numan用語集「Vlog」

Vlog(ぶいろぐ)

「Vlog」の意味

「Vlog/Video log」(ぶいろぐ)とは、配信動画のジャンルのひとつ。生活の一部を映した動画のこと。
動画の主な内容は、ペットとのお散歩などのお出かけ記録、一日の行動ルーチン、ライフスタイル紹介、日々思うことなど。世界に向けて発信しているが、個人的なビデオ日記に近い。

「Vlog」の由来・語源

ネット上に日々の記録を書き記した、文字情報だけの日記「Blog」に対して、映像で記録を公開しているのが「Video(映像)log(記録)」である。個人的なビデオ日記と言い換えてもいい。
個人が世界に向けて動画を発信している点では、Vtuberや、Youtuberと同じように見えるかもしれない。しかし、三者には大きな違いがある。

Vtuberが、Vertualキャラクターつまり仮想のキャラを演じているのに対して、Vloggerはあくまで撮影者自信が本人として登場。現実のひとりの人間として、日常を配信している。

本人が発信している、という意味ではYoutuberが同じだが、こちらとはコンテンツ面で大きな違いがある。Youtuberは「やってみた」「踊ってみた」「使ってみた」など、主に外部コンテンツを消費することで、新たに得られた情報を配信している。それに対し、Vloggerは「自分が行った場所紹介」「自分のライフスタイル」「自分の気持ち」など、主に自分の中から産まれたコンテンツを配信している。
ファン層もVloggerのライフスタイルに共感するコアファンが中心であり、チャンネルも人気Vloggerによるサロン的な役割を果たすことが多い。
語源に「log」記録が入り、ビデオ日記と呼ばれているゆえんである。

これらのVlogの配信プラットフォームは、Youtubeに限らない。
TikTokなど、ショート映像サービスでもVlogコンテンツは多く発表されている。日常のちょっとしたワンシーンを切り取った動画などは、むしろ長々とした映像作品にするより、ショート動画として発信したほうが気楽に楽しめるのかもしれない。

Vlogの利点は、簡単に始められること。
まず日常を切り取った動画を上げることから発信を始められるので、Youtubeのように大がかりな仕掛けや企画力は必要ない。凝ったエフェクトやアニメーションも必要なく、状況をわかりやすくするための字幕や、動画同士のつなぎを自然にするエフェクトを挿入すれば、基本形のVlogが完成する。

だが、大変なのはここからである。
参加しやすく投稿しやすいコンテンツは、動揺に参加するライバルの数も多いということ。同年代の日常は、どうしても同じような内容になりがちで、ファンを集めるトップVloggerになるためには、突出した個性とカリスマが必要になってくる。
人目をひくために、非日常的な過激アクションをとるVloggerも存在するが、それはVlogの持ち味である「日常から伝わる共感」からは離れていってしまう。

また、Vlog撮影には、集客の他にもさらに気を付けるべきポイントがある。
著作権と肖像権、そして防犯である。日常のワンシーンを切り取る、ということは身の回りの風景を切り取る、ということである。朝のルーティーンを映せば、部屋の中や間取りを公開することになるし、散歩ルートを映せば自分が普段いつどこを歩いているかを公開することになる。さらに、外出先で写した風景には思いがけず通行人の姿が映ってしまうこともあるだろう。公開を望んでいない第三者の姿を発信してはいけない。感想をコンテンツにしたいから、といって美術館や映画館のコンテンツなどを直接撮影して発信するのも、禁止されている場合がほとんどである。

……と、気を付けるべきことが多々あるVlogだが、日常の何気ない普通の動画からは、インパクト勝負のショッキングな動画とはまた違う栄養素が接種できる。
ぜひ増えてほしいジャンルである。

 

「Vlog」の活用例

「あー推しがVlogアップしてる~! 推せる!」
「へえ、お仕事から離れた日常の動画もいいね」
「こういう自然体動画……いい……!」

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