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『刀剣乱舞』はもともと多くの方に愛されているコンテンツなので、まず原案であるゲームのキャラクターをしっかり押さえるというのは大前提で、僕の中で大事にしたものは脚本でした。脚本の中に描かれてる鶯丸をしっかり演じられるように、とそこの軸はブレないように意識して撮影に臨みました。
――ビジュアル面はいかがでしたか?
今回すごく衣裳にしてもヘアにしても細かいところもまでこだわっていただいて、思い入れや愛を感じるキャラクタービジュアルになっているんですよね。演じていてもすごくテンションが上がりました。
――撮影現場で、大変だったなと印象に残っていることは?
ちょうど花粉症がピークの頃だったんですよね、季節的に。森の中で撮影することもあったので、とにかく花粉がすごかったです(笑)。だって、スギ花粉の黄色い大群が目に見えるんですよ。正直、鼻声にならないように必死でした。
――仕上がりをご覧になって改めて感じられたことは?
織田信長や羽柴秀吉たちといった歴史上の人物と絡んでいてもまったく違和感がなく、むしろ刀剣男士たちが輝いて見える展開で、ひとつひとつに新鮮味を感じました。織田信長を山本耕史さんがやってらっしゃって、その信長と、三日月宗近役の拡樹くんと対峙するシーンはもう、最高でした。撮影しているときも感じていたんですけど、観ると改めて、この『刀剣乱舞』という作品が持つ可能性をすごく感じました。
『刀剣乱舞』の世界が好きな方には、より深くハマって楽しんでいただけると思います。それぞれの信念を持って生きている者たち、刀剣男士たちの生き様というのは必ず届くと思います。脚本が小林(靖子)さんということで、やっぱり刀剣男士たちの視点から歴史を眺めているという形がホントにワクワクする展開です。あと、もしかしたら、刀剣男士それぞれにスポットを当てて観ていただいたら、見方、感じ方も変わってくると思うんです。なので、最低でも8回は観ていただきたいです(笑)。
――確かに、観る視点によって楽しみ方も違ってくるかもしれないですね。
そう思います。歴史物としても楽しめますし、気軽に映画館で楽しんで欲しいです。大スペクタルを体感してください!
舞台『弱虫ペダル』シリーズ、舞台『ダイヤのA』シリーズなどで注目を集め、近年は、舞台では、劇団☆新感線『髑髏城の七人Season月』に出演。グランドミュージカル『スサノオと三琴』や舞台『カレフォン』で主演を務める。また、映画『ラブ×ドッグ』、連続ドラマW『不発弾』など幅広い作品に出演。2019年は映画『探偵は、今夜も憂鬱な夢を見る。2』、映画『鹿沼』の公開が控えている。
配給:東宝映像事業部
監督:耶雲哉治
脚本:小林靖子
キャスト:三日月宗近:鈴木拡樹 山姥切国広:荒牧慶彦 薬研藤四郎:北村 諒 へし切長谷部:和田雅成 日本号:岩永洋昭 骨喰藤四郎:定本楓馬 不動行光:椎名鯛造 鶯丸:廣瀬智紀 羽柴秀吉:八嶋智人/織田信長:山本耕史
touken-movie2019.jp
© 2019「映画刀剣乱舞」製作委員会
© 2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
取材・文/田部井徹(トリーヌ)
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