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「天を仰ぐ」(てんをあおぐ)とは、空を見上げること。天にいる神を見つめるように、顔を上に向ける姿勢のこと。主に「嘆き」のニュアンスを表すことが多く、「絶望で天を仰ぐ」のように使われる。
転じて、オタク関連の衝撃的な出来事に対し、脱力し天を仰ぐような心持ちのこと。インターネットを中心に使われる、オタク構文のひとつ。
基本的にはポジティブなシーンで使われることが多い。
文中の一表現として使用されるほか、語尾に「(天を仰ぐ)」と記載するケースもある。あくまで「そういう心情である」とアピールするためのオタク表現であり、実際にその場で天を仰ぐポーズを取ることは滅多にない。
「天を仰ぎ見ること」。
天にいる神に祈るように、空を見上げる姿勢を指すこと。この表現が転じて、インターネット用語にも使われるようになった。
主に衝撃的な出来事に対し、大げさなリアクションを取ることもできず、ただため息をついて空を見上げるしかできないような状態や、神に感謝の祈りを捧げるような状態を指している。語尾に「(天を仰ぐ)」をつけるパターンは、様々なアレンジバージョンが登場している。
「推しの顔面が国宝すぎて、定期的に天を仰ぐ」
「昔は喜びのあまり笑っちゃうタイプだったけど、最近は無言で天を仰ぐようになった」
「こんなん天も仰ぐわ」
「◯◯さんが尊くて、今日も静かに天を仰ぐ」
「こんなハイクオリティのもの出されたら天を仰ぐしかできない」
「ライブが楽しすぎて、何度か天を仰いでしまう瞬間があった」
「新作の推しカプがあまりに尊い ハ──────────ッッ(天を仰ぐ)」
「◯◯くんの衝撃の新事実発覚……なにそれ……(天を仰ぐ)」
「ハァ~~~~~天才かよ~~~~(天を仰ぐオタクの絵文字)」
「超ハイブランドで推しの概念グッズを見つけてしまった……ああ……(天を仰ぐオタクの絵文字)」
▼「喜び」か「悲しみ」か?
天を仰ぐ感情の深層には、様々なパターンがある。
抱えきれないほどの「喜び」の場合もあれば、耐えきれないほどの「悲しみ」の場合もある。インターネット上では、主にポジティブなニュアンスで使われているが、例外も珍しくはない。
▼「涙をこらえるポーズ」という派閥も
「天を仰ぐ」は、主に神に祈るようなポーズとして捉えられているが、「上を向く」→「涙が零れないように堪える」と考えるケースもある。
▼類語
衝撃の展開にこらえきれなくなり、ある意味で逃避的な言動を求めている状況を指す。そのため「待って」「助けて」「辛い」「無理」などのオタク用語に通じるものがあるかもしれない。
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