひ直接あなたの目で確かめてみてください。

【2】レイにアスカ、シンジたちの変化に涙

「ミサトさんとアスカのかっこよさが際立ってた。
年を重ねたミサトさんは母性ある良い女、かつ戦いへの男らしい姿勢は変わらずで最高。‟これぞミサトさん”って改めて魅力を確認できました。アスカの戦いも鳥肌もので、気づいたら拳を握りしめてた!」

「劇場版から登場したマリが、ここまで活躍するとは正直予想外。昔は『エヴァ』らしくない元気ハツラツな子をどう生かすんだろうと思ってたけど、なるほどというか。今作では、マリがいてよかったと思う場面が多かった」

このように「かっこよかった」「興奮した」といった人も多い中、「泣いた」という声も。

「今回は、色んな意味でシンジとゲンドウが今までで一番‟親子”だと感じられた。やっぱり『エヴァ』の軸は、このふたりなんだなと。これまでの『エヴァ』って泣く作品ではないと思ってたけど、涙腺にきてしまった

「レイには毎回‟幸せになってほしい”と思わされる。個人的に、今作のレイは今までで一番人間らしく見えて……その描き方に、制作陣の愛情のようなものも感じてジーンときた」

また、シンジ役・緒方恵美さんをはじめとするキャストの実力に、「20年以上経ってると思えない」と改めて驚愕した人も。
この完結編を観れば、関わった人すべてが『エヴァ』に対して深い想いがあることを、より感じられるのではないでしょうか。

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【3】25年間ありがとう!感謝が溢れる

「初めて観たのは中学生の時。まさか20年越しで完結を迎えるとは…!
『エヴァ』の完結は、私たちも大人になったっていうことを感じさせてくれる」

「本当に終わっちゃうと思うと寂しいけど、ずっと戦ってきたシンジやアスカたちのことを考えると‟よかった”という気持ちの方が強いし、感慨深い」

「劇場を出た瞬間から“エヴァロス”で、宇多田ヒカルさんのテーマ曲を聴くだけで胸が締め付けられます。自分でも思っていた以上にエヴァの存在は大きかったようです。喪失感もありますが、私も新たな一歩を踏み出します」

「TVアニメ放送当時はまだオタクへの風当たりが強かった。でも『エヴァ』のおかげで、子ども向け以外のアニメの素晴らしさを知ることができました。
エンドロールを見た時は、改めて感謝の気持ちがあふれて……こんなに夢中になれる作品を作ってくれた方々、本当にありがとう」

SNSなどでもネタバレに配慮しながら、皆あふれる想いが抑えきれないことが伝わってきた今作。
3月22日にはNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に『エヴァ』を手掛けてきた庵野秀明さんが取り上げられたことで、さらなる反響を呼びました。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観たもっとも多くの人が伝えたいのは、やはり「庵野監督、そして監督をはじめとした制作陣の皆さんへの“ありがとう”」なのかもしれません。

『エヴァ』は詳しくないけど気になる…という方は、ぜひこの機会に過去編から見て、映画館ならではの臨場感で完結編を見届けてはいかがでしょう。

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numan編集部

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