numan編集部
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今回numanでは、”山田二郎特集”として、イケブクロ・ディビジョン山田二郎を演じる石谷春貴さんの独占インタビューを、前後編に渡ってお送りします!
この前編では、MV発表時から大きく話題となった「School of IKB 」収録時のエピソードや、ドラマトラックの内容、注目を集めるキャラクター天谷奴 零 (CV:黒田崇矢さん)についてまで、numanでしか聞けない濃い目のお話を伺います。
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■『ヒプマイ』山田二郎特集! JABBA DA FOOTBALL CLUB独占インタビュー|「School of IKB 」楽曲提供
INDEX
石谷春貴(以下、石谷) 「センセンフコク」のように、ほかの人に噛みついている二郎ではなく、イメージとしては学校の帰り道のような……。
サウンドを聞いた瞬間に夕焼け空が浮かんで、口笛を吹きながら歌う曲のような感じで、皆で一緒に歌えそうですね。
楽曲を制作してくださったJABBA DA FOOTBALL CLUBのASHTRAYさんとBAOBAB MCさんにはレコーディングに立ち合っていただき、歌う時も「もっと力抜いていいよ」とか、ディレクションしてくださいました。
「センセンフコク」では前に前に、という勢いでしたが、今回は二郎の素が出るよう“絶対”という歌詞に、彼の気持ちをしっかり込めるように意識しました。
繊細な曲ですけど前向きで、ファンの方や聴いてくださる方々が前を向けるような、寄り添う歌詞になっていますよね。
ASHTRAYさんがキャラクター性をすごく大事にしてくださったので、ディレクションに応えると「これもいい!」「このパターンも欲しい!」とか、僕としても嬉しくなって「ではこういうのはどうですか?」と、ディスカッションしながらレコーディングできたのは大きかったです。
石谷 毎回すごく褒めてくださるんですよ(笑)。だからこっちもノリにのって、ビートのまま気軽にのっていけたのかなと思います。JABBA DA FOOTBALL CLUBさんの曲を聴いたんですけど、あの若さの中で出せるパワーが二郎と重なって見える瞬間がありました。
セリフの部分は、二郎の心情はもちろん、僕自身も1st battle(※1)で結果発表があったとき、Twitterで“前を向いていきたい”と投稿したんですが、そうしたニュアンスも入っていて、シンクロする部分が多かったですね。
後半にいくにつれて歌詞に前向きな部分が増えていって“ It's so high”とか、「二郎だったら前向きで、テンション上げたほうがいいから」とか、今までのバトルを経た上での二郎やイケブクロの姿を、しっかり考えてくださっていました。
(※1) 1st battle……『ヒプノシスマイク』2ndシーズン“Battle Season”(2018年4月開幕)で行われた、トーナメント形式のテリトリーバトルのこと。二郎のイケブクロ・ディビジョンは敗れて、ヨコハマ・ディビジョンが決勝に進出しました。
“東の方見上げりゃほらサンシャイン”とか、この一回落ちるところも好きですね。
あとは“繰り返さず 塗り替えよう 振り返らず 踏み出してくよ”というのもすごく好きです。勝ち負けだけでなく、誰にも当てはまる部分があると思うんですよ。
“届かなそう でもI gotta go あの約束 次は果たそう”も、自分自身との約束とも、ほかの人との約束ともとれるし……挑戦していくのが大事だよね、だからその目標を果たせるように頑張りましょうとか、込められた意味が分かりやすい。
そこから“I wanna be a...”自分のなりたいものはなんだろうとか、ひとつひとつの歌詞に意味があるなと感じます。
あととくに“そんな過去も 最後は最高?って なるよう明日も進む My road”というところも。後ろ向きじゃなくて前向きだし、列車じゃないですけど、後ろに進まないところが二郎っぽいなと思います。
“こじれた頭”も、きっと悩んでたんでしょうね。それで“探してみても途切れたまま 見つめ直すよ自分自身”も、見つめ直さなきゃ上を取れない、みたいな感じのところとか。
歌詞の中にドラマがあって、区切ってもいいし、全体の流れもあって、次も頑張るぞというのが見えて……もう全部好きです(笑)!!
――すべてが二郎を物語っているのですね。
石谷 そうですね。耳に残るんですよね、ビートが。皆も“I wanna be a... ”って言いやすいですしね。あと、ブクロのサインって「b」じゃないですか。
僕はこれって「OK」にも見えると思うんですよ。
だから「今の自分でOKだよ」という意味にもなると思うので、この曲をライブで歌う時は一緒に振ってほしいなと思います。
零のソロ曲「FACES」の歌詞の中にも“東の地に躍動する遺伝子”とか、暗喩がありましたよね。もう「こんにゃろ~~!」ってなっている感じです。
山田三兄弟の中に、ひとつの真実として異物が入ってくるわけです。そんな中でも二郎は揺らがないと思うんですが、三郎が心配!!
――気になるのは二郎自身よりも、弟の三郎ですか?
石谷 ストーリーでは、一郎がいないところに零が来て、二郎と三郎に揺さぶりをかけくるんです。三郎ってアニキを越えたい、一郎を超えるような男になりたいって思っている。だから、その手段を選ばなくなった三郎が怖いなと思って。中学三年生ですし、揺らぐ危うさというのは間違いなくあるので、やっぱり心配です。
三郎の「レクイエム」を聴いて心配だったんですよ。僕は収録が早く終わったので、天﨑くん(※山田三郎役・天﨑滉平さん)の収録を見学できたんですが「ほあ~~~」ってなりましたもん。「天ちゃん大丈夫かな!?」って。そこは楽しみにしていただきたいですけどね。
オオサカ・ディビジョンの3人が登場するんですが、さすが零だなっていう状況作りをするんです。これはとにかく早く聞いてほしいですね! 収録中、黒田さんが怖いのなんの(笑)。掛け合いを録って、黒田さんがお芝居を終えた後に、思わず「こわっ!」って言っちゃって。圧があるんですよね。
石谷 いってしまえば“いいオヤジ”なんだと思います。でも「一郎のことも考えてやれよ!」って思っちゃいますね。そういうシーンもほしいです。この先どうなっていくんだろうと先が気になるドラマトラックだったので、ぜひ聞いて、悶々としながら続きを待っていただきたいなと思います。
――これは新年をすっきり迎えられそうもないですね……!
石谷 たぶん、4つのディビジョンはみんなスッキリしないかと思いますよ。きっと「ギャーーー!!」とか「え……嘘……!」ってなる人がいっぱいいると思います(笑)。
河西さん(躑躅森 盧笙役・河西健吾さん)とは、ほかのアニメなどでも共演していたので、オーディションに受かったという話は、聞いていました。
ニコ生にオオサカの3人がゲストで出演した時も「12人がすごい」って言ってくださって、自分たちもそこに入っていくんだからという覚悟がすごくある。じゃあ、僕たちも『ヒプマイ』での経験値や成長を出さないといけない、という指標になったのがオオサカですね。
Creepy Nutsさんをはじめ、オオサカの曲を担当された方々は、もともと好きで聞いていたんです。大阪の色がすごく強くて、キャラクターも3人が3人とも濃いですし、声優さんもすごくバランスがいい。
コミックスに簓などは登場していますし、ドラマトラックも聴いたら……盧笙と簓の関係に零が入って、この2人の絆の中に零がどういうアプローチをしていくのか、その関係性もすごく楽しみなディビジョンですよね。
→インタビュー【後編】に続く。
二郎のソロ曲「School of IKB」を手掛けた、JABBA DA FOOTBALL CLUBさんのインタビューと合わせてお楽しみください。
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Buster Bros!!! 「Buster Bros!!! -Before The 2nd D.R.B-」
KICA-3282
12月25日(水)発売
定価:2,000+税
【収録内容】
M1.「Break the wall」山田一郎(CV.木村昴)
作詞:好良瓶太郎 作曲:西寺郷太 編曲:西寺郷太・冨田 謙
M2.「School of IKB」山田二郎(CV.石谷春貴)
作詞・作曲・編曲:JABBA DA FOOTBALL CLUB
M3.「レクイエム」山田三郎(CV.天﨑滉平)
作詞・作曲・編曲:三浦康嗣(□□□)
Sampling「レクイエム“怒りの日”」作曲:Giuseppe Verdi
M4. Drama Track「Helter Skelter」
■ヒプノシスマイク公式HP
https://hypnosismic.com/
■Twitter
@hypnosismic
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