ジェンダーレス男子（じぇんだーれすだんし）

2015年頃から「新しいジャンルのイケメン」として若者から熱い支持を得ており、近年では“ジェンダーレス男子”を題材としたマンガや写真集も発売されている。

ジェンダーレス男子はメイクやネイルを施したり、レディースの服を着こなしたり、スキンケアを入念に行ったり……と女性のような行動をするが、女性になりたいのではなく本人の美意識から来る行動であるため、女性の格好を好む“女装男子”や“男の娘”とは異なる。

有名な人物としては、こんどうようぢ、とまん、りゅうちぇるなどがおり、いずれもショップ店員や読者モデル、SNS発信などをしている時にその容姿が注目され“ジェンダーレス男子”として有名になっている。

“ジェンダーレス”とは、“性別”という意味のGender（ジェンダー）と“～がない”という意味のless（レス）を組み合わせた言葉で、“ジェンダーレス男子”というカルチャーを創ったのはインフルエンサーマーケティングなどを事業とする株式会社ケテルの代表取締役社長・丸本貴司氏。

丸本氏によるとジェンダーレス男子とは“なりたい自分になるためにジェンダー（性）から自由になった男子”で、今後は「原宿系、アメカジ、モードといったふうに、オシャレのジャンルのひとつとしてジェンダーレス男子が確立されるようになるはず」とされている。

ジェンダーレス男子は世の中に“自分らしく生きる”というメッセージを強く伝える存在と言えるだろう。