numan編集部
声優、アニメ、舞台、ゲームまで!オタク女子のための推し活応援メディア
しかし流行とは関係なく、人それぞれがもっている愛の形や推しへの愛。愛の数だけさまざまなジャンルが日々生み出されていくもの。そこで、ちるちるが密かに注目している推しジャンルをお伺いしてみました。
また、後半では商業BL業界全体の動きにも注目! ちるちるが見つめてきたBL業界の過去と現在、その変化とは?
INDEX
【1】喘ぎ攻め
「かっこいい攻めがかわいい受けを愛する……というBLのイメージからか、もっぱら受けばかりが喘いでいることが多いのですが、いやいや! 攻めもっと喘げよ‼ と思ってしまいます。
男(タチ)側がエスコートするものという呪縛からせめてBLでは解き放たれてほしい。また、単純に気持ちよくなっている攻めが見たいというのもあります。BLにおけるSEXはいつも引き分け、WIN-WINでいてほしいです」(ちるちる編集部/以下同)
【2】メスお兄さん
「メスお兄さんは年上だけどメスというギャップがいいです。誰しもセクシーな保険医に夢見ることがありますよね。そんな色気をメスお兄さんは持っていると思います」
地雷の人も結構いらっしゃいますが、そういった行為だからこそ感じられる愛もあると思うんです。その中に芽生える感情…表裏一体な危うさがイイと思います」
――まずは、ドラマやアニメ作品など流行について。他業界のヒット作品がBL業界に影響したり、逆にBLの流行が他業界に影響を与えることはあるのでしょうか?
「とくに連動していないように思います。アニメ作品の影響は大きく、ひとつの作品が流行るとキャラクターがどことなく似ているということはありますが、ストーリー、ジャンルでその影響があることはありません。
ドラマ『おっさんずラブ』がヒットしましたが、春田、牧、武蔵部長のようなキャラや、ストーリーで似たものはありませんでした。
ただ、インターネットの発達――2013年からドコモがiPhoneに参入してスマホが広がったことが、もっともオタク文化の発展に寄与したことは間違いありません」
「スマホで情報交換が手軽にできるようになったこと、解像度の高い画像が見られるようになったことで、オタク活動をより活発に進めることができるようになりました。
SNSで新たな需要が日々発見されるので、それがBLの広がりをさらに大きくしたことは間違いないと思います。
そのため男同士の恋愛を扱うというテーマが挿入されていれば、コアな性癖などをテーマに描いたり、物語が異色な展開でも受け入れられるようになったと思います。そのためBLともう一括りにできないような雰囲気になっています」
「"腐女子"という言葉への強烈なネガティブイメージがなくなりました。オタクに冷たい視線を浴びせるメディアはまだありますが、ここ数年の間に、BL、腐女子に対する世間のみかたは驚くほど変わったように思います。
昭和生まれのBLファン(腐女子)は、80年代~2000年代半ば頃まで、人に知られることを恐れ同人イベントなど限られた機会でオタク活動をしてきました。人前でのおおっぴらな活動を自粛するという不文律があり、それを破るものは叩かれる傾向にありました。
3年ほど前にグループアイドルの一人がテレビで二次創作の話をした際に炎上するなど、人前で語ることは許されないような雰囲気だったと思います。そうしたムードがここ2年でほとんど感じられなくなり、自由に活動ができるようになった気がします」
「みなさん、『BLアワード2019』への投票ありがとうございました! 『BLアワード』合同フェアも開催中ですのでチェックしてみてください」
――ありがとうございました!
「BLアワード2019」、「全国書店員が選んだおすすめBLコミック2019」の上位受賞作品を中心としたBL本を2冊購入すると限定小冊子『HOW TO BL 2019』が1冊配布されます。
小冊子『HOW TO BL 2019』2018年BL界を彩った作品の特別描き下ろし漫画25作品、ランキング上位作家コメントが掲載された68Pの小冊子です。
■詳細ページ
https://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/blnews/no/20452/
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