numan編集部
声優、アニメ、舞台、ゲームまで!オタク女子のための推し活応援メディア
そのなかから、「流行語編」や「アイテム編」を抜粋してご紹介!
TT総研の考察コメントとともにお届けします。
INDEX
過去の調査では、女子高生の流行語は半年周期で総入れ替え状態でしたが、「ぴえん」は 1 年間続いた流行語とな りました。「ぴえんクッキー」、「ぴえんゲーム」、「ぴえん系女子」、「ぴえん顔」、「ぴえんアイ」といった「SNS ミーム」が続々と派生したことが 特徴です。
また、ネガティブな出来事をポジティブに転換する言葉であるため、コロナ禍の状況を乗り越える合言葉にもなりました。そして 何より、うるんだ目で何かを訴えるような顔の「ぴえんを表す絵文字」と一緒に認知され愛用されていることが、息の長い流行語となった要因といえそうです。
⇒次ページ:1位から10位はこちら!
※「外出自粛による 10 代女性と SNS への影響」に関する調査:https://tt-soken.jp/article/1003
「しか勝たん」は推し(好 きな有名人)をはじめ、好きなヒト・モノ・コトに対して使う言葉で、Twitter では平均で 1 日に約 1 万ものツイートが。「推しがしんどい」 は推しが好きすぎてしんどい状態を表し、「○○しか勝たん」と同じく「○○がしんどい」としても使われています
まず、アプリゲームの「キメロワ」と「ツイステ」に注目。
「キメロワ」は「鬼滅の刃 血風剣戟ロワイアル」の略称で、2020年中にリリース予定のアプリゲーム。公式Twitterには既に19万人のフォロワーがつくほど期待が寄せられています。
「ツイステ」とは「ディズニー ツイステッドワンダーランド」のことで、2020年3月にリリースされたアプリゲーム。公式Twitterは80万フォロワーを超え、Instagramではファンコミュニティ「#ツイステ好きさんと繋がりたい」が2.8万投稿と、早くも盛り上がりを見せています。
リリース間もないゲームからこれだけの投稿が発生している理由として、「SNSミーム」として楽しめるだけのキャッチーさと素材力が挙げられます。『黒執事』の作者である「枢やな」さんが、ディズニー作品から着想を得て描いたというキャラクターの素材力、思わず考察したくなるストーリーのキャッチーさが、その理由だと考えられます。
そして、「Nizi Project」に続くオーディションプロジェクトとして話題を集め始めている「I-LAND」。「I-LAND」は「BTS」や「TXT」が所属する「Big Hit Entertainment」と、「PRODUCE」シリーズを企画した「CJ ENM」によって共同開催されるオーディションプロジェクトです。2020年6月26日、日本ではABEMAにて放送を開始。深夜放送にも関わらず、Twitterでは韓国トレンド1位、世界トレンド7位、日本トレンド10位を獲得するほどの盛り上がりを見せています。
2020年上半期アイテム編において8位にランクインした「雲メイク」の他、「虹メイク」、「桜メイク」、「ハートチーク」、「顔面シール」など、アプリのフィルター加工のようなメイク=「フィルターメイク」(TT総研による造語)は「SNSミーム」としてますます流行する兆しが。これに伴い、カラーアイライナーやラメマスカラといった派手なコスメの人気が予想されます。
一方、マスクメイク需要も続く中でマスク落ちしない最強ティントとして、韓国のコスメブランド「rom&nd」が支持を集めそうです。韓国のYouTuber「민새롬(ミン・セロム)」さんが2016年に立ち上げたブランドで、2020年上半期から動画で紹介する日本のYouTuberも増えはじめており、流行の予感です。
また、7月21日には「豆花」が食べられる台湾カフェ「春水堂」が京都に初進出。食べる前に透明色のシロップをかけるという「SNSミーム」として機能するポイントを備えているため、特に西の女子高生の間でトレンド化しそうです。
いずれのアイテムも「SNSミームとして楽しめるキャッチーさと素材力」があり、その有無が、2020年下半期に女子高生の間でトレンドとなるポイントといえそうです。
「2020年上半期に流行ったアイテム(フード、コスメ、エンタメなど)」については、東西ともに1位「あつ森」(東80.5%・西89.8%)、2位「地雷メイク」(東45.6%・西55.6%)という結果に。
1点目は「コロナ禍のバーチャル空間需要」です。リア友(クラスメイトなどリアルで繋がっている友達のこと)とバーチャル空間で会う際に、あるいはオフ会(オタクコミュニティなどSNSで繋がっている友達と共通の趣味を楽しむ集会のこと)をバーチャル空間で開催する際に重宝されました。また、女子高生が支持するインフルエンサーの中には、誕生日会を「あつ森」上で開催し、ゲーム上でプレゼントを受け取るようなケースも多く見られました。
女子高生のクリエイティブ欲求が高まり、「買う映え」から「作る映え」へとシフトしている今日。これまではひとり歩きしていたコンテンツが、「あつ森」では自分自身が「作者」としてコンテンツと一緒に拡散されるのです。その結果、Instagramでの投稿数は「#とび森」が4.2万投稿であるのに対し、「#あつ森」は48.2万投稿と10倍以上に。さらにTikTokでは「#あつ森」投稿の累計再生数はなんと12億回となっています。
もともと「地雷メイク」を日常的にしている女性は一定数いましたが、「藤田ニコル」さんがYouTubeで動画を公開して以降「地雷メイク」のハウツー動画が急増し、これまで「地雷メイク」をしたことのない層が「SNSミーム」として楽しむことでトレンド化しました。同じく、病み系トレンドとして予想していた「病み加工」は全体で7位(22.8%)、「チャイボーグ」も全体で9位(20.5%)にランクインしました。
今回ランクインしたアイテムを過去のランキングと比較すると、「あつ森」のようにゲームがランクインしたのは「荒野行動」以来、「地雷メイク」のようにメイク関連の事象がランクインしたのは「ティント」以来。「恋つづ」は、「あな番」に続く女子高生の人気ドラマとなりました。テレビ番組やゲームだけでなく、メイクも「SNSミーム」として楽しめることが共通の特徴となっています。
他リサーチ結果は TT総研WEBサイト:http://tt-soken.jp/ にて!
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