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numan用語集「素人質問で恐縮ですが」

素人質問で恐縮ですが(しろうとしつもんできょうしゅくですが)

「素人質問で恐縮ですが」の意味

「素人質問で恐縮ですが」とは、主に学会などの発表・議論の場で使われる枕詞。
「この分野は素人なのですが」なども同じ意味を持つ。
字面通りの意味の場合もあるが、多くは本当に素人どころか名だたる大学の教授や大手企業の研究者が、「初心者でも分かる様なことなんだけど」とマウントを取り、ミスや問題点を非常に遠まわしに指摘しているもの。

そのため、この言葉が発せられた瞬間、プレゼンターが凍り付く魔法の言葉でもある。

「素人質問で恐縮ですが」の由来・語源

2017年に情報処理学会が公開した「#include<情報系技術者の日常.h>」という「理系あるある」をモチーフにしたLINEスタンプのひとつに「この分野は素人なのですが」が含まれており、さらにその道の人間を恐怖に陥れた。
ここから転じて、SNSではこの前置きで長々と自身の得意分野について語り始めるという使い方がされていたり、根も葉もないトンデモ理論を展開するツイートに専門家が噛みつく際に「素人質問ですが……」と始めたりしている。

多用するべき言葉ではないが、意味を理解していると前述のようなトンデモvs専門家の戦いのゴングが鳴った事に気づけるかもしれない。

「素人質問で恐縮ですが」の活用例

プロの研究者たちによる、静かな戦い「素人質問で恐縮ですが」。
その上位互換用語も日々生まれているらしい。

学会枕詞の使用例:
「その理論をつくったのは私なのですが」
「その理論をつくったのは私ですが、古い版を引用されているようです」
「引用していただいた参考文献の著者ですが」

numan編集部

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