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「パモさん構文」(ぱもさんこうぶん)とは、Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場するポケモン「パモ」の行動から発祥したネットミームである。
「ニコニコ大百科」と「ピクシブ百科事典」が主催する「ネット流行語100 2023」では、14位に入選している(※1)。
構文の元ネタは、YouTubeでゲーム実況を配信している実況者の「ジャック・オ・蘭たん」氏が『ポケットモンスター バイオレット』の実況動画で何気なく発した「Oh!パモさん床の隙間の汚れWatch……カワイイカワイイね」という発言である。
まず、何故こんなカタコトになっているのかというと、同ゲームの「セイジ」というキャラクターに理由がある。「セイジ」は、主人公の通う「グレープアカデミー(オレンジアカデミー)」という学校で「言語学」を教えている教師である。さまざまな言語に精通しており、授業内ではドイツ語や英語、中国語、スペイン語などを教えているが、本人はこれらに日本語(関西弁)を織り交ぜた非常に独特な話し方をしている。
実況中、蘭たん氏がこの特徴的なしゃべり方を真似することが多々あり、構文の元となった場面も蘭たん氏が「セイジ」に会いに行ったところである。その際「セイジ」の隣に「パモ」がおり、「セイジ」に話しかけたタイミングで「パモ」が下を向いていた。(詳しい流れは割愛するが、話題も「パモ」のことである)
その状態がまるでタイルの隙間を覗いているように見えたせいなのか、蘭たん氏は「セイジ」のような口調で「Oh!パモさん床の隙間の汚れWatch……カワイイカワイイね」と発言した。そのため、あくまでもこれは蘭たん氏が「セイジ」を真似たものであり、ゲーム内のセリフではない。
この何気なく発した言葉がインターネット上で反響を呼び、Xで「Oh!パモさん」がトレンド入りする事態に発展。やがて「Oh!パモさん(任意の文章)Watch……カワイイカワイイね」と、「パモ」が何かを見ている状況を表す構文になった。なお、前後が省略されて使われる場合もある。
このことから、「パモ」自体もぬいぐるみが品切れ寸前に迫るなど、一躍話題になったのだが、実は「パモ」のキャラクターデザインは顔が常に前を向いている状態である。そのため、蘭たん氏が「セイジ」に話しかけた際にも「パモ」が前を向いているのが正常であり、下を向いているのは本来であれば有り得ない挙動なのである。これについてはバグとする説、話しかけた角度の問題であるとする説などさまざま飛び交っているが、明確な理由は判明していない。
「パモさん構文」については、蘭たん氏も自身のニコニコ生放送で触れるなど認知している。
また、このブームを受けてか、スマートフォンアプリ『ポケモンGO』に「パモ」を含めたパルデア地方のポケモンが実装された際に、Pokémon GO Japanの公式Xが「床を見つめているパモ」の画像を添付した「何かをじっと見つめているみたい…」というポストをしている(※2)。
「パモさん構文」は、前述した『ポケモンGO』を使用した写真のほか、「パモ」のぬいぐるみを使い、フローリングの隙間を見ているような写真を撮るなど、簡単なものから凝ったものまでたくさんある。
また「パモさん構文」を使用したイラストも描かれている。
「Oh! パモさん生ビールWatch……カワイイカワイイね」
「Oh! パモさんチョコバナナパフェWatch……カワイイカワイイね」
「Oh! パモさんダッシュボードWatch……カワイイカワイイね」
「Oh! パモさん二日酔いで倒れている人間Watch……カワイイカワイイね」
※1「ネット流行語100 2023」2023年12月14日発表
https://site.nicovideo.jp/nettrend100/2023/
※2
Pokémon GO Japan公式Xによる該当ポスト
https://twitter.com/PokemonGOAppJP/status/1701158646447526268
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