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先んじて封切られた『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』のもとになったのは、エーステの第一作となる「MANKAI STAGE『A3!』~SPRING&SUMMER~」。
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初見の人はもちろん、エーステを見てきた私にも、不思議と焼き直し感は一切ありません。というのも、キャストの顔を寄りで観ることができるので、繊細な表情の変化、身体の小さな動きなどがスクリーンを通して間近に感じることができるからです。
舞台にも増して、春組&夏組の10人を間近に感じることができるのが、映画版ならではの素敵なところかもしれません。
見ていてほっこり優しい気持ちになります。
春組のシーンにも劇団の衣裳やwebサイト制作のために登場していた、幸や三好一成(演/赤澤燈さん)以外にも、向坂 椋(演/野口準さん)や斑鳩三角(演/本田礼生さん)らも登場し、レトロなバスで海辺の合宿所へ。
映画なのできっと歌唱シーンは少ないだろうという予想はありましたが、オープニングで春組と夏組が登場し主題歌「20 for colors」を歌うことで、一気にテンションが上がります。
劇中劇のシーンはコンパクトになっているものの、春組の演目「ロミオとジュリアス」で披露される盾のシーンでは、スピーディな画面の切り替えや、音楽が場面を盛り上げて、舞台にもまして迫力を感じる仕上がりでした。いろんなアングルから見ることができるのは、映画ならでは良さではないでしょうか。
カントクは実際にはスクリーンに顔が映らず、物を持つ手などが少し映る程度です。
監督のセリフはスクリーンに字幕が映しだされるという仕掛け。そして、カントクへ目線が向いているようなカメラアングルがちらほら入ることで、自分もその場にいるかのような感覚になります。
なによりMANKAI寮のリビング、チラッと映るキッチンなどは、細部までこだわったかわいい雑貨がいっぱいあっておしゃれ。3年エーステを観てきたファンからすると、みんなが頑張ってきた場所を目の当たりにすることでさらに感情移入ししみじみできますし、初見の方にも寮がどんな場所なのかわかりやすい作り。
他にも春組が朝練をする丘や、夏組が合宿をする海岸など野外のシーンは解放感たっぷりで、舞台とまた違った雰囲気を堪能できます。
舞台とはまた違った新しい視点で「A3!」を楽しむことができました。
完璧だったエーステは、映画という新たな次元で完全に昇華されているようです。
劇団員同士がぶつかったり、思いやりながら成長してく様子は、演じているキャストたちが本当にこの舞台を通して成長していくのを見ているような気持ちになったものです。
カーテンコールまで役を貫いて、キャストたちがキャラクターを大切にしていることが伝わる完璧な舞台だったと、個人的には思っています。
その演目が3年の時を経て映画化ということで、ぜひ劇場の大きいスクリーンで、一瞬たりとも目を離さずにご覧いただきたい作品です。
(執筆:中村佳子)
<キャスト>
横田龍儀、高橋怜也、前川優希、立石俊樹、古谷大和、
陳内 将、宮崎 湧、野口 準、本田礼生、赤澤 燈、
田口 涼、鯨井康介、藤田 玲、田内季宇、北園 涼、伊崎龍次郎
<スタッフ>
監督・脚本:倉田健次
脚本・舞台演出監修:松崎史也・亀田真二郎
原作:MANKAI STAGE『A3!』
公式サイト https://gaga.ne.jp/mankai-movie/
公式Twitter @mankai_movie
©2021 MANKAI MOVIE『A3!』製作委員会
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