常識破りの『ドンブラザーズ』秘密は脚本家にある?90年代を騒がせた“戦うトレンディドラマ”との共通点

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常識破りの『ドンブラザーズ』秘密は脚本家にある?90年代を騒がせた“戦うトレンディドラマ”との共通点
2022年3月より放送中の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。型破りな展開で視聴者を驚かせた本作ですが、その理由はかつて『鳥人戦隊ジェットマン』脚本を手掛けた井上敏樹氏にある?
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2022年3月よりテレビ朝日系にて絶賛放映中の特撮ドラマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。日本人には馴染み深い「桃太郎」を題材にした「スーパー戦隊シリーズ」第46作です。
「スーパー戦隊シリーズ」というと、5人組のヒーローが敵を眼前にして名乗りを上げ、協力プレーで敵を粉砕、最後は巨大ロボでとどめを刺すというのが物語の定石でした。

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』テレビ朝日公式サイトより

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』テレビ朝日公式サイトより

しかしながら、この『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』は何やら様子がおかしい…第1話の段階からそんな印象を抱いていたのですが、放送開始から半年が経過し、物語が折り返し地点を迎えた現在、これまでの「スーパー戦隊シリーズ」とは異なる様々な“違和感“が浮き彫りになってきたのです。

※記事の内容上、ストーリー展開に触れています

“名乗りポーズ”すらない。常識を打ち崩す数々のポイント

「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」は、ドンモモタロウを中心に、サルブラザー、オニシスター、キジブラザー、イヌブラザーの4人をお供にしたチームで構成されています。彼らが人間の欲望が原因で怪人化した「ヒトツ鬼」と戦っていくストーリーが展開されます。
ここまでは王道の「スーパー戦隊」らしいストーリーラインなのですが、実はそうとは言い難いものがあるのです。
まずドンブラザーズの面々は「スーパー戦隊」特有の名乗りポーズを見せません。
戦う前に自らが何者であるのかを敵に提示するというのは、昔から「スーパー戦隊」だけにとどまらず、時代劇などから脈々と受け継がれてきた、ヒーローものの常識のようなものでした。そんな常識を打ち崩すかのように、ドンブラザーズは名乗りポーズを見せることなく、戦いに身を投じていくわけです。
こうなってくると、ファンはいつになったら名乗りポーズを見せてくれるのか? はたまた、もしかしたら見せることはないのではないか? といったモヤモヤした気持ちにさせられてしまいます。
さらに本作が常識破りと思わせる描写もあり、名乗りポーズを見せていないどころか、第28話時点で未だ主要キャラの5人が揃って変身するといった場面も存在していないのです。
というのも、放送開始から最初の数話では誰しもがお互いの正体を知らない状態で物語が展開され、その後、偶然に次ぐ偶然が重なり、ドンモモタロウ、サルブラザー、オニシスター、キジブラザーの4人は正体を知ることになったのですが、指名手配犯という設定が成された犬塚翼/イヌブラザーのみ、誰もその正体を知らないのです。
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