numan編集部
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大会の開催条件は、LINEに登録されたフレンド数の増加だ。
ある一定以上フレンドが登録されると管理が大変になり、さらにLINE自体が重くなるので関わりが薄くなったフレンドを一斉ブロックして削除するのである。ただ、無差別にブロックしてしまうと、まだ交流する意志のあるフレンドまでブロックしてしまう。そのため、ブロック大会を開催する場合は事前に画像つきで「ブロック大会やるよ! ブロックされたくないフレはスタンプかこちゃよろしく」などコメントし、返事を待ってから行うのが作法である。
メッセのコメントで用件を伝えず、わざわざ画像で大会の開催を宣言するのは、相手がbotなどではなく、ちゃんと画像まで見て用件を確認した上で返事を返してくれる相手かどうかを推しはかるための対策である。
友達がブロック大会を宣言したら即座に反応しないとブロックされて、連絡がとれなくなり、生活が不便になる。だから、ブロック宣言に反応を返すのは主催者と交流を続けたいと思っているフレンドだと推測できる。反応があれば友達関係を継続、反応のない相手は自分に関心のない失礼なフレンドだとしてブロック(自分に連絡がとれなくなる)というおしおきを実行できる。ブロック大会とは、自分との連絡権利を人質にとって仲良し度を測る、友情の試し行為なのである。
リアルで関わりのある友人は、大抵波風をたてるのを恐れて反応を返すだろう。その様子を見て主催者は自分にはこれだけ友達がいるのだと承認欲求を満たす。
ただ、この行為に大きな問題点がある。ブロック大会が開催されたら、交流継続を望むフレンドは必ず反応しなければならない。つまりフレンドに反応を強要する行為でもある。何度も同じイベントを開催していると、構われたがりの面倒な人間であるとして、嫌われてしまい、最終的に自分自身がブロックされてしまう可能性がある。末永く健全な友人関係を築きたいのであれば、不必要な試し行為は控えたほうがいいだろう。
「ジャンル友達からブロック大会のメッセきた。なんかジャンルがはねてフレンド増えすぎたって」
「メッセ返してあげれば?」
「なんか面倒だからいいや。次のジャンルに引っ越そうかと思ってたから、このままブロックされとく」
「本当に大会やったら、フレンド全員ブロック対象になったりして」
「ありうる」
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2024.11.1.