numan編集部
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6カ月連続でリリースされる各ディビジョンCDは、それぞれ“ -Before The 2nd D.R.B-”と題し、キャラクターのソロ曲と、ドラマトラックの合計4トラックを収録。
numanでは、山田二郎役・石谷春貴さんのインタビューに引き続き、彼の楽曲「School of IKB」を手掛けた、JABBA DA FOOTBALL CLUB(ジャバ・ダ・フットボール・クラブ)さんの独占インタビューをお届けします!
「ヒプマイ」についてはもちろん、曲作りについて、演じる石谷春貴さんのレコーディングでの印象、二郎というキャラクターの変化など、あらゆる角度から語っていただきました。
INDEX
ASHTRAY:ヒプノシスマイクの活動や今まで楽曲に携わってきたアーティストの方々は、おおまかですが以前から知っていたので非常に光栄でした。
ファン目線だとバトルシーズンが終了し新たなオオサカとナゴヤの風が2つ加わって、元々のディビジョンは今までとの"変化"が今後更に面白くなっていく部分なのかなというのは感じていました。
BAOBAB MC:普段、友人知人や、出会った人とHIPHOPの話をすると、聴いているアーティストの話の流れで「ヒプマイとか」と遭遇する機会が非常に多く、その存在感の大きさに驚いていました。その為、少々の内容やイベント等は知っておりました。
また、その楽曲制作陣は、自分が昔から知っている錚々たる方々が多く、お話を頂いた時は、素直に喜んでしまいました。
ディビジョンでは、イケブクロ(池袋)に小さい時から馴染みがあるので更に嬉しかったです。
ASHTRAY:バスブロ(※Buster Bros!!!のこと)や山田二郎の今までを理解してからは非常にスムーズでした。「センセンフコク」(※1)での鼻息荒いラップ、バトルでの惜敗、そして今回の2作目。
最初の質問で出てきた"変化"が二郎は特に付けやすいキャラクターだと思うので、根本のイメージは損なわないようにというところは強く意識しました。
なので敗北に浸り過ぎず、途中からは彼らしい前向きな部分もまた出していこうと思いました。
※1:「センセンフコク」……2017年10月にリリースされた二郎の1stソロ曲。作詞・作曲・編曲:月蝕會議。
BAOBAB MC:まず一連のバトルシーズンを終えての山田二郎くんを描く事を念頭に、制作を始めましたが、個人的に楽曲イメージでは「センセンフコク」の印象が強いため、何パターンか制作し、これ程までに振り切って良いものかと逡巡はしましたね。受け入れられるだろうかとか。
でも、そこにASHTRAYが持ってきた歌詞がバッチリ乗っかった時は、もう目の前に二郎くんが立ってました。
ASHTRAY:第一印象はオラついて攻撃的って感じ。でもドラマパートとか兄弟愛の部分とかに注目すると普通の高校生とあまり変わりないのかなって思って。
もしそうなら、あんなに自信満々だったのに負けてしまったことを悔しがらないわけないんですよ。
落ち込むだろうし、もしかすると挫折してしまうかもしれないってぐらいに。
それでも二郎ならきっと立ち直って進んでいくんだろうなと思わせてくる、すべてを正面から受け入れられる素直さが二郎の1番の武器なのかなって思っています。
BAOBAB MC:これまでは、やはりファイティングポーズの彼の印象が強かったのですが、端々に感じる兄弟愛や、他愛もない一面など、等身大の彼が見えた時に、ひとりの高校生としての彼を、より深く表現したいな、と感じました。
BAOBAB MC:山田二郎くん、延いては石谷春貴さんの声がより刺さるようなイメージで作り、ソリッドに削いで行くとこは削いでいきました。
独白する部分や、強調したい部分など、音色や楽曲もそれに追従するように少し変化して、より気持ちを伝えられるように、工夫したところがポイントです。
――JABBA DA FOOTBALL CLUBとしてのこれまでの楽曲制作と、異なる部分は大きかったのでしょうか?
BAOBAB MC:最大の違いは、二郎くんの気持ちを想像して、トラックを変化させたり、音色を変えたりした部分でしょうか。普段はメンバーに意見を聞いたり一緒にアレンジを練ったりするので。
それから、石谷さんの声質もメンバーには無い声質だったので、良い感じに聴かせられるか不安でしたね。
また、この機会を経て、よりラップの声を立たせる、という意識が強まり、JABBAでの制作にも活かせる部分が掴めた事も大きいです。
ASHTRAY:普段は実際に体験したことや、日々思ったことを歌詞にしています。今作も二郎が体験したことや、この時はこう思うだろうなという書き方だったのでいつものやり方と近かったです。
ヒップホップは自分が見てきた景色や体験を歌詞にすることが多くあって、そこでの表現がイケてるかどうかでリアルなラッパーだって評価されたり、されなかったり(笑)。
でもこの企画でそれを追求するべきなのかどうかは凄く迷いました。リアリティは必要無いって意見もあると思うし……。
ただ、あの投票制のバトルで敗北したからこの曲が出来たって流れは面白いと思って。
ファンの皆さんも今曲や二郎の成長に関わってるなって感じられるでしょうし。提出時にやり直しさせられるかビビってましたけど通って良かったです(笑)。
ASHTRAY:初めての楽曲提供で前日から緊張してました。事前に自分がラップしたデモをお送りしていたんですが、イメージと違った場合どういうアドバイスがわかりやすいかとか……沢山イメトレした気がします。結局そんなの一切必要ないぐらい石谷さんがスムーズに仕上げてくれて。
凄く器用な方だと思いました。石谷さんなりの解釈で声色を使い分けたりもしてくれて曲の表情がかなり出ました。何パターンか歌ってもらったら、良い意味でどれ使うか迷っての相談で、レコーディングがちょっと止まったり(笑)。
自分にとってもめちゃくちゃ良い経験で楽しかったです。
BAOBAB MC:石谷さんは順応性が高く、我々がここはこういう感じで、と提案したりしても、快く受け入れて挑戦し、すぐに自分のものとしてしまう所が特に凄かったです。当たり前ですがプロでした。
そしてその声が活き活きとしていて、まるで達磨に眼を書き込むが如く、曲に命が宿る瞬間をみました。
フックの部分のハーモニーを色んな声色で試して頂き、しっくりきた時は感動してしまいました。
また、終始さわやかな笑顔で応対してくれたので、キュンキュンしました(笑)。
ASHTRAY:近いかもしれないですね、ビジュアル以外。
ラップパートは3〜4人でラップをして各自で歌詞を書いてくるので声も歌い方も様々。チーム曲を想像してもらうと分かりやすいと思います。
顔面は親しみやすさ重視。ハートフル。
サウンド面も今回作曲したBAOBABがほぼ全編曲担当していて、期待を裏切ることはないと思うので是非聴いてもらいたいです。
BAOBAB MC:声のカラーの変化や、楽曲の幅も含めて、親和性は有ると思います。思いたいです。
自分が作る楽曲は結構幅があり、その辺を楽しんでもらえれば、と思います。
ディビジョン毎のチーム曲のような、様々なメンバーの声の出入りが多い楽曲も多く、楽しめると思います。もし宜しければ是非お聴き頂ければと。
山田二郎を演じた石谷春貴さんのインタビューもお楽しみください!
■公式サイト
JABBA DA FOOTBALL CLUB
■ヒプノシスマイク公式HP
https://hypnosismic.com/
■Twitter
@hypnosismic
【収録内容】
M1.「Break the wall」山田一郎(CV.木村昴)
作詞:好良瓶太郎 作曲:西寺郷太 編曲:西寺郷太・冨田 謙
M2.「School of IKB」山田二郎(CV.石谷春貴)
作詞・作曲・編曲:JABBA DA FOOTBALL CLUB
M3.「レクイエム」山田三郎(CV.天﨑滉平)
作詞・作曲・編曲:三浦康嗣(□□□)
Sampling「レクイエム“怒りの日”」作曲:Giuseppe Verdi
M4. Drama Track「Helter Skelter」
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