numan編集部
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倹約家で几帳面なイケメン弁護士・筧史朗(通称シロさん / 西島秀俊さん)と、人当たりが良くハートがふんわり乙女な美容師・矢吹賢二(通称ケンジ / 内野聖陽さん)という男性カップルの同棲生活あれこれを、ふたりの食事と人々との関わりを軸に描き出します。
第11話では、実家の両親に「ケンジを連れてきなさい」と言われてしまうシロさん。最初は困惑していましたが、カヨコさん一家との交流を経て、徐々に心情に変化が……。
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すると案の定、食事のあとで「お正月に矢吹賢二さんを連れてらっしゃい」と言い出す母親。結婚のようにカッチリした関係ではないから、とシロさんはあたふたしますが、さらに父親(田山涼成さん)から「そんな生半可な気持ちで同性愛をやっているのか!」と言われ、絶句してしまいます。
その後、カヨコさん(田中美佐子さん)宅を訪れたシロさんは、富永一家の父娘ゲンカに遭遇。富永さん(矢柴俊博さん)は、一人娘であるミチル(真凛さん)が結婚して子どもを産んでくれるものと期待していたのですが……ミチルにまったくその気がないと知って「孫の世話ができない」と落胆していたのです。
そんな富永夫妻の姿を自分の両親に重ね、シロさんはそんな風に思います。自分がゲイだから。一人っ子なのに。そんな理由で、孫の顔を見せることは叶わないことに罪悪感を感じていたシロさん。
でも「親って、変な生き物でしょ?」と笑うカヨコさんのおかげで、自分が“ゲイだから”ではなく、親とはそういう生き物なのだと理解できたみたいです。落ち込んだままの富永さんを見るシロさんの表情は、とてもやさしいものでした。
ところが、到着した小日向さんの前でさりげなく指輪をチラチラさせるも、まったく気づかれず。ちょっと肩透かしを食らうケンジでしたが、ジルベール相手には効果てきめん! 指輪に気づいて明らかに動揺するジルベールに対し、勝ち誇ったケンジの表情……(笑)。
「何このデブ製造機みたいなメニュー!」
自分たちへの嫌がらせだ、と言いつつ、明太子ディップが止まらないジルベール。さらにシロさんに焼きナスのラザニアを山盛りにされ、いや~!と絶叫しながらもおいしくて食べる手が止まりません。「全部食べちゃったじゃないのよ!」と怒りながらも、完食してしまうのでした。
シロさんの料理のおいしさを、自分のことのように誇らしげにしているケンジの可愛さもさることながら、シロさんがすっかりジルベールの扱いに慣れていて、やりとりを純粋に楽しんでいる様子がとても良かった4人のお食事シーン。小日向さんが相変わらずジルベールにはまるで勝てないところも、可愛かったですね!
「いや、正月は……ケンジ連れて、俺の実家に帰ろうと思ってるんで」
思いがけないその言葉に、呆気に取られるケンジ。とっさに言葉が出てきません。
ジルベールは「親にショックを与えるだけ。どうしたってゲイへの偏見がなくなるわけじゃない、それが現実」と反対しますが、その言葉にシロさんは納得しつつも「両親がどう思ったのか、ずっと考えてた」と、涙ながらに語るのです。
普段のシロさんからは考えられないほど感情があふれた言葉に、じっと聞き入る3人。小日向さんとケンジの瞳には、涙が浮かんでいました。
その道を「俺は不幸じゃないとわかってほしい」と歩もうとするシロさん。その決意は、ケンジに対しても両親に対してもとても真摯で、すごくシロさんらしいと感じました。
突然のことを謝るシロさんに「俺、行くから」と言ってシロさんの手をにぎりしめるケンジ、その手をさらににぎり返して笑顔を浮かべるシロさん。2人の絆の強さに胸を打たれる、『何食べ』屈指の名シーンでした。
そのおいしさは、ジルベールに「どんぶりいっぱい食べたい」と言わせたほど……食べてみたい~!
こってり系のメニューの後に、紅茶の香りでお口の中がさっぱりしそう。今年のクリスマスメニューは例年より少し豪華だったみたいだし、お口直しにピッタリだったんでしょうね。
でも、砂糖に加えてチューブまるごと1本分のコンデンスミルクが入っていると思うと、どんぶりで食べるのは危ないんじゃないかな~(笑)。
シロさんの実家を訪れたケンジは、どうやらガッチガチに緊張している様子。でも、シロさんの卒業アルバムを見ながら、お父さんと2人で話しているようです。
シロさんに抱きつくケンジの幸せそうな笑顔と、「なるべくお前にはハッピーでいてほしいと思ってる」というシロさんの言葉に……アアアアアア!
もう!観ているわたしたちだってなるべく2人にハッピーでいてほしいと思ってるよおぉおぉぉ!
というわけで、絶対に見逃せない最終話。放送間近です!
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