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「その日、人類は思い出した」(そのひ、じんるいはおもいだした)とは、何か重大なことを思い出した際に使用されるネットミーム。大ヒット漫画『進撃の巨人』のモノローグが元ネタ。
元ネタは、2009年9月から2021年4月まで「別冊少年マガジン」で連載されていた大ヒット漫画『進撃の巨人』の第1話の冒頭部分である。物語は、突如現われた「巨人」の脅威から身を守るべく、巨大な壁の内側に作られた集落に暮らす主人公・エレンたちのもとに壁を破壊する力を持つ「超大型巨人」が襲来し、人類を襲い始める……というもの。このワードは「超大型巨人」の襲来を目にする主人公たちのシーンにモノローグで描かれている。
原文は「その日人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を……」である。
この頭の一文から転じて、何か重要なことを思い出した際に「その日、人類は思い出した(思い出したこと)」というのがテンプレートである。あるいは元ネタで「超大型巨人」が壁の外側から人類たちを眺めている時のような構図の写真に「その日、人類は思い出した」のみを添える場合もある。
『進撃の巨人』関連のネットミームは他にも存在している。それが「紅蓮の弓矢出勤」である。
2020年9月に、TM NETWORKの「Get Wild」を退勤時に聞くと気分がいい、あるいは同曲が主題歌だったアニメ『シティーハンター』のラストシーンが爆発などで終わることから苦行を強いる会社を爆破した気分になると「Get Wild退勤」が一躍話題になった。
そしてその翌日「Get Wild退勤に対して、紅蓮の弓矢出勤って言ってる人がいて笑う……」とX(旧Twitter)ユーザーでポストされると、これが瞬く間に拡散された(※1)。「紅蓮の弓矢」とは『進撃の巨人』のアニメ第1シーズンで1話~13.5話までオープニングとして使用されたLinked Horizonの楽曲である。巨人に立ち向かう人々の闘志・巨人への殺意を描いた歌詞やアニメで巨人に立ち向かうエレンら兵士の姿が描かれていたことから「週初めは、紅蓮の弓矢出勤」「紅蓮の弓矢出勤して、戦闘力高めていく」と話題を呼んだ。
「その日、人類は思い出した ウイスキーを飲みすぎると二日酔いになるということを」
「その日、人類は思い出した アクスタを買っても飾る場所がないということを」
「その日、人類は思い出したみたいな構図になって草」
「あそこにデカいクッション置くのは、完全に“その日、人類は思い出した”になるよ」
なお『進撃の巨人』は、その人気からか多数の企業とコラボしたCMが存在しているが、本編のシリアスさとは真逆のギャグテイストなものや、担当声優による真剣なパロディ作品が多く「公式が病気」「※これは公式です」とネット上で大きな話題を呼んでいた。
※1
発端となった、莉音(りおん)🌸 Lina氏のポスト
https://twitter.com/Lyon0807/status/1304199629043458048?s=20
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