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「ずっと俺のターン」(ずっとおれのたーん)とは、他人にまったく活躍のチャンスがないほど「俺」の独壇場となっている状態を指すインターネットスラング。
「ターン」はカードゲームやボードゲームなどのアナログゲームにおける「手番」「順番」のことであり、現実的にはずっとひとりのターンが続くことはほぼあり得ないが「それほどに凄まじい活躍」「他人が入り込む余地がない」などのニュアンスで使われる。
数多の考察者が検証を重ねているが、明確な出典は不明である。
『遊戯王』界隈で多く使用されており、発祥元としては最有力。ただし原作マンガや歴代TVアニメなど、複数の有力候補はありながらも「ずっと俺のターン」という明確なセリフは作中に登場していない。
2006年には、インターネット掲示板・2ちゃんねるに海馬瀬人のアスキーアートと共に「ずっと俺のターン!」というセリフが投稿されているが、これが初出であるという根拠はない。海馬のアスキーアート自体は、2001年には既に存在している。
『遊戯王』ファン以外にも広く知られるようになったのは、2003年7月のTVアニメ『遊戯王デュエルモンスターズ』162話。
主人公・遊戯が、対戦相手・インセクター羽蛾に一方的な攻撃をおこなったシーンで、ニコニコ動画で「ずっと俺のターン」というコメントが多数書き込まれたことが大きいとされる。
その後2012年に放送されたTVアニメ『遊戯王ZEXAL』68話では、オービタル7が「ずっとオイラのターン!」と発言。
2016年発売の週刊少年ジャンプでは、劇場版『遊☆戯☆王』の宣伝文として「30分間、ずっと劇場版『遊☆戯☆王』のターン!!」という記載がある。
2015年から連載されたマンガ番『遊☆戯☆王 ARC-V』では、榊遊矢が「つまりずっとオレのターンってことさ!!」と発言している。
このように「ずっと俺のターン」からは多少変形しているものの、公式サイドが使用するようになっている。
「裏技使いまくったから、ここからずっと俺のターン!」
「家事をぜんぶ済ませたので、もうずっと俺のターンですよ」
「今日の対戦はすごく調子が良かった!ずっと俺のターンで楽し過ぎた」
「ずっと俺のターンができるボドゲやりたい」
「めちゃくちゃ役に立つ料理本を買った。これでずっと俺のターン」
「お酒配信の推しを発動!演技とは違う可愛らしさ!可愛い!ずっと俺のターン!!!」
「最近仕事が楽しい。楽しんでるうちはずっと俺のターンだと思う」
「対戦相手が強すぎて、ずっと俺のターンされてしまった」
ネガティブに転じて「相手の反応を待たず、一方的にまくし立てる」「適切な“会話”ができず、一方的にしゃべりかけるしかコミュニケーション手段が取れない」といった性格や状態を「ずっと俺のターン」と表現することがある。
「仲良くない人との会話でずっと俺のターンをしてしまう」「相手の話を聞かずに、ずっと俺のターンみたいな言動になるのはよくない」といった使い方になる。
「ずっと俺のターン」を体感しやすいボードゲームとして、『ドミニオン』『王宮のささやき』『エバーデール』などが挙げられる。
この場合は「条件さえそろえば、ひとりのプレイヤーが無双できる」という意味である。
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