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ともにウィリアムの同志として暗躍するセバスチャン・モラン役の井澤勇貴さんと、フレッド・ポーロック役の赤澤遼太郎さんにインタビュー! 後編の話題は……?
おふたりの対談【前編】はこちら!
■井澤勇貴×赤澤遼太郎「井澤くんを奪われる!と焦ってます(笑)」ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3インタビュー【前編】
INDEX
井澤勇貴(以下、井澤) やっぱり、ミュージカルでの歌は難しいですね。
特にモランとフレッドは、一曲を通して歌うよりも、ちょっと出て、ちょっと歌って、という見せ方が多くて。一曲をフルで歌ったり、ずっと舞台上にいる方が体力や技術的には大変だと思うんですけど、その方が作り込みはしやすいのかな、と思ったり。なかなかこの見せ方は難しいんですが、もっと練り上げていきたいなって思います。
赤澤遼太郎(以下、赤澤) 今までやってきた感覚だと、それは逆にすごく気持ちいいんです! もっと専門的な技術がある人だと、生演奏と合わせる難しさとかも感じるのかと思うんですけど……僕は素直に、ピアノとヴァイオリンの生演奏に合わせて歌えることは気持ちいいし、楽しみだなって思っています。
井澤 生演奏にのせて歌って演じられるなんて、ミュージカルならではの贅沢ですからね。
井澤 音楽のただすけさんが作る曲は、ハモりやコーラスも沢山あって、音圧がすごいんです。だから芝居での見応えはもちろん、音楽でも心情を描ける作品になっていますし、全曲を通して色も形も全く違う。
多分、初演からOp.3までを見比べても「あの曲、なんか似てるね」とはならないと思うんです。
ただ、オープニングでは今回も皆さんが聴き馴染んでいるナンバーを聴けるので、そこはシリーズ作品としてワクワクしてもらえる部分だと思いますし、音楽があるからこそできる演出だな、とも感じています。
赤澤 僕は、そのままセリフにしちゃうとなんだか恥ずかしくて、熱くなりすぎちゃう言葉も、音楽にのせると成立すると思っていて。
漫画だとモノローグで表現できる部分も、実際に生の人間が言葉に出すと、「ちょっとこのセリフ難しいな」って思うことが結構あるんです。だけど歌声なら自然に出せるし、ちゃんと血が通った言葉にできるので、これは表現方法としても大きな魅力だと思います。
赤澤 確かに僕は、セリフよりも歌の方が多いですね(笑)。
でも、原作のフレッドは絶対に歌わないからこそ、これはミュージカルのフレッドだから、心情を吐露しているんだなっていう場面もあって。やっぱり、僕もそういった場面ではより力が入りますね。
赤澤 井澤くんのすごいところは、もう全部です! 単純に、人間としてのスペックが高くて。井澤くんはOp.2の頃から独学で絵を描き始めたんですけど、それが一年経ったらすごく上手くなっていて、個展を開くことが目標だとも聞いて。
「一年でここまで上手くなる!?」って驚かされましたし、こういうところが井澤くんのすごさだなって思うのと同時に、何事も井澤くんがやってみせると、嫌味にもならない。
単純に「すごいな、かっこいいな!」って思える人なんです。
井澤 ……今、僕はこんな顔です(笑)。
井澤 できないことは、あまりないですね。でも僕は、遼太郎が言ってくれたように何でもできるって思われがちなんですけど、みんなより長くやっているだけで。ダンス、歌、芝居や殺陣も若いころから練習してきて、色んな経験をさせてもらえる環境があっただけなんです。
さっきの話も、遼太郎がウチに来た時に、僕の絵を褒めてくれたんですけど、それを描くまでには時間も費やしましたし。あんまり人には見せないけど、全然失敗もするし、うまくいかないこともあるし……そういう風に手探りでやっているうちに、経験を重ねてできるようになっていった、というだけなんです。
井澤 まず、遼太郎のことを嫌いっていう人は絶対いないです。
赤澤 ええ~!?
井澤 それぐらい、遼太郎は人に好かれます。
悪いところがひとつもないし、言葉にも裏表がなくて、全てを本心で言っているのが分かるんです。例えば、僕たちが良くんの芝居について話している時にも、遼太郎の言葉からは、心の底からすごい、って相手を尊敬しているのが伝わってくる。
僕は、遼太郎のファンの方たちには「よくぞ、遼太郎のファンになった!」って思っています。
赤澤 アハハ!
井澤 あと遼太郎は、稽古中にできないことがあると悔しがるんですけど、そんな時は周りの先輩に聞いたり、自分でも色々と考えたりと、稽古への取り組み方もすごく良い。
その姿は、遼太郎より若い俳優たちにももちろん見て欲しいけど、僕らより年上の人たちにも、「もう1回見て、そして思い出して!」って言いたいぐらい、素直で真っすぐなんです。
本当に、本っ当に、遼太郎のファンの方たちは見る目があります!!
赤澤 実は最近、井澤くんがこういう風に言ってくださる機会が結構あって。
でも、井澤くんも本当に優しくて、Op.2の時に僕が芝居で迷っていて、西森さんに相談しようかと悩んでいた時にも、背中を押してくれたのは井澤くんでした。こういうエピソードが、僕らの間にはたくさんあるんです(笑)。
井澤 僕らに先駆けて、先日まで舞台「憂国のモリアーティ」(通称「モリステ」)も上演されていましたが、
この原作に携わっている人が全員でリスペクトして高め合い、それぞれに良いものが作れたらいいなと思って、僕たちも『モリミュ』を頑張りますので、ぜひぜひたくさんの方に見ていただきたいです。どうぞ、お楽しみに!
赤澤 先日の稽古で、ジャック・レンフィールド役の石坂さんが新キャストやアンサンブルの方々にも、「チケット代を払ってくれているお客様のために、俺たちは頑張ろう!」って、一人一人に声をかけているのを見て、すごく感動して。それって当たり前で、でも、一番大事なことなんですよね。
その言葉を聞いて、僕もこの作品を楽しみにしてくださる皆様に、全身全霊をかけてお届けしたいなって改めて思うことができましたし、みんなが疲れている時に、そうやって声をかけられる役者になりたいな、とも思いました。僕もこの作品に全てを捧げるので、本当に楽しみにしていてください!
東京公演:2021年8月5日(木)~15日(日) 品川プリンスホテル ステラボール
大阪公演:2021年8月19日(木)~22日(日) サンケイホールブリーゼ
原作:構成/竹内良輔 漫画/三好 輝 『憂国のモリアーティ』(集英社「ジャンプSQ.」連載)
脚本・演出:西森英行
音楽:ただすけ
キャスト:
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:鈴木勝吾
シャーロック・ホームズ:平野良
アルバート・ジェームズ・モリアーティ:久保田秀敏
ルイス・ジェームズ・モリアーティ:山本一慶
セバスチャン・モラン:井澤勇貴
フレッド・ポーロック:赤澤遼太郎
ジョン・H・ワトソン:鎌苅健太
ジェームズ・ボンド:大湖せしる
ジャック・レンフィールド:石坂勇
ジョージ・レストレード:髙木俊
ザック・パターソン:輝馬
アータートン:奈良坂潤紀
チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン:藤田玲
荒川湧太 荒木浩介 伊地華鈴 大澤信児 木村優希 熊田愛里
白崎誠也 田上颯志 永咲友梨 蓮井佑麻 福冨玄刀 若林佑太
Piano:広田圭美
Violin:林周雅
■ミュージカル『憂国のモリアーティ』初演&Op.2 アーカイブ配信決定!
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3 -ホワイトチャペルの亡霊-の上演を記念して、最新公演につながるシリーズ2作品のアーカイブ配信も決定!
配信作品
ミュージカル『憂国のモリアーティ』(初演)
ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.2 -大英帝国の醜聞-
■ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3 -ホワイトチャペルの亡霊- Blu-ray/DVD発売決定!!
【発売日】 :2022年1月26日(水)
【価格】 :〈Blu-ray〉10,780円(税抜価格9,800円)
〈DVD〉 9,680円(税抜価格8,800円)
【仕様】Disc2枚組
【発売元】マーベラス 【販売元】TCエンタテインメント
【収録内容】:
〇本編
○バックステージ映像
〇初演・Op.2ダイジェスト 予定
【特典】
〇封入特典:
ブックレット
詳しくは、公式サイト https://www.marv.jp/special/moriarty/
©竹内良輔・三好 輝/集英社 ©ミュージカル『憂国のモリアーティ』プロジェクト
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