渡邊圭祐ドラマ『推しの王子様』感想 第2話に胸打たれた…!「推しは今日も変わらず尊い」「1mm単位にこだわって作ってんだよ」

フジテレビ系にて放送がスタートした新ドラマ『推しの王子様』、通称『推しプリ。7月22日(木)に放送された第2話では日高 泉美(比嘉 愛未)の会社・ペガサスインクで働くことになったケント様そっくりの五十嵐 航(渡邊 圭祐)が、社会人としてのルールやマナーを身につけるべく泉美の指導のもと奮闘するのですが……。

一筋縄ではいかない超問題児の航に苦戦する泉美でしたが、そんな中で今回も胸を打つセリフがいくつも飛び出しました。本記事では、『推しプリ』第2話に登場した共感すること間違いなしの名言をご紹介します!

『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

via 『推しの王子様』フジテレビ公式サイトより

「推しは今日も変わらず尊い…!」

ダメダメな航を本物のケント様のように育てると意気込む泉美。
しかし出社初日にして社員たちからクレームが入るほど、仕事のできなさがもはや異次元の航に頭を抱えてしまいます。

……と、そこで泉美のスマホには「ラブ・マイ・ペガサス」から新イベント開始の通知が! すかさずアプリを開き、ケント様が映る画面をじっと見つめ「推しは今日も変わらず尊い……!」と一言。

毎日仕事や学業に家事など、多くのタスクをこなしながら生きていれば、気が滅入る問題も時には出てきますよね。そんな現実での嫌なことを一瞬にして忘れさせ、表情を緩ませてくれる推しのパワーは絶大!

推しからの通知がきたら間髪入れずに開くところも、心の底から湧き上がってきたかのような「尊い……っ!」の言葉も、まさにオタクあるある。

毎日推しが供給してくれる癒しがあるからこそ、同じことの繰り返しで代わり映えしない日々も、ため息が出るしんどい日も、リフレッシュしてもうひと踏ん張りできるのです。
どんな日にも変わらないときめきをくれる推しに、今日も感謝です。

「こんな時に限ってケント様に激似!」

航の奇想天外な言動に振り回された怒涛の一日を終えて帰路につく泉美は、路上で一夜を明かそうとする航を見かけます。
社員の野宿を見過ごすわけにはいかない泉美は航を注意しますが、航は「うっさいな……」と悪態をつくばかり。

昼間の態度の悪さも相まって、普通ならば怒りが爆発してしまいそうなところ。
ですが、ここで航が見せた長いまつ毛の美しさが際立つ伏目がちな表情に、泉美はクラっときてしまいます。

「こんな時に限ってケント様に激似!」

……ということで結局、「もう!」と呆れつつ泉美の自宅に居候させることになるのでした。

推しと瓜二つの人間が降ってきて、自分が育てることになる……なんて、育成が難航することを踏まえてもなお夢のような展開はそうそう経験できるものではありません。

が、日常の中でどことなく推しに似てる人がいると目で追ってしまったり、無意識に推しに似ている人に好意的な気持ちを持ったりすることは、皆さんにも経験があるのではないでしょうか?

推しに似ているというアドバンテージで、少しくらいのミスや無礼なら目を瞑ってつい甘やかしてしまう泉美のそんな気持ち、わかります。

そしてキュンとする気持ちを隠しきれないような、絶妙な泉美のあの表情も、推し(のそっくりさん)の顔の良さには抗えないところもやっぱり、わかります。

「一度船を漕ぎ出したら、漕ぎ続けないといけないんだよ」

「一度船を漕ぎ出したら、漕ぎ続けないといけないんだよ」
「一度船を漕ぎ出したら漕ぎ続けなきゃいけない、そこで止まったら溺れちゃうから」

ネット上でも「刺さる」「グッときた」との意見が見られたこのセリフは、仕事を必死に頑張り続ける泉美が二度にわたって発したもの。
SNSでのアンチコメントを見た後の、自分に言い聞かせるかのようなこの言葉は辛くもありましたが、何かを頑張っている人にとっては響いたのではないでしょうか。

泉美にとっては、ペガサスインクの社長としてユーザーや世間からの期待はもちろん、推しのケント様と、乙女ゲームへの愛も船を漕ぎ続ける大きな原動力となっているのでしょう。

一方で、「なんでそんなに頑張るの?」と素直な疑問をぶつけられた泉美は、夜が更けてから一人「確かにときどきふと思う、なんでこんなに頑張ってるんだろって」と考えます。

頑張り続ける、船を漕ぎ続けるのは素晴らしいことですが、でもやはりそれは大変なことでもあるんですよね。
他にも仕事、勉強、育児、家事など頑張ることがたくさんある人生の中では、「なんでこんなに頑張ってるんだろ」なんて考えが頭をよぎる時にはいったん休憩するのも必要なことかもしれません。

本作ではオタク共感必至の名言はもちろんのこと、キャリアウーマンとしての泉美から放たれる言葉にも注目です。

「小さな違いが大きな違いになるんだ。1mm単位にこだわって作ってんだよ」

ところ変わってあくびをしながら仕事をしたりと相も変わらず態度の悪い航に、ゲームプランナーの有栖川 遼(瀬戸 利樹)は痺れを切らしていました。どうやら航は、微妙に違う二つのイラストが同じものにしか見えないよう。

副社長兼・ディレクターの光井 倫久(ディーン・フジオカ)が「同じように見えても、ちょっとずつ変えてあるんだよ」と優しく教えれば「同じように見えるならやる意味あんのかな」とこぼす始末。

ついに怒りが抑えられなくなった有栖川は「いい加減にしろよ」と立ち上がり「小さな違いが大きな差につながるんだ」「みんな1mm単位にこだわって作ってんだよ」とたたみかけるのです。

自身の仕事に誇りを持つクリエイターの強い気持ちが伝わってきたこのシーン。

私たちが普段観たりプレイしたりするあのアニメも、映画も、舞台も、ゲームも、こうした作り手たちの情熱や、心配りがあって私たちの手元へ届いているんだと思うと胸が熱くなります。

例えばアイドルの衣装だって、マンガの小さな吹き出し内の表現だって、アニメグッズのデザインだって……。何度も案を出し合い修正を重ねながら、とことんブラッシュアップしていいものを届けようと頑張ってくれる人たちへ、受け取り手は感謝と尊敬を忘れずにいたいですね。

「何者かで居続けるのってもっと大変なんだなって」

ペガサスインクに入ってまだ数日ではあるものの、昼夜問わず頑張り続ける泉美を側で見てきた航は、彼女に「すごいなって思ったよ」と伝えます。

色んな評価や偏見、壁がある中で折れることなく、人に見えないところでも努力を重ねていた泉美の姿に、航は「何者かになるのって大変だなって思ってたけど、何者かで居続けるのってもっと大変なんだなって」と感じたよう。

どんなに頑張っても見合う結果が出ないような、もう頑張りすぎてキャパオーバーしたような、そんな時にその頑張りを見ていたと誰かが声をかけてくれたなら、それだけで報われますよね。

泉美のイヤミな元同僚を面食らわせたシーンに続き、ケント様にも負けない航のかっこよさからは、泉美から学び彼なりに成長していることもうかがえ、グッとくる一幕でした。

また、役者だったり、アイドルだったり、表に立つ“何者か”であり続けてくれる推しに重ねるとまた染みるセリフでもありました。

いつも笑顔で、キラキラした姿を見せてくれる推しも、私たちが知り得ないところで努力を重ねているからこその「推しは今日も変わらず尊い」なのだと思うと、いつも最高を保ってくれてありがとうと感謝の気持ちがあふれてきます……!

番外編「仮面ライダーじゃないんだから」

最後は番外編。
航が拙い指使いでキーボードを叩きやっとのことで送ったメールはひらがなだらけ、改行なし、句読点なし、さらには“返信”を“変身”と変換ミス!

これには2.5次元オタクのデザイナー、渡辺芽衣からすかさず「変身願いますって仮面ライダーじゃないんだから」とツッコミが入ります。

航役を演じる渡邊圭祐さんは『仮面ライダーウォズ』出身であること、また同じ場にいたプランナーの有栖川役を演じる瀬戸利樹さんは『仮面ライダーエグゼイド』出身であることから、視聴者は「実質仮面ライダー!」「まさかの仮面ライダーいじり嬉しい」「合ってるといえば合ってるw」と反応。

二人の『仮面ライダー』俳優を前に飛び出した仮面ライダーのワードに、特撮ファンの視聴者が沸き立ちました。

全ジャンルのオタクが共感し夢中になれるドラマなだけあり、“わかる人にはわかる”というオタク心をくすぐるこんな小ネタが仕込まれている点も本作の見どころです。

第3話も注目!見逃し配信も♪

次週、第3話は新作乙女ゲームの開発に向けて動き出すペガサス・インクに出資元の会社から無茶ぶりが……? 必死にIT用語を覚える渡は泉美の力になることができるのでしょうか? 次週もどんな名言が飛びたすのか楽しみです。

第2話はFODプレミアムやTVerなどで配信中。見逃してしまった人はチェックしておきましょう♪

<予告>木曜劇場「推しの王子様」第3話7月29日(木)よる10時放送!

■『推しの王子様』第1話感想 名言だらけでオタク共感!「推しは生きる力をくれる」
https://numan.tokyo/drama-stage/K1kNW
■『トクサツガガガ』第1話に隠れオタから共感の声「大事なことは特撮が教えてくれた」
https://numan.tokyo/column/1XESJ
■『青天を衝け』『推しの王子様』…実はドラマ出演している声優たち。梶裕貴、仲村宗悟etc.
https://numan.tokyo/drama-stage/7vF06

ドラマ『推しの王子様』放送情報

毎週木曜よる10時〜 フジテレビ系にて放送中

キャスト
日高 泉美…比嘉 愛未
五十嵐 航…渡邊 圭祐
光井 倫久…ディーン・フジオカ
古河 杏奈…白石  聖
渡辺 芽衣…徳永 えり
有栖川 遼…瀬戸 利樹
小原 マリ…佐野ひなこ
織野洋一郎…谷  恭輔
藤井  蓮…藤原 大祐
水嶋 十蔵…船越英一郎

スタッフ
脚本
阿相クミコ
伊達さん(大人のカフェ)

音楽
瀬川 英史

主題歌
Uru『Love Song』
(ソニー・ミュージックレーベルズ)

挿入歌
DEAN FUJIOKA『Runaway』
(A-Sketch)

編成企画
狩野 雄太
江花松樹

プロデュース
貸川 聡子

演出
木村 真人
河野 圭太
倉木 義典

制作著作
共同テレビ

<予告・60秒>木曜劇場「推しの王子様」第2話7月22日(木)よる10時放送!

IMAGE

numan編集部

声優、アニメ、舞台、ゲームまで!オタク女子のための推し活応援メディア

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

オタ腐★幾星霜