元パリコレデザイナーがコスプレの先駆者・COSPAに就任。CHANELのデザイナーも注目したアニメアイコンの価値とは

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元パリコレデザイナーがコスプレの先駆者・COSPAに就任。CHANELのデザイナーも注目したアニメアイコンの価値とは
【前編】キャラクターコスチュームなどで知られるCOSPAがハイエンドコスチュームブランド「COSPA Essentials」を発表。アートディレクター兼プロデューサーに就任した山下氏とコスパ 執行役・廣瀬氏にお話しを伺いました。
キャラクターアパレル、グッズの企画・開発・販売を手掛けるCOSPAが、ハイエンドコスチュームブランド「COSPA Essentials」を始動。20年以上にわたりコスプレ衣装を手掛けてきたノウハウを活かし、キャラクターの設定を忠実に再現しながら高級感を兼ね備えたデザイナーズコスチュームを展開。その第一弾として『ディズニー ツイステッドワンダーランド』の制服が発表されました。

ここではCOSPA Essentialsのプロデューサーとクリエイティブアートディレクターを兼任する「beauty:beast(ビューティビースト)」のデザイナー・山下隆生さんと、COSPAの執行役・廣瀬尚行さんをインタビュー。新ブランドに込められた想いや、デザイナーズコスチュームとして制作した『ディズニー ツイステッドワンダーランド』の制服について等、前後編でお届けします。
世界における日本のアニメアイコンの価値や、コスプレ文化とCOSPAの役割とは?

■後編:ツイステ衣装はなぜ20万円?取締役も唸った贅沢すぎるこだわりを明かす【インタビュー】
https://numan.tokyo/interview/QMKRf

COSPA Essentials山下隆生さん廣瀬尚行さんインタビュー写真

(左)山下隆生さん(右)廣瀬尚行さん

CHANELのデザイナーが『セーラームーン』パーカーに注目した

——まずは新たにCOSPA Essentialsを立ち上げた経緯をお聞かせいただきたいのですが、山下さんはもともとCOSPA代表の松永芳幸氏とご一緒にお仕事をされていたそうですね。

山下 1998年に私のbeauty:beast(※)というブランドのコレクションアイテムの中で、永井豪先生のシレーヌ(『デビルマン』)というキャラクターを使用したブルゾンを発表したいというご相談をしたのが、松永社長との出会いです。そのときにライセンス問題をCOSPAさんにケアしていただきました。そして、そこから「COSPA vs beauty:beast」としてしばらくの間、商品開発をご一緒することになったんです。

※1990年に山下氏が設立。1994年にパリコレクション、1995年には東京コレクションなどに参加した90年代を席巻したブランドのひとつ。コンセプトは「全ての光は影を作り、善と悪の間には永遠の葛藤がある」。
http://www.beautybeast.jp/

COSPA vs beauty:beastのシレーヌスタジャン写真(スタッフ私物)

COSPA vs beauty:beastのシレーヌスタジャン/スタッフ私物

——なぜご自身のブランドにキャラクターを取り入れようとされたのでしょうか?

山下 当時、銀行にキャッシュディスペンサーが導入され始めたんですよ。そこでアニメーションの女性がペコリとお辞儀をするGIFアニメみたいなものが流れていて、それを見たときに、「これからの若い人たちは漫画やアニメーションのキャラクターを好んで、コミュニケーションツールとして取り入れていくんじゃないか」と感じたんです。

それまでのbeauty:beastはモードで、ハイファッションの方向で展開していたんですけれど、その中に取り入れるモチーフとして漫画アニメーションのキャラクター——特に女性のキャラクターが多かったですね。それにキラーアイコンという名前をつけて、永遠のアイコンという形で取り入れていく提案をしていきました。
——『美少女戦士セーラームーン』のセーラームーンや、『うる星やつら』のラム、『銀河鉄道999』のメーテルなどですよね。今でこそ『ドラえもん』とGUCCI、『千と千尋の神隠し』とLOEWEがコラボしたりしていますが、当時はどう受け入れられていたのでしょうか?
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