『チェンソーマン』は“少年ジャンプ”の常識を変えた。絶望とシュールのバランスが素晴らしい

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『チェンソーマン』は“少年ジャンプ”の常識を変えた。絶望とシュールのバランスが素晴らしい
『週刊少年ジャンプ』で異色の作品として人気を博し、TVアニメ化が発表されたことで今再び注目を集める『チェンソーマン』。改めてその魅力を、ファンの皆さんに聞いてみました。
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『チェンソーマン』は、悪魔のポチタを心臓に取り込んだ少年・デンジが、公安にスカウトされデビルハンターとして戦うダークヒーロー漫画。
『週刊少年ジャンプ』で2019年1号から2021年2号まで第一部が連載され、「このマンガがすごい!」2021ではオトコ編第1位を獲得、『ジャンプ+』での続編連載とTVアニメ化も決まっているアツい作品です。

「これが本当に少年ジャンプの漫画なの!?」という衝撃を常に読者に与えてきた、異色のヒット作『チェンソーマン』。
改めてその魅力はどこにあるのか、ファンの皆さんに聞いてみました。

※記事の特性上、原作の内容に多少触れています。

『チェンソーマン』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

『チェンソーマン』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトより

ぶっとんでるのに泣ける…キャラのギャップが秀逸

『チェンソーマン』には主人公の少年・デンジをはじめ、悪魔や魔人といった、見た目も中身もバリエーションに富んだキャラクターが多数登場。
中でも主人公のデンジと相棒の魔人・パワーは、男女ともに支持を集めています。

「デンジは、胸を揉むために公安の仕事をがんばるっていう、そのバカ正直っぷりが愛せる。
一方で、自分の体がボロボロになっても皆を助けたり、心はまさに少年漫画のヒーローなんです」

「誰でも信じてしまう純粋なデンジに、母性本能をくすぐられます。敵の女の子に‟好き”と言われて心が揺らいで、アキに『お前はチョロすぎだ!』って怒られるところではつい笑いが……(笑)。その後、花束を持って会いに行くシーンはとても切なくて好きです」
「『ガハハハハ!』って笑うパワーが大好きです。パワーは、見た目は可愛いのに下品だったり口汚かったり、デンジを車ではねて人のせいにしたり、正統派ヒロインだと思ったら違った!という​衝撃を受けました。
終盤ではそんなパワーがデンジのためにする行動と投げかけた言葉で涙腺崩壊。そんなキャラだと思わなかったから、よけいに泣かせられました」

パワーは、公式の第1回人気投票ではみごと1位を獲得。やんちゃなデンジとパワーを常識人の早川アキが世話する3人の同居生活は、‟早川家”と呼ばれ愛されています。

ほかにもデンジの上司でミステリアスな“マキマ”、性格がネガティブすぎる新人‟コベニ”、‟暴力の魔人”など魅力的なキャラクターは数えきれないほどです。

ショッキングな展開の連続。 絶望の中にもシュールな笑いが

『チェンソーマン』といえば、あまりの“鬱展開”から「ジャンプの発売日が怖い」「メンタルがもたない」と読者を絶望させ、毎週Twitterでトレンド入りしていたことも有名。特に皆が衝撃を受けたエピソードは?

「忘れられないのは、銃の悪魔が街を破壊するシーン。
もはや悪魔というか『エヴァンゲリオン』や『ゴジラ』のようなスケールで、犠牲者の名前をページ一面に出すというリアルな演出にもゾッとしました。そこに‟あの人”の名前を見つけた時の衝撃といったら……」

「絶対に死んではいけないようなキャラでも普通に死ぬので、よく編集部NGが出なかったなとびっくり。
毎週『チェンソーマン』を読むのが怖い、でもやめられないというループに陥ってましたね」
「唖然としたのは、鬱展開の連続で読者が絶望してる中、突然訪れた‟ハンバーガー回”
殺戮マシンと化したデンジが、店で‟人生初めてのハンバーガー”を注文して席に着く、そのシュールな状況にいったい何を見せられてるんだ……?と思考が停止。
藤本先生の発想は、とにかく毎回こちらの予想を超えてきます」

読者のトラウマになると同時に、藤本タツキ先生のすごさを知らしめた後半の鬱展開。
漫画『クズの本懐』の作者・横槍メンゴ先生や、『Fate』シリーズの奈須きのこ先生も、ショックをあらわにし話題になりました。

今後の展開に期待したいポイントは?

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