numan編集部
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プロフィール
石谷春貴(いしや はるき)
1月14日、宮崎県出身。趣味はジョギング。
主な出演作に、アニメ『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』(伝木凱タモツ)、アニメ『響け! ユーフォニアム』(塚本秀一)、アプリゲーム『バンドやろうぜ!』(白雪徹平)など。
INDEX
――まずは石谷さんご自身も初めてのライブだったというAGF2017の感想を教えてください。
石谷春貴(以下、石谷) 発表されて間もないコンテンツだったのに、お客さんの熱量が凄くて驚きました。スタッフの方々も手探りで、どうなるか分からないけど自分たちが楽しもうと盛り上げようとしていたのが良かったです。本番では(木村)昴さんがたくさんお客さんを煽ってくれて、お客さんもノってくれた。演者もお客さんも楽しめる環境づくりがAGFでは出来たと思います。ラップって陽気で少し怖いイメージがあると思うんですけど、あれだけたくさんの方がサンシャインの噴水広場に集まってくれて、新しい時代を開拓している感じがしました。イベントで歌を歌ったのも初めてだったんですが、正直とても不安でした。
僕は歌手でもないのに、歌を歌って受け入れてもらえるのだろうかとか、本職のラップを歌っている方から見てどうなんだろうとか思ってしまって。
でもファンの方から「ヒプマイ楽しみにしています」というお手紙をたくさん頂いたので、勇気づけられました。ステージの上では"石谷春貴"の成分を薄めて、"山田二郎"として立てたのかなと。スタッフの方やファンの方々にありがとうという気持ちでいっぱいです。
――本番前に木村昴さんからアドバイスはありましたか?
石谷 木村さんは「楽しんで行こうぜ! イェーイ!」って言ってくれました。それで凄く気が楽になりました。イケブクロの3人でずっと一緒にいたので、ニコ生やドラマCDの収録のときと変わらないテンションでやれたのかなと思います。
天﨑君とはプライベートでも付き合いがあったり、昴さんともちょこちょこ飲みに行かせて頂いているので自然体でやれました。
――今後のライブで挑戦したいことはありますか?
石谷 個人的な目標は、ライブの現場に合わせてアレンジというか、逸脱しない範囲で遊んでみたいなと思います。煽りとかもやってみたいですし、これだけノリのいい曲だからもっとお客さんがノれるようにいいパフォーマンスが出来たら嬉しいですね。
あとは"山田二郎vs○○"みたいな感じで、複数で歌ったりしたら面白いステージが出来るんじゃないかな。
せっかくのライブなので、もっとお客さんを巻き込んでいきたいですね。昴さんとも話すんですけど、これだけお客さんと近い距離で盛り上がれるコンテンツもあまりないと思うので、色々チャレンジしていきたいと思います!
――山田二郎のキャラクターソング『センセンフコク』をレコーディングした感想を聞かせてください。
石谷 大変でした(笑)! 歌い終わった後にヘロヘロになったのは初めてです。月蝕會議の遠藤さんにディレクションして頂いたんですが、「ノリよく激しく、Hey Yo~!(低い声で)みたいな感じで歌って下さい」という指示がありました。
最初は普通のトーンで歌ってたんですけど、だんだんオラついてるときの二郎の声になっていきましたね。その声でしっかりラップをするという修正が現場で入って、若干苦労した部分もありました。
――普段出している声とは違う声でレコーディングされたんですね。
石谷 はい。お芝居の中では出せる声なんですけど、それで歌うのは難しかったです。『センセンフコク』は二郎の激しい部分を全面に出した曲なので、ちゃんと表現出来るように頑張りました。こうやって歌おうというビジョンはあったんですけど、全部崩して遠藤さんのオーダーに応えつつ、納得行くまで相談しながらレコーディングしました。
収録したのが夏でかなり体力を消耗したんですけど、11月にAGFでライブがあるのにこれじゃいかん、と思って体を鍛え直しました!
――どのように鍛えたんですか?
石谷 60分走ってその直後に『センセンフコク』を歌ってみたりしました。僕はけっこうステージでアガっちゃうので、緊張したときに最後まで歌えるか心配だったんです。AGFライブの後も凄くお腹が痛くなりました(笑)。緊張すると普段とこんなに違うんだなって実感したので、走り込みしておいて良かったです。
――完成した曲を聴いて、特に上手く行ったなと思ったところはありますか?
石谷 Cメロの「Let’s get started "war"」のシャウトは上手くいきました。1発でやっちゃったくらいです。ライブでやって楽しいのは「Buster!」のところです。『ヒプマイ』全体の音楽に言えるんですけど、曲の中でお客さんと掛け合う部分があるんですよね。AGFでは自分がしっかりライブを盛り上げて、どれだけお客さんが返してくれるかなと楽しみながらやらせて頂きました。
――『センセンフコク』の中で気に入っている歌詞があれば教えてください。
石谷 2番の歌詞の「三番目とは喧嘩ばっか~」のところが気に入っています。ドラマCDを収録する前に録ったんですけど、二郎の内面が少し見えるというか。喧嘩ばっかりしてるのに三郎の名前を歌詞には出すんだ(笑)って。冒頭の歌詞もギラギラしていて、牙をむき出しにしている感じが気に入ってます。
――これまであまりラップに触れたことがないとおっしゃっていましたが、ヒプノシスマイクをきっかけにヒップホップ音楽を聴くようになりましたか?
石谷 本格的にラップを聴くようになったのはこの作品がきっかけです。リズムが速いと耳が追いつかないんですよね。山田二郎役が決まってラップを歌うと聞いてから、たくさん聴いて少しずつ自分の体をラップに慣らしていきました。昴さんや天﨑君にオススメしてもらった曲を仕事の移動中に聴いたりして。外でイヤホンをすることが増えましたね。
家でも無音が多くて、どちらかというとクラシックを聴いていたんです。そこにラップが入ってきて、どんどん音楽の幅が広がった気がします。そのきっかけが『ヒプノシスマイク』なのでとても感謝しています。
――ヒプノシスマイクのキャラクターで特に気になるキャラクターは誰ですか?
石谷 皆クセも個性も強いし絞るの難しいけど、とくに伊弉冉一二三(いざなみひふみ)と有栖川帝統(ありすがわだいす)と夢野幻太郎(ゆめのげんたろう)が気になりますね。一二三はもう、ファンの熱量と「シャンパンタワー」の言いたさ加減がヤバくて! 彼は色々な顔を持っていて、普段の姿と女性恐怖症の姿とホストの姿と……もはや木島(隆一)さんが3人演じているみたいですよね。これからさらに広がるキャラクターだと思います。
帝締は、『センセンフコク』の歌詞に彼に関する言葉が出てくるので気になります。MCネームの" Dead or Alive"とか「すでに投げられた"ダイス"」とか。もしかしたら二郎と繋がりがあるのかなと。ラップバトルで戦ってみたいですね。
夢野幻太郎は、うさんくさい! どこまでが本当なのかなって目を引いちゃうんですよね。純和風なファッションも好きです。キャラクターは語りだすと止まらなくなっちゃうんで、これくらいにしておきます(笑)。
――ファッションのお話が出ましたが、石谷さんはイケブクロ"Buster Bros!!!"のようなストリートファッションはされるんですか?
石谷 もともと服にはあまり興味がなくて、どういう服が似合うのか模索はしているんですけどまだまだ初心者です。僕の叔父がスカジャンとかロックな格好が好きなので、叔父のスカジャンを着てみたことがあるんですけど、ぶかぶかで着られてる感が半端なかったんですよ。その印象が抜けなくて……。
AGFでストリート系の服を着てみましたが、まだ着られてますね(笑)。腰に巻いたチェックのシャツは自前ですが、それ以外は衣装だったので新鮮でした。イベントが終わったあとは僕も昴さんもインナーが絞れるくらい汗だくで、サウナ状態でしたね。
――池袋にはよく行かれますか?
石谷 収録で行くことが多いので、よくご飯を食べます。ちょっと前に『孤独のグルメ』の担々麺屋さんに行きました。お店を開拓するのが好きなんです。
イケブクロ・ディビジョンのメンバーになったので池袋を意識するようになりましたが、実は新宿のほうがよく行きます(笑)。
――山田二郎というキャラクターについてのお話を聞かせてください。最初に絵を見たときにどのような印象を受けましたか?
石谷 オーディションを受ける前に二郎のイラストを見たんですが、タレ目だし色気のあるキャラクターかなと思いました。でも台本を読むと”番犬”という通称のとおり、噛み付く犬のようなイメージを受けたんですよね。だから、演じるときにあまりビジュアルに引っ張られないほうがいいのかなと思いました。見た目と性格がいい意味で乖離(かいり)していて、二面性のあるキャラクターなのかなと思いながら演じています。『センセンフコク』も、そのあたりを意識して歌いました。
――二郎のキャラクターをどのように掘り下げていきましたか?
石谷 人間って色々な面があると思うんですけど、二郎は特に分かりやすいですよね。一郎のことを崇拝していて、三郎とは仲が悪い。外面は結構いいんですよ。ドラマCDの収録では、彼の内面にあるギャップを出そうと意識しました。一郎役の木村さんや三郎役の天﨑君との掛け合わせの中で、二郎というキャラクターが確立されていったと思います。
――二郎と共通する部分や、違う部分はどこだと思いますか?
石谷 僕4人兄弟の長男なんですよ。だからお兄ちゃんがいるという気持ちが分からなくて……そこが一番違うかな。でもAGFのイベントでやった朗読劇の中で、飴村乱数(あめむららむだ)に攻撃された三郎を気遣うシーンがあったんです。その瞬間、やっぱりお兄ちゃんなんだな、と二郎に共感しました。
――二郎は三郎のことをどのように思っていると思いますか?
石谷 三郎は生意気だけど、天才肌で頭がいいんですよね。そんな三郎に対して、二郎はどこかリスペクトがあるんだと思います。だからこそ、同じ立場でケンカをしているんじゃないかな。二郎も三郎も、一郎のことを同じくらい尊敬してるからこそ負けたくないんでしょうね。
――それでは最後に、石谷さんから見た二郎の魅力とは?
石谷 二郎の魅力は、人に"声をかける"こと。他人にあまり関心を持たない今のご時世に、二郎って、敢えて他人に噛みついていくじゃないですか。それって人のことを平等に見ているから出来るのかなと僕は解釈していて、凄く魅力的な部分だと思います。あと、意外に表情が豊かなんですよね。一郎のことを悪く言われると顔つきや目つきが変わったりして。僕自身はあまり表情に出すタイプではないので、そういうところも魅力なのかなと感じます。目標としている一郎に近づくために、外のディビジョンに友達を作ったり、少しずつ歩んでいっている姿勢を見て、僕も見習わなきゃと影響されました。
2018年春からディビジョン同士のガチンコ対決"Battle Season"がスタートするヒプノシスマイク。次はどんな楽曲になるのか発表が楽しみですね。
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ニコニコ生放送のレギュラー番組『ヒプノシスマイク-ニコ生 Rap Battle-』次回の放送日は3月9日(金)20:00~です。
出演はイケブクロ・ディビジョン"Buster Bros!!!"の木村昴さん、石谷春貴さん、天﨑滉平さんです。
こちらのページから視聴およびタイムシフト予約ができますので、お見逃しなく!
イケブクロの番犬・二郎 石谷さんのインタビューです!
『ヒプノシスマイク』山田二郎役・石谷春貴さんインタビュー――体を鍛えて挑んだ初ライブ!二郎の魅力は"二面性"https://t.co/PpVEk2Bdcd#ヒプマイ #ヒプノシスマイク #石谷春貴 #山田二郎 #インタビュー
— numan編集部 (@numan_edd) February 28, 2018
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