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そこから派生して、頭が悪いとバカにする表現としても使われる。
INTはその中で知性を表し、キャラクターがどれだけ賢い行動をとれるかを決定づける。一般的なRPGではINTは魔法と紐づけられることが多く、値が高いほど強力な魔法が使えたり、同じ魔法でも高い効果を発揮できたりする。
このことから、一般の生活の中でも賢さを表すジョーク表現として「INT」が使われるようになった。その場合、INTが高ければ賢い、低ければ頭が悪いという意味になる。
EDU(教養)が高ければ、過去の経験や今まで読んだ本の知識を元に危機を脱することができるかもしれない、INT(知性)が高ければ周囲の変化に気づき、新たな手掛かりを得ることができるかもしれない。複雑なパラメーターの掛け合わせによって、ドラマチックなゲーム体験を提供するのが、TRPGの楽しみどころである。
しかし、パラメーターが高ければ生存率が上がるわけではないのが、このクトゥルフ神話のいやらしいところである。なまじINT値が高く、目端がきいてしまったがために、残酷な真実を知らされてしまったり、邪神の誘惑に囚われたりして、結局正気を失ってゲームオーバーになることも少なくない。
世の中に「知らぬが仏」という言葉がある通り、気づかないでいたほうが幸せな状況も多々あったりするのだ。腕っぷしの強さや賢さだけが生死を分けるわけではない。ホラーをテーマにしたゲームならではの設定と言えるだろう。
A「うぬああああああ……課題が全然わからないいいい」
B「授業にはちゃんと出てたのにね?」
A「真面目に講義を聞いて、ノートをとってても理解が追いつかないんだよ。経験値はあってもINTが低すぎて、問題が解けないいい」
B「あの問題、解き方にクセあるからなあ。とりあえず、”かしこさの種”でも食べる?」
A「ありがとう、これでINT値が1上がるよ……って、それただのピーナッツやないかーい!」
INTが低くても、EDU(教養)を積み重ねていけば、知識によって理解力の低さをカバーできる状況は多々ある。INTが低いからと諦めずに、EDU値を高めていけば成功判定を得られる……かもしれない。
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