平成から昭和、腐女子はどう変わった?BL業界「SNSで新たな需要が日々発見される時代に」

掲載/更新 0
平成から昭和、腐女子はどう変わった?BL業界「SNSで新たな需要が日々発見される時代に」
【第三回はこちら!】毎年話題となる「BLアワード2019」が発表に! 今回の記事ではちるちる編集部が見つめてきたBL業界の過去から現在、その変化について伺いします。
■関連記事
BLコミックの流行ジャンルを振り返り!2016年は子育て、2017年はショタ攻め…今年は?

【第一回】
【第二回】の記事で商業BL作品のヒット作や、BL流行ジャンルの移り変わりなどについてBL漫画&小説のレビューサイト「ちるちる」さん(以下、ちるちる)にお聞きしてきました。

しかし流行とは関係なく、人それぞれがもっている愛の形や推しへの愛。愛の数だけさまざまなジャンルが日々生み出されていくもの。そこで、ちるちるが密かに注目している推しジャンルをお伺いしてみました。

また、後半では商業BL業界全体の動きにも注目! ちるちるが見つめてきたBL業界の過去と現在、その変化とは? 

ちるちる編集部が推したいジャンル、3つを発表

まずは、2019年にもっと盛り上がってほしいジャンルを3つ上げていただきました! 

【1】喘ぎ攻め
「かっこいい攻めがかわいい受けを愛する……というBLのイメージからか、もっぱら受けばかりが喘いでいることが多いのですが、いやいや! 攻めもっと喘げよ‼ と思ってしまいます。

男(タチ)側がエスコートするものという呪縛からせめてBLでは解き放たれてほしい。また、単純に気持ちよくなっている攻めが見たいというのもあります。BLにおけるSEXはいつも引き分け、WIN-WINでいてほしいです」(ちるちる編集部/以下同)

【2】メスお兄さん
メスお兄さんは年上だけどメスというギャップがいいです。誰しもセクシーな保険医に夢見ることがありますよね。そんな色気をメスお兄さんは持っていると思います
【3】メリバ
メリバ(メリーバッドエンド)みたいな設定がもっと来てほしいです。
強すぎる依存や不器用で歪んだ愛。客観的にみれば不幸かもしれないけど本人たちにとっては幸せなのかもしれない。世間からはあまり認められないかもしれないけれど、愛の形の1つとして表現されるといいなと思っています。

地雷の人も結構いらっしゃいますが、そういった行為だからこそ感じられる愛もあると思うんです。その中に芽生える感情…表裏一体な危うさがイイと思います」

幅広く、触れやすくなったBL

ここからはBL業界の背景についてお伺いします。平成が終わる前に、昭和の時代からの移り変わりをお聞きしたいと思います。

――まずは、ドラマやアニメ作品など流行について。他業界のヒット作品がBL業界に影響したり、逆にBLの流行が他業界に影響を与えることはあるのでしょうか?

「とくに連動していないように思います。アニメ作品の影響は大きく、ひとつの作品が流行るとキャラクターがどことなく似ているということはありますが、ストーリー、ジャンルでその影響があることはありません。
ドラマ『おっさんずラブ』がヒットしましたが、春田、牧、武蔵部長のようなキャラや、ストーリーで似たものはありませんでした。

ただ、インターネットの発達――2013年からドコモがiPhoneに参入してスマホが広がったことが、もっともオタク文化の発展に寄与したことは間違いありません」

「BLアワード2019」BESTコミック1位『リカー&シガレット』(著者/座裏屋蘭丸  出版社/幻冬舎コミックス)

――具体的にはどのように変化していったのでしょうか?

「スマホで情報交換が手軽にできるようになったこと、解像度の高い画像が見られるようになったことで、オタク活動をより活発に進めることができるようになりました。

SNSで新たな需要が日々発見されるので、それがBLの広がりをさらに大きくしたことは間違いないと思います。
そのため男同士の恋愛を扱うというテーマが挿入されていれば、コアな性癖などをテーマに描いたり、物語が異色な展開でも受け入れられるようになったと思います。そのためBLともう一括りにできないような雰囲気になっています」

「BLアワード2019」より

22 件

この記事のタグ

Comment

コメントはまだありません