numan編集部
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8月7~8日に開催された、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 7th LIVE《SUMMIT OF DIVISIONS》」に出演されてのお話も♪
INDEX
今回は久しぶりの有観客ライブで、やっぱり配信だけのライブとは違いましたね。
皆さんが目の前にいて、声は出せないですけど、表情や仕草でもすごく伝わってくるものがあって。それで僕たちもテンションが上がったり、心強さを感じることもできたので、Final Battleの場としてバトルではディビジョンごとに向き合っていましたけど、それ以外はお客様と一緒に盛り上がって楽しめたライブだったな、と思います。
――そんな7th LIVEでは、「Buster Bros!!! VS 麻天狼 VS Fling Posse」のCDから、今回のバトル曲となる「SHOWDOWN」も初披露されました!
今回は楽曲プロデュースをしてくださったDragon Ashさんの生バンドで披露させていただけるということにもテンションが上がりましたし、皆さんもびっくりされたと思います。
曲自体も初めての3ディビジョンでのバトル曲だし、ライブで初披露ということで、炎の演出もあったりしてすごい熱量でしたね!!
でも、意外と冷静に……という訳ではないですけど、この曲って最初、シブヤは待機なんですよね。まずはイケブクロとシンジュクのバトルから始まるので、シブヤはそれを真ん中で見て、ひと呼吸整えてからシンジュクとのバトルに入るという展開で、僕らは意外と落ち着いて臨めていたような気がします。
とはいえ、みんなテンションはめちゃくちゃに上がっていましたね! そのテンションに自然と乗っかっていく感じで、「勝ちたい!」という気持ちは前面に出して歌いました。
――3ディビジョンが登場する「SHOWDOWN」は曲の展開も新鮮なものになっていますが、今までのバトル曲と比べると、サビの部分もバチバチとぶつかり合うというよりは、ちょっとメロウな雰囲気のある曲に仕上がっていますよね。
確かに、バトル曲としては新鮮なテンポですよね。ただ今回は、みんながそれぞれに何か一つ乗り越えてきた、新たなステージでのバトルみたいな印象があって。
だからもう全力バチバチに敵意むき出しで、っていうよりは……もちろんリリックでは結構やり合っていたりするんですけど、それだけじゃないバトルのやり方も、この「SHOWDOWN」では表現されているんじゃないかなって思います。
――サビを聴いていても“相手を倒す”というより、“自分たちの存在を証明することで勝つ”というメッセージが感じられました。
本当に、戦いのステージが変わったというか。今回のバトルは、それぞれのディビジョンの絆や一体感を互いにぶつけ合う戦い、という感じですね。
普通に考えたら、シブヤって3ディビジョンの中では浮いていると言いますか(笑)。まずイケブクロはCDのリリースも最初でしたし、ある意味で“ヒプノシスマイクの顔”的な立ち位置でもあると思っていて。
一方のシンジュクは前回優勝したディフェンディングチャンピオンなので、この三つ巴ではシブヤが異色な立ち位置というか、番狂わせ的な要素ではあると思うんですけど、このままイケブクロ、シンジュクのどっちかが優勝するのは面白くないなって思うんですよね。
シブヤも逆境ではないけど、この組み合わせだからこそ、彼らが勝ち取ったFinal Battleのステージで勝ってもらいたいなっていう気持ちがすごくあって……もちろん僕自身も全力で勝つつもりで歌っていますけど、僕が勝ちたいというよりは、「Fling Posseの3人に勝ってほしい、勝たせてあげたい」っていう気持ちの方が強いかもしれないです。
乱数的には、やっぱり寂雷ですね。
寂雷には相変わらずチクチクというか、敵意むき出しでいますけど、ただ乱数やFling Posseとして、今回はまた1ステージ先に進んだ、本当のポッセ(仲間)になった3人で臨めた曲だと思っていて。
だから今までのように、ただただ寂雷が嫌いだからがむしゃらに攻撃するっていうわけではなく、ちゃんと相手に向き合って、仲間と一緒に立ち向かっていくっていうニュアンスが今回は大きいのかなって思っています。
――乱数の戦う意味や、バトルにかける想いも変わってきたということですね。
その変化はリリックにも表れていて、今までの乱数は自分が置かれている立場や状況に対しても、そこから逃げたいとか、受け入れられていなかった部分があったけど、幻太郎と帝統が手を差し伸べてくれたことで、受け止められるようになって。人間としても成長した乱数として、今回は戦えているんじゃないかなと思うんです。
そうですね。もちろんこれまでのCDのストーリーも加味した気持ちで臨んでいますし、特に今回のレコーディングでは終盤の乱数のパートに、幻太郎と帝統を表す言葉も入っていたりして、そういうのってめちゃくちゃストレートだけど、なんかエモいなって熱くなる感覚がありましたね。
乱数にとって、幻太郎と帝統は本当に大切な仲間になったんだなっていうのがすごく伝わるリリックですし、だからこそ「この3人で勝って、語り継いでいけるようなFling Posseでありたい」っていう気持ちを僕はすごく感じ取ったので、そこはレコーディングでも一番気持ちが入りました。
――“「SHOWDOWN」のココを聴いてほしい!”というポイントはありますか?
今までの乱数は横にいる二人と同じ目線ではなかったけど、今は3人で同じところを見ていて、一つになって立ち向かっているっていうのが、今回のリリックにもめちゃくちゃ表れていると思うんですよね。
特に最後の、「永遠に語り継げFling Posse」っていうところ。今回のバトル曲では、イケブクロとシンジュクはディビジョン名の「ブクロ」と「シンジュク」って言っている中で、シブヤだけが「Fling Posse」ってチーム名を叫んでいるっていうのがまたエモいというか、彼らの気持ちを表しているのかなって思うんです。
でも言ってしまえば、本当に全部が聴きどころなんですけどね!(笑)
そうですよね! この「永遠に語り継げFling Posse」からラスサビに入っていく展開も、シブヤとしてはピークに持っていった気持ちをそのままサビにもぶつけていける形になっているので、そこはやっぱり聴きどころです。
僕らにとっても、シブヤを応援してくださっている方々は、みんなが一緒に乗り越えてきた戦友というか……どこかそんな感覚もあるので、皆さんにもこの気持ちを感じていただけたら嬉しいなって思います。
僕自身、オールディビジョンで歌っている曲の中でも「Hoodstar」は特に好きな曲だったので、ナゴヤとオオサカも加わった「Hoodstar +」は、本当の意味でのオールディビジョン曲になったことが喜ばしいですね。
アレンジとしても、ナゴヤに入った瞬間にガラッとディスコサウンド風に音が変わるところもすごく好きですし、ライブでもナゴヤが歌っている時には一緒に踊ったり、オオサカの時にはちょっと和テイストになって、お酒飲みながらどんちゃん騒ぎっていうテンションでノって楽しめる曲調になっていて、1曲で何粒もおいしいというか。
――曲の中でもどんどんカラーが変わっていくので、飽きない楽しさがありますよね!
ですよね! 「Hoodstar +」は曲自体も8分超えとかなり壮大な感じになっているんですけど(笑)、それが全く長く感じない! いくらでも聴ける勢いがありますし、“ちょっとここからアガっていくぜ”みたいな感じで聴ける曲だと思うので、例えば、朝のテンションを上げたい時とか、仕事に行く前とかに、皆さんにも日常的にたくさん聴いてもらいたいなって思います。
もう、驚きの連続ですよ!
僕も最初は乱数の抱えている過去や、彼の素性を聞かされていなくて、全然知らずに演じていたので……その背景を知った時には、すごく考えさせられましたね。それまでの彼の言動とか立ち振る舞いとかも、また違った意味で見えてきましたし、自分が演じているんですけど、「助けてあげたいな」とか、「幸せになってほしいな」って心から思うキャラクターです。
――乱数に対して、どこか親心みたいな気持ちが芽生えているような。
これが親心、っていうのかな?(笑) どんどん人間らしく、人間臭くなっていく姿は乱数にとっては苦しくて辛いものなのかもしれないけれど、僕としては乱数との距離が近くなってきた感覚もあって。まだ乱数も決して油断できる状況ではないんですけど、今はひとまず幻太郎と帝統が受け止めてくれて、彼は一人じゃなくなったので、もう心配はしていないんです。
彼にとっては束の間の仲間だったはずの二人が、本当に信頼できる真の仲間になったので、今は結構二人に甘えたり、弱音もさらけ出せるようになってきて。自分の弱さを知ることが強さにも繋って、また一つ次のステージに行けるのかなとも思うので、僕自身もこれからの乱数と、Fling Posseがめちゃくちゃ楽しみだなって思っています。
キャラクターを通してラップをするっていうこと自体が初めてだったので、やっぱり皆さんの前で初めて歌う時には独特な緊張感がありましたね。
僕が最初にヒプマイのステージに立ったのは、池袋サンシャインシティの噴水広場でのイベントだったんですけど、オープンなスペースでしたし、その時は観客の皆さんにも、これまでラップやヒップホップにあまり触れてこなかった方たちもたくさんいたわけで。ただ、ライブやイベントの回数を重ねていくごとに、曲の乗り方だったり、ライブの盛り上がり方もどんどん定まっていったなと思うんです。
――ヒプマイならではの、ラップを楽しむ文化が育ってきた、と。
どんどん広がって、スタイルが構築されていって。そういうものができてきた上で、ステージに立ったときの爽快感っていうのは特別なものがありました。
普通の歌をライブで歌うのとはまた違う、ラップならではの気持ちよさ、心地よさっていうものが確かにあって、それはやっぱり何度体験してもたまらないものがあります。
――それこそ、『ヒプノシスマイク』が人気を集める大きな魅力のひとつですよね。
でもヒプマイでは、まだまだやれることがあるんじゃないかなとも思っていて。例えば、今はディビジョン曲や、それぞれのソロ曲がありますけど、各ディビジョンのメンバーをシャッフルした曲があっても楽しいのかな、なんて思っています。
7th LIVEで「SUMMIT OF DIVISION」を歌った時も、ディビジョンに関係なくみんながバラバラに並んでパフォーマンスをする、っていうのがめちゃくちゃ楽しくて新鮮だったので、これからもそういう機会があったら楽しいなって。
シブヤがまだ対戦したことがない相手、っていうとナゴヤかオオサカですけど、そう考えたらどっちがいいのかな~? でもノリとしては、オオサカとシブヤってちょっと近いものがあると思うんですよね。
――どちらかと言えば、いわゆる“陽キャ”というか(笑)。
そうそう! オオサカは“楽しんだもん勝ち、笑ったもん勝ち”っていう感じで、シブヤはシブヤで“楽しくポップに行こうよ~!”っていう感じがあるので(笑)。このカードは面白くなりそう!
――なかなかにハイテンションな対決が見られそうです。
テンションが高すぎて、むしろバトルっぽくなくなっちゃうかな? おちょくり合いというか、笑いに走りそうだけど、それはそれで新鮮かもしれないです(笑)。
7th LIVEで僕自身のパフォーマンスは出し尽くしたのかなと思っているので、続くFinal Battle CD と VR BATTLEは、乱数と幻太郎と帝統にバトンを託しました! あとは彼らの頑張りを僕も応援したいですし、皆さんにも応援していただきたいと思います。
シブヤは特に、最初は一番バラバラだったディビジョンだけど、みんなで困難を乗り越えて絆を深めた、ディビジョンとしての成長がすごくあって。他のディビジョンにもそういった部分はありますけど、どこよりも変化があるディビジョンだからこそ、彼らが勝ったら何かもっと、新たな変化が見られるんじゃないかなって思っています。
ぜひ皆さんの応援で、彼らの旅路を明るく照らしていただきたいです!
<収録内容>
M1:「SHOWDOWN」
作詞:Kj・invisible manners(平山大介・福山 整)作曲・編曲:Dragon Ash
M2:「Hoodstar +」
作詞・作曲・編曲:invisible manners(平山大介・福山 整)
M3:「2nd D.R.B NON-STOP DIVISION MIX」
remixed by DJ U-ICHI
封入特典(初回製造分のみ):CD投票券
<CAST>
【Buster Bros!!!】山田一郎:木村 昴 山田二郎:石谷春貴 山田三郎:天﨑滉平
【MAD TRIGGER CREW】碧棺左馬刻:浅沼晋太郎 入間銃兎:駒田 航 毒島メイソン理鶯:神尾晋一郎
【Fling Posse】飴村乱数:白井悠介 夢野幻太郎:斉藤壮馬 有栖川帝統:野津山幸宏
【麻天狼】神宮寺寂雷:速水 奨 伊弉冉一二三:木島隆一 観音坂独歩:伊東健人
【どついたれ本舗】白膠木簓:岩崎諒太 躑躅森盧笙:河西健吾 天谷奴零:黒田崇矢
【Bad Ass Temple】波羅夷空却:葉山翔太 四十物十四:榊原優希 天国 獄:竹内栄治
公式サイト:https://hypnosismic.com/
公式Twitter:@hypnosismic
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