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「スタンド」(すたんど)とは、人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する超能力の総称。漢字では「幽波紋」とも。
その能力は、サイコメトリー、予知能力、時間停止、物質再生など、多岐にわたる。中には、「無機物に生命を与える」や「物質に音をしみこませる」など、他の作品ではなかなかお目にかかれない、オリジナリティあふれる能力も多い。
映画化されたスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』シリーズの主人公・岸部露伴もこのユニークな能力の持ち主で、「ヘブンズ・ドアー」では指定した人間を本にすることができる。ページをめくって中身を読むことにより、相手の記憶や知識を読み取り、さらにページに書き込めば行動を操ることさえできる。
ライトなファンからは「ジョジョといえばスタンド!」と言われがちだが、実は登場は12巻以降。それまでは「波紋の呼吸」と呼ばれる特殊な呼吸法を使って太陽のエネルギーを体内で作り出し、吸血鬼たちと死闘を繰り広げていた。第三部「スターダストクルセイダーズ」から、「波紋」の力が進化。今までは無形だった超能力が守護霊のような人型をとり、能力者とともに戦うようになった。
原作者・荒木飛呂彦氏のインタビューコメントによると、スタンドは超能力を目に見える形で表現したもの。名前の由来は、側に立つものという意味で「Stand by me」からつけられた、とされるが作中でも誰が命名したかまでは明らかになっていない。
作中で、スタンドはそれぞれの能力を象徴する形で描かれる。
基本的には、能力者の分身として、二足歩行の人間のような姿をしているが、第三部主人公・空条承太郎のスタープラチナのように、ほぼ人間体に近いデザインは少数派、むしろ稀である。人外であることを示す意味もあり、頭が鳥であったり、体が戦車だったり、人間にはありえない特徴がほぼ必ずついている。中には、紫色の蔦だったり、髪の毛そのものだったり、と「守護霊」っぽいイメージからは、かけ離れたスタンドも少なくない。
だが、そのキャラクターの多様性や、能力の多様性が人気の理由のひとつだろう。
特殊で尖った能力が多いことから、能力者同士の得手不得手、相性の良し悪しがあり、最強に見えたキャラクターが子供の機転や、とっさの判断で倒されるどんでん返しがしばしば発生する。
また、スタンド能力自体にも、色々と制限がある。
▼射程距離とパワーの関係
空条承太郎のスタープラチナや、東方仗助のクレイジーダイヤモンドなど、スタンド能力者のすぐそばに現れて、能力を行使するタイプのスタンドは、パワー型と呼ばれ驚異的な破壊力を発揮するが、射程距離が短くあまり遠くにいる対象は攻撃できない。
逆に、重ちーのハーヴェストのように、遠くにまで派遣できるタイプのスタンドは距離が稼げる反面、戦闘そのものに向いてないか、破壊力が小さい。
▼出力と持続性の関係
能力の中には第三部ラスボスのDIOのザ・ワールドように「世界を停止させる」など全宇宙に影響を及ぼすようなものもある。しかし、停止できるのは数秒程度が限界、など大きな制限が設けられている場合がほとんど。逆に、効果が非常に小さい能力は、意図的に解除しないかぎり発動し続けるなど、持続性が高いことが多い。
▼成長性
スタンド能力は、キャラクターの生命力から発生した超能力。そのため、成長期のティーンエイジャーに能力が発言した場合は、本人の成長に従って能力そのものが成長して変化していくことがある。
第四部に登場する広瀬康一のエコーズは、ACT1からACT3まで成長している。
そのほか「スタンドはスタンド使い同士でなければ見えない」だとか「自律行動できるスタンドがある」だとか、細かい派生ルールが多々あり、考察好きのファンの頭を悩ませている。
これらスタンドのネーミングとモチーフはシリーズによってさまざま。
第三部では「タロットカード」「エジプト9栄神」がモチーフになっていたが、第四部以降は、音楽バンド名や人名がモチーフとなっていることが多い。
能力設定は8部を経てもなお、斬新なアイデアが盛り込まれており、新キャラクター、新スタンドが登場するたびに、ファンをにぎわせている。
「うあ~数学小テストヤバい。スタンド能力とかでなんとかできないかな……ザ・ワールドとか」
「数秒世界を止めても、テストじゃ意味ないんじゃない」
「じゃあヘブンズドアーで先生の思考を読むっ!」
「カンニングすな」
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