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歌、セリフ、ダンスで展開される演劇、または映画作品。“ミュージカル・シアター(演劇)”の略称。
登場人物の感情やシーンの説明を、歌やダンスで表現する。日本ではミュージカルを行う劇団として宝塚歌劇団、劇団四季が広く知られている。近年、マンガやアニメ、ゲームを原作・原案とした舞台やミュージカルが増え、 “2.5次元ミュージカル”と総称されるようになったが、1966年には『サザエさん』が初めて舞台化され、その後、五度にわたって喜劇や音楽劇など形態を変えて上演された。
また1974年には『宝塚歌劇団』により『ベルサイユのばら』が上演されており、その歴史は古く、これらが現在の“2.5次元ミュージカル”の始まりと言える。
2003年から長きに渡り上演されているミュージカル『テニスの王子様』、通称『テニミュ』は、初演当時は認知度が低く、ミュージカルという形式自体も原作ファンに馴染みがなかったため、座席がほとんど埋まらないなど低調なスタートだった。
しかし、その後口コミなどで評判が広がり、リピーターも増え、今では若手俳優の登竜門とも言える存在である。今では、ジャンプ本誌への休載・連載再開の繰り返しで話題になっている『ハンター×ハンター』も、実は一度ミュージカル化されている。20世紀から21世紀へ、世紀をまたいだ公演となり、当時テレビアニメで声優を務めていた竹内順子さん(ゴン役)、三橋加奈子さん(キルア役)、甲斐田ゆきさん(クラピカ役)、郷田ほづみさん(レオリオ役)、高橋広樹さん(ヒソカ役)が舞台でも同じ役を演じていた。チケットは即日完売し、約6500人を動員した大人気のミュージカル作品だったが、そのことを知る人はもはや少ないだろう。
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