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numan用語集「プヂン」

プヂン(ぷぢん)

「プヂン」の意味

「プヂン」(ぷぢん)とは、ブラジルで食べられているプリンのこと。
プリンとココアスポンジケーキの2層になっているものをよく見かけるが、2層になっていることは本質ではない。プヂンと言える最大の要因は、コンデンスミルク(練乳)を使っていること。そのため食感はむっちりとした、固さのあるタイプが多い。

たまに誤字ってプジンとなっているのを見かけるが、正解はプヂン。「Z世代12万人に聞いたネクストトレンド予想」(※1)に入った、これから流行りそうな食べ物のひとつ。

日本で唯一と言われている、ブラジルプヂン研究家の中津雄春さんが考案したレシピを元に提供しているカフェがあるため、それがSNSで広まり、プヂン=ココアスポンジとプリンの2層ケーキというイメージがついたと思われる。ただ、普通のプヂンを作ると見た目はプリンと変わらなくなるので、差別化、またインスタ映えという意味でも、2層ケーキになったのは当然と言えるだろう。
中津さんのレシピのプヂンは、清澄白河の「TOKAKU珈琲+」、東池袋の「kakululu」、仙台東松島の「ル・ニ・リロンデール」、大阪吹田の「colina coffee」などで食べられ、レシピも公開されている(※2)。それによると材料は存外少なく作れるので、使う材料によって変わる素材の味を楽しむのも面白いかもしれない。

基本の手順をまとめたのが以下。
「卵をザルでこし、そこにコンデンスミルクと牛乳、バニラエッセンスを入れハンドミキサーで混ぜ、ラップをし冷蔵庫で数時間寝かせた後、オーブンで蒸し焼きにする」

以上で黄色のプリン部分は完成する。
ブラジルではエンゼル型と言われる、中央に穴の開いた丸い型、ドーナツのような型で作られるが、日本によくあるスクエア型や他の型でも代用可能だ。
これを見て、思ったより簡単そうという感想をもった人、またお店まで食べに行けないという人も、自宅でチャレンジして、美味しい時間を過ごしてみよう。

「プヂン」の由来・語源

最近作られたものではなく、もともとブラジルに存在する家庭料理。
「家庭の味」というものがあるくらいには知名度が高く、プリン=プヂンであり、別々の料理が存在するわけではない。

元々は生クリームが使われているだけの、我々がよく知る一般的なプリンだった。それがコンデンスミルクの出現によって、状況は一変。コンデンスミルクの販売会社がブラジルに工場を置いたことで、さらに広まり、普通の料理にも砂糖の代わりとして使用するまでになった。そこからプヂンもコンデンスミルク入りとして確立し、1998年には日本でも喫茶店で提供されていたのが確認されている。

 

「プヂン」の活用例

インスタグラムなどで使われるハッシュタグは「#プヂン」。

▼お店での他の言い方
中津さんのブラジルプヂン、ブラジル風プリン、練乳チーズプヂン、ひあのプヂン?、ブラックフォレストプジン

▼アレンジ
チーズ、抹茶、かぼちゃ、onガトーショコラ、ココアスポンジ、生クリームとチェリー乗せ

ブラジルでは、いわゆるイメージ通りのプリンのプヂンが売られていて、様々なアレンジレシピは自宅で作る際に生まれている模様。2023年4月頃はコンビニスイーツとしても販売されていた。これから流行りそう、ということなので、見かける機会も増えていくことだろう。

※1
「Z世代が選ぶ2023年上半期トレンドランキング」
2023年6月5日、Z総研発表

※2
中津さんのブラジルプヂンが食べられるお店(レシピ提供)より

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