​​『呪術廻戦0』乙骨憂太は異色のヒーローだ。虎杖とは真逆の魅力を考える

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​​『呪術廻戦0』乙骨憂太は異色のヒーローだ。虎杖とは真逆の魅力を考える
興行収入100億円を超える大ヒット映画『劇場版 呪術廻戦0』。この劇場版の主人公・乙骨憂太は、従来の少年漫画らしからぬ特徴をいくつも持つ異質の主人公ともいわれています。そんな彼の魅力とは?
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2021年12月に公開されて以来大ヒットを続け、興行収入100億円を超えて大きな話題となった『劇場版 呪術廻戦 0』。
その舞台は『呪術廻戦』本編の前、虎杖悠仁らが呪術師の世界に入る前であり、本作の主人公は虎杖らの先輩にあたる乙骨憂太です。

劇場版とはいえ、本編の主人公が登場しないということに驚いた方も多いのではないでしょうか。しかしこの乙骨憂太が主人公として描かれることによって『呪術廻戦』本編とはまた違った魅力的な作品に仕上がっているのです。

乙骨が従来の少年漫画らしからぬ特徴を持つ、異質な主人公といわれている理由とは。

本編主人公・虎杖とは真逆の乙骨憂太

週刊少年ジャンプのヒット作の多くでは、強く明るい存在として描かれることが多い主人公。
『ワンピース』のルフィや『ドラゴンボール』の孫悟空、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎などがその代表です。強く、明るく、前向きであるという主人公像は少年漫画の王道でもあります。

『呪術廻戦』本編の主人公である虎杖悠仁も最初から強く明るい存在で、まさにジャンプヒーローの王道のようなキャラ。人付き合いの面でも周囲を積極的に受け入れようとする虎杖ですが、一方で乙骨憂太は全ての人間を拒絶しようとします。
つまり、同じ『呪術廻戦』という作品の主人公でありながら、この2人はまったく真逆の人間像を持つともいえるでしょう。

DVD『劇場版 呪術廻戦 0(豪華版)』

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もちろん、ここでお話した弱さはバトル漫画的な能力についてではなく、あくまで人間としての話。この世界で戦闘力にあたる呪力の面からみると、乙骨憂太は作中でも屈指の存在です。

戦闘における能力は高くても人間としては弱い……こう言ってしまうとキャラとしての魅力が薄いように思えるかもしれません。しかし、乙骨憂太はジャンプヒーローとしては異質の性格を持ちながらも、しっかりと魅力的な主人公としてファンを魅了しています。

なぜなら、乙骨憂太は自身の弱さを強さへと転換することができる――もっと言えば「弱さ」が武器であるとも言えるのです。
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