【推しの子】に海外勢も「素晴らしかった!」と絶賛。一方、日本の芸能事情や“あの言葉”を疑問視する声も

その後も劇中に登場する炭酸飲料「8UP」やラムレーズン味のアイスに対する意見を述べるなど、本編とは異なる部分にばかり話が及び、あまり乗り切れていない様子が伺えます。

そんな中、ゴローがアクアとしてアイの子供に転生したことや妹のルビーはかつて病によってこの世を去ってしまった天道寺さりな であることが明らかになると彼らは驚愕。まさか本当に自分が言ったようなストーリーになるとは信じていなかったのか、心なしか前のめりになって視聴するようになります。

CD『アイドル』YOASOBI (SME)

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どんどん作品の虜になっていく3人は、アイがファンに刺されて命を落とすラストになると唖然。「どうしてこうなった!?何があったんだ!」と目を背けてしまうなど、衝撃を超えてもはや戦慄しているようにさえ見えます。

そして「最終的には素晴らしかった!ミステリーになっていくんだね。ダークだった。まさかこんな話だったとは!」と、日本の初見勢と同じような印象を受けたようでした。やはり『推しの子』の最大の魅力は予想もつかないドラマ展開であることが証明されましたね。

 日本の芸能事情、海外の視聴者には理解が難しい?

とはいえ、本作で描かれている日本の芸能界に対しては、少しギャップのようなものを感じているように見えました。特にそういった意見が顕著に聞かれたのは、アイがドラマの撮影に挑む場面。

CD『メフィスト』(ソニー・ミュージックレーベルズ)

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まず、アイのためにアクアが監督に挨拶するシーンで、監督が早熟なアクアに名刺を渡す瞬間がありますが、そこで思わず「1歳児に労働させるつもりか」とコメントしています。

海外、特に近年のハリウッドでは、子役を起用する際の条件が一昔前と比べて非常にシビアになっている現状があり、スカウトのような形で子供にいきなり名刺を渡すという描写にはカルチャーショックを受けているようでした。

アイにかつての名優を重ねる視聴者も

また、アイが脇役として存在感を示す場面では「かつてのクリストフ・ヴァルツを思い出した。彼も最初は脇役だった」と、映画『イングロリアス・バスターズ』という作品で鮮烈な印象を残し、その後スターダムを駆け上がった名優と比較。

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zash

子供の頃から培ってきた映画、海外ドラマ、特撮、アニメの知識を活かして活動中。各媒体でコラム、取材レポート、インタビュー記事を執筆する他、雑誌やマスコミ用リリースへの寄稿も行っている。

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